和歌山市(わかやまし)は、和歌山県の北部に位置する都市。和歌山県の県庁所在地及び県内で人口が最多の市で、中核市に指定されている。
政令指定都市でないものの、人口密度は政令指定都市である仙台市や広島市などよりも高い。
概要
県人口の約40%が暮らしている。中世には海南市の一部とともに「雑賀の里」と称された[1]。江戸時代には徳川家の御三家の一つである紀伊徳川家が治める和歌山藩の城下町として栄え、「若山」とも表記された。戦前には、中心市街地のぶらくり丁商店街は大阪・ミナミと比肩する繁華街として栄華を極めたが、現在はシャッター商店街に衰退している[2][3]。
地理
位置
紀の川の河口に位置し、中心市街地は左岸に形成されている。
地形
河川
- 主な川
海域
気候
和歌山市
|
雨温図(説明) |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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気温(°C) |
総降水量(mm) | 出典:気象庁 |
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インペリアル換算 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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気温(°F) |
総降水量(in) |
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瀬戸内海式気候である。[5]
- 気温 - 最高38.5℃(2013年〈平成25年〉8月11日)、最低-6.0℃(1945年〈昭和20年〉1月28日)
- 最大日降水量 - 353.5ミリメートル(2000年〈平成12年〉9月11日)
- 最大瞬間風速 - 57.4メートル(2018年〈平成30年〉9月4日)
- 最深積雪 - 40センチメートル(1883年〈明治16年〉2月8日)
- 夏日最多日数 - 159日(1998年〈平成10年〉)
- 真夏日最多日数 - 87日(1961年〈昭和36年〉、2023年〈令和5年〉)
- 猛暑日最多日数 - 22日(1967年〈昭和42年〉)
- 熱帯夜最多日数 - 51日(2023年〈令和5年〉)
- 冬日最多日数 - 51日(1945年〈昭和20年〉)
和歌山市(和歌山地方気象台)の気候
|
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
|
最高気温記録 °C (°F)
|
21.2 (70.2)
|
22.0 (71.6)
|
24.5 (76.1)
|
30.0 (86)
|
32.4 (90.3)
|
35.3 (95.5)
|
37.8 (100)
|
38.5 (101.3)
|
35.8 (96.4)
|
32.3 (90.1)
|
27.7 (81.9)
|
25.2 (77.4)
|
38.5 (101.3)
|
平均最高気温 °C (°F)
|
9.8 (49.6)
|
10.7 (51.3)
|
14.3 (57.7)
|
19.7 (67.5)
|
24.3 (75.7)
|
27.1 (80.8)
|
31.1 (88)
|
32.6 (90.7)
|
29.0 (84.2)
|
23.4 (74.1)
|
17.9 (64.2)
|
12.5 (54.5)
|
21.0 (69.8)
|
日平均気温 °C (°F)
|
6.2 (43.2)
|
6.7 (44.1)
|
9.9 (49.8)
|
15.1 (59.2)
|
19.7 (67.5)
|
23.2 (73.8)
|
27.2 (81)
|
28.4 (83.1)
|
24.9 (76.8)
|
19.3 (66.7)
|
13.8 (56.8)
|
8.6 (47.5)
|
16.9 (62.4)
|
平均最低気温 °C (°F)
|
2.9 (37.2)
|
3.1 (37.6)
|
5.8 (42.4)
|
10.7 (51.3)
|
15.6 (60.1)
|
20.1 (68.2)
|
24.3 (75.7)
|
25.1 (77.2)
|
21.5 (70.7)
|
15.6 (60.1)
|
9.9 (49.8)
|
5.1 (41.2)
|
13.3 (55.9)
|
最低気温記録 °C (°F)
|
−6.0 (21.2)
|
−5.4 (22.3)
|
−4.0 (24.8)
|
−1.4 (29.5)
|
3.7 (38.7)
|
9.0 (48.2)
|
14.4 (57.9)
|
13.5 (56.3)
|
11.2 (52.2)
|
4.3 (39.7)
|
−0.6 (30.9)
|
−3.0 (26.6)
|
−6.0 (21.2)
|
降水量 mm (inch)
|
48.7 (1.917)
|
62.0 (2.441)
|
96.9 (3.815)
|
98.4 (3.874)
|
146.6 (5.772)
|
183.5 (7.224)
|
175.8 (6.921)
|
101.8 (4.008)
|
181.3 (7.138)
|
160.8 (6.331)
|
95.9 (3.776)
|
62.7 (2.469)
|
1,414.4 (55.685)
|
降雪量 cm (inch)
|
0 (0)
|
1 (0.4)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
1 (0.4)
|
平均降水日数 (≥0.5mm)
|
7.2
|
7.9
|
10.3
|
10.0
|
10.4
|
12.5
|
10.6
|
7.2
|
10.2
|
9.6
|
7.3
|
7.7
|
111.1
|
平均降雪日数 (≥0cm)
|
8.8
|
8.7
|
2.1
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
5.7
|
25.4
|
% 湿度
|
61
|
61
|
60
|
61
|
64
|
72
|
73
|
70
|
69
|
67
|
66
|
63
|
66
|
平均月間日照時間
|
135.8
|
143.1
|
179.6
|
196.9
|
207.6
|
157.6
|
206.1
|
239.9
|
173.2
|
169.9
|
147.7
|
135.4
|
2,100.1
|
出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年、気温極値:1879年 - 現在)[6][7]
|
地域
和歌山市の中心市街地には、城下町としての名残を留めた小さな町が点在し、町名に「○○丁」と「○○町」とが混在する[注釈 1]。丁は「ちょう」と読んでかつての武家町を、町は「まち」と読み同じく町人町を表す(一部「町」でも「ちょう」と読む例あり)。
人口
1985年(昭和60年)の国勢調査で40万1352人を記録して以降は減少傾向となっている。2021年(令和3年)の人口は約35万5000人。
|
和歌山市と全国の年齢別人口分布(2005年)
|
和歌山市の年齢・男女別人口分布(2005年)
|
■紫色 ― 和歌山市 ■緑色 ― 日本全国
|
■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
|
和歌山市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
|
365,267人
|
|
1975年(昭和50年)
|
389,717人
|
|
1980年(昭和55年)
|
400,802人
|
|
1985年(昭和60年)
|
401,352人
|
|
1990年(平成2年)
|
396,553人
|
|
1995年(平成7年)
|
393,885人
|
|
2000年(平成12年)
|
386,551人
|
|
2005年(平成17年)
|
375,591人
|
|
2010年(平成22年)
|
370,364人
|
|
2015年(平成27年)
|
364,154人
|
|
2020年(令和2年)
|
356,729人
|
|
|
総務省統計局 国勢調査より
|
地区
和歌山市には42の地区があり、それぞれの地区には支所・連絡所が設置されている[8]。和歌山市には、平成28年4月1日時点で1147の自治会があり、さらにこれが一定の地区ごとにまとまった42の連合自治会がある。また、42の連合自治会が10のブロックを構成し各ブロック内で複数の連合自治会が有機的につながり、住民自治が進められている。そこで、和歌山市における地域別計画において、この10ブロックに区分されている[9][10]。
和歌山市42地区
|
地区名
|
人口(人)[11]
|
面積(km2)[12]
|
人口密度(人/km2)
|
支所・連絡所・市役所の住所
|
第1ブロック
|
加太
|
2,887
|
16.68
|
173.08
|
和歌山市加太2692
|
西脇
|
12,986
|
8.12
|
1599.26
|
和歌山市西庄1016-90
|
木本
|
17,908
|
4.24
|
4223.58
|
和歌山市木ノ本127-2
|
松江
|
9,442
|
3.74
|
2524.60
|
和歌山市松江中3丁目4-17
|
第2ブロック
|
貴志
|
20,173
|
7.50
|
2689.73
|
和歌山市向88-1
|
野崎
|
16,614
|
3.36
|
4944.64
|
和歌山市野崎194-1
|
湊
|
2,998
|
4.67
|
641.97
|
和歌山市湊3丁目8-21
|
楠見
|
19,461
|
7.31
|
2662.24
|
和歌山市楠見中98-7
|
第3ブロック
|
有功
|
16,393
|
7.62
|
2151.31
|
和歌山市園部1456-1
|
直川
|
3,752
|
9.41
|
398.72
|
和歌山市直川1254
|
紀伊
|
10,094
|
12.68
|
796.06
|
和歌山市弘西1034-1
|
山口
|
3,103
|
12.88
|
240.92
|
和歌山市里146-2
|
川永
|
5,932
|
4.29
|
1382.75
|
和歌山市楠本283
|
第4ブロック
|
四箇郷
|
16,825
|
4.21
|
3996.44
|
和歌山市有本186-3
|
西和佐
|
5,956
|
5.40
|
1102.96
|
和歌山市栗栖72
|
和佐
|
6,189
|
7.29
|
848.97
|
和歌山市井ノ口255-1
|
小倉
|
7,971
|
11.66
|
683.62
|
和歌山市新庄45-2
|
第5ブロック
|
三田
|
7,300
|
2.88
|
2534.72
|
和歌山市坂田286
|
岡崎
|
9,055
|
5.68
|
1594.19
|
和歌山市森小手穂1262-1
|
安原
|
8,986
|
9.98
|
900.40
|
和歌山市桑山38-1
|
西山東
|
5,139
|
5.92
|
868.07
|
和歌山市吉礼342-2
|
東山東
|
2,998
|
15.39
|
194.80
|
和歌山市山東中51
|
第6ブロック
|
宮北
|
6,577
|
0.99
|
6643.43
|
和歌山市黒田205-2
|
宮
|
23,026
|
4.71
|
4888.75
|
和歌山市太田2丁目1-26
|
宮前
|
15,692
|
3.49
|
4496.28
|
和歌山市北中島1丁目7-1
|
第7ブロック
|
雑賀崎
|
1,278
|
1.12
|
1141.07
|
和歌山市雑賀崎1286
|
雑賀
|
17,250
|
4.83
|
3571.43
|
和歌山市西浜1丁目4-48
|
田野
|
626
|
0.34
|
1841.18
|
和歌山市田野343
|
和歌浦
|
8,696
|
3.04
|
2860.53
|
和歌山市和歌浦西2丁目1-19
|
名草
|
18,767
|
7.98
|
2351.75
|
和歌山市紀三井寺673-1
|
第8ブロック
|
砂山
|
7,274
|
2.61
|
2786.97
|
和歌山市砂山南2丁目1-4
|
今福
|
3,999
|
0.45
|
8886.67
|
和歌山市今福2丁目2-88
|
吹上
|
5,883
|
1.24
|
4744.35
|
和歌山市堀止東1丁目6-17
|
高松
|
7,889
|
1.20
|
6574.17
|
和歌山市東高松2丁目4-46
|
第9ブロック
|
雄湊
|
5,504
|
1.07
|
5143.93
|
和歌山市伝法橋南ノ丁16
|
城北
|
4,395
|
1.51
|
2910.60
|
和歌山市西鍛冶屋町7
|
本町
|
3,400
|
0.67
|
5074.63
|
和歌山市北桶屋町7
|
中之島
|
6,830
|
1.43
|
4776.22
|
和歌山市中之島1495
|
第10ブロック
|
広瀬
|
5,448
|
0.80
|
6810.00
|
和歌山市広瀬中ノ丁1丁目16
|
芦原
|
2,292
|
0.63
|
3638.10
|
和歌山市雄松町4丁目18-2
|
大新
|
2,989
|
0.58
|
5153.45
|
和歌山市新大工町23
|
新南
|
4,177
|
0.70
|
5967.14
|
和歌山市木広町4丁目23
|
計
|
364,154
|
210.30
|
1731.59
|
和歌山市七番丁23
|
隣接自治体
- 和歌山県
- 大阪府
- 兵庫県
- 徳島県
歴史
先史
古代
近世
近代
- 明治
- 大正
- 昭和
- 1935年(昭和10年) - 2代目「和歌山市歌」制定。
- 1940年(昭和15年) - 皇紀2600年記念で3代目「和歌山市歌」制定。
- 1945年(昭和20年)7月9日 - 和歌山大空襲、旧国宝和歌山城天守焼失。
現代
- 昭和
- 1947年(昭和22年)6月7日から8日 - 昭和天皇が和歌山城址、和歌山高等女学校、新南小学校などに行幸(昭和天皇の戦後巡幸)[13]。
- 1955年(昭和30年)7月5日 - 市制66周年を記念し4代目の現「和歌山市市歌」を制定。作詞・佐藤春夫、作曲・山田耕筰。
- 1958年(昭和33年)10月1日 - 和歌山城天守再建。
- 1965年(昭和40年)9月14日 - 台風24号に刺激を受けた秋雨前線により集中豪雨。14日の時点で加太、和歌浦地区などで床上浸水413戸以上、床下浸水1820戸以上[14]。
- 1966年(昭和41年)11月3日 - 市民憲章制定。
- 平成
- 1997年(平成9年)4月1日 - 中核市に指定。
- 2007年(平成19年) - 「和歌山市中心市街地活性化基本計画」が内閣総理大臣によって認定。
- 令和
- 2021年(令和3年)10月3日 - 六十谷水管橋の一部が崩落し市内の4割にあたる約6万世帯(約13万8000人)の居住地域に断水などの影響が発生[15]。
行政区画の変遷
編入した町村の所属郡は、特記以外は全て海草郡。
行政
市長
- 歴代市長
和歌山市官選市長
|
代
|
人
|
氏名
|
在職期間
|
期
|
出身地
|
学職歴
|
備考
|
1
|
1
|
長屋喜弥太 ながや きやた
|
1889年4月1日 - 1897年
|
|
和歌山藩
|
和歌山区長
|
|
2
|
2
|
加藤杲 かとう あきら
|
1897年 - 1915年
|
|
|
|
|
3
|
3
|
遠藤慎司 えんどう しんじ
|
1915年 - 1923年
|
|
|
|
|
4
|
4
|
紀俊秀 きい としひで
|
1923年 - 1931年
|
|
|
貴族院議員
|
旧紀伊国造家(旧男爵)出身
|
5
|
5
|
渡辺行太郎 わたなべ いくたろう
|
1931年 - 1935年
|
|
|
|
|
6
|
6
|
有川定一 ありかわ ていいち
|
1935年 - 1936年
|
|
|
|
|
7
|
7
|
田口易之 たぐち やすゆき
|
1936年 - 1946年
|
|
|
|
|
8
|
8
|
鈴木康四郎 すずき こうしろう
|
1946年 - 1947年
|
1
|
和歌山県
|
和歌山県立田辺中学校卒 和歌山市助役
|
退任後、和歌山県議会議員
|
和歌山市公選市長
|
代
|
人
|
氏名
|
在職期間
|
期
|
出身地
|
学職歴
|
備考
|
1-5
|
1
|
高垣善一 たかがき ぜんいち
|
1947年 - 1966年5月31日
|
5
|
和歌山県
|
関西大学法文学部・経商学部卒 和歌山市議会議長
|
任期途中で死去。
|
6-10
|
2
|
宇治田省三 うじた しょうぞう
|
1966年 - 1986年
|
5
|
和歌山県
|
立命館大学法文学部卒 和歌山県議会議員
|
6選を目指して立候補した市長選挙で落選し退任。
|
11-13
|
3
|
旅田卓宗 たびた たくそう
|
1986年 - 1995年12月
|
3
|
和歌山県
|
和歌山県立和歌山工業高等学校卒 和歌山県議会議員
|
任期途中で辞職し、和歌山県知事選に立候補するも落選。
|
14
|
4
|
尾崎吉弘 おざき よしひろ
|
1995年12月 - 1998年
|
1
|
和歌山県
|
和歌山県立桐蔭高等学校卒 和歌山県議会議員
|
収賄事件で逮捕・辞職。
|
15
|
3
|
旅田卓宗 たびた たくそう
|
1999年1月 - 2002年8月
|
1
|
和歌山県
|
和歌山工業高等学校卒 和歌山市議会議員
|
任期途中で辞職し、出直し市長選に立候補するも落選。 その後、市長在任中の収賄容疑で逮捕・起訴。 勾留中に市議選に立候補して当選。 市議在任中に最高裁で刑が確定して失職。
|
16-18
|
5
|
大橋建一 おおはし けんいち
|
2002年8月 - 2014年8月24日
|
3
|
和歌山県
|
東京大学文学部卒 毎日新聞記者
|
|
19-20
|
6
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尾花正啓 おばな まさひろ
|
2014年8月25日 - 現職
|
3
|
和歌山県
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東京大学農学部・工学部卒 和歌山県庁(最終職は県土整備部長)
|
|
議会
市議会
- 定数 - 38人
- 任期 - 2023年5月2日から2027年5月1日まで
- 議長 - 丹羽直子(2024年6月11日現在)
- 副議長 - 園内浩樹(2024年6月11日現在)
会派構成(2024年10月16日現在)
会派名
|
議員数
|
創和クラブ
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14
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公明党議員団
|
8
|
民主クラブ
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5
|
和歌山興志クラブ
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4
|
日本共産党和歌山市会議員団
|
3
|
日本維新の会
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2
|
欠員
|
2
|
県議会
- 定数:15名
- 選挙区:和歌山市選挙区
- 任期:2023年4月30日 - 2027年4月29日
議員名 |
会派名 |
備考
|
森礼子 |
自由民主党県議団 |
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小川浩樹 |
公明党県議団 |
|
中尾友紀 |
公明党県議団 |
|
尾崎太郎 |
自由民主党県議団 |
|
山下直也 |
自由民主党県議団 |
|
林隆一 |
日本維新の会 |
|
岩井弘次 |
公明党県議団 |
|
長坂隆司 |
改新クラブ |
党籍は無所属
|
藤本眞利子 |
改新クラブ |
党籍は無所属
|
浦口高典 |
改新クラブ |
党籍は国民民主党
|
片桐章浩 |
改新クラブ |
党籍は無所属
|
新島雄 |
自由民主党県議団 |
|
井出益弘 |
自由民主党県議団 |
|
浦平美博 |
日本維新の会 |
|
奥村規子 |
日本共産党県議団 |
|
衆議院
- 選挙区:和歌山1区(和歌山市)
- 任期:2023年4月25日 - 2025年10月30日
- 投票日:2023年4月23日
当日有権者数:304,221人 最終投票率:44.11%
施設
文化施設
運動施設
対外関係
姉妹都市・提携都市
海外
- 姉妹都市
経済
第一次産業
農業、漁業といった第一次産業も盛んである。
農業
農業では稲作のほか、野菜栽培が行われている。全国屈指の生産量を誇る名産にショウガがある。中でも新生姜が有名で、河西地区、布引地区、小豆島地区で作られている。ハウス栽培が主流であり、産地ごとに出荷時期をずらし、出荷期間を長くする戦略をとっている。これらは大都市圏に出荷されているほか、近年はジンジャーエール、アイスクリーム、ジャムなどの特産品開発も進んでいる。そのほか、布引ダイコンとして知られるダイコン、ハクサイ、キャベツ、ピーマンなどの生産量も多い。
漁業
漁業は市北部の加太漁港と市南部の和歌浦、雑賀崎漁港が中心となっており、前者はタコやタイ、後者はシラスやハモ、クマエビ(アシアカエビ)などが水揚げされている。
第二次産業
南部の三葛と紀三井寺を中心とするニット産業は日本一で、丸編みニットは和歌山県が全国シェアの37%を占める[16]。
工業
- 主な工場
第三次産業
近年、郊外化など消費変化による経済力の衰えと、大阪都市圏への交通網の整備などによるストロー現象による人口減少が大きな問題となっている。平成23年度の市の事業として、道路網の充実の他、経済・雇用情勢への対応として企業や起業家の誘致(ふるさと起業)、廃校になった学校を利用するなどして医療系や教育・保育系の大学、短大を新たに4校誘致[17]。するなど、減少した人口の回帰や経済復興索を打ち出している。
商業
市内消費経済として、和歌山市中心部に位置し、かつて泉南地方からも購買層を持っていたぶらくり丁商店街は、地元老舗百貨店「丸正」が自己破産となり、大丸、ビブレなど集客力の高い店舗が相次いで閉店。さらに、大阪都市圏への交通網の整備などによるストロー現象に加え、市内においては郊外型大型ショッピングセンター(主にオークワ系)の相次ぐ出店により、郊外化など人の流れに大きな変化が起き、いわゆるシャッター通りと化している。ぶらくり丁には2005年10月、大手量販店ドン・キホーテを、2007年11月には旧丸正跡地に複合施設「フォルテワジマ」を開設するなど、市は構造改革特別区域法を利用して規制緩和、人の流れの回帰に努めている。
本社を置く企業
- 建設業
- 製造業
- 運輸・情報通信業
- 商業
- 金融機関
情報・通信
マスメディア
新聞社
放送局
- テレビ局
- この他に近畿広域圏のテレビ放送が受信できる。
- ラジオ局
教育
大学
- 国立
- 県立
- 私立
短期大学
- 私立
高等学校
- 県立
- 市立
- 私立
義務教育学校
中学校
- 国立
- 県立
- 市立
- 私立
小学校
- 国立
- 私立
- 市立
特別支援学校
- 国立
- 県立
インターナショナルスクール
交通
鉄道
市内のターミナル駅としてはJR西日本の和歌山駅と南海電鉄の和歌山市駅がある。しかし、行政機関や金融機関、商店などが集積する和歌山城や本町通りの周辺へは、いずれの駅からも徒歩10〜30分の距離があり、路線バスが補っている。かつては南海和歌山軌道線(路面電車)が和歌山駅[19]・和歌山市駅から和歌山城付近を通り、国道42号を南下して和歌浦・海南駅まで伸びていたが、1971年(昭和46年)に廃止された。
鉄道路線
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 和歌山電鐵
- 南海電気鉄道
バス
路線バス
- 美山線(和歌山市駅前 - 金屋口 - 川原河)
- その他 - かつては御坊南海バスや大十バスも南海和歌山市駅まで乗り入れていたが、いずれも廃線となっている。
地域コミュニティバス
和歌山市では、バス路線の廃止などによる交通不便地域住民の移動手段の確保を図るため、行政主体の運営ではなく、バスを必要とする地域住民が主体となって、計画・運行する乗合バス事業に市が上限を定め支援するバスを、地域コミュニティバスとして走らせている[20]。
和歌山市地域コミュニティバス 運行状況一覧
|
路線名
|
起点
|
主な経由バス停
|
終点
|
キロ程(km)
|
所要時間(分)
|
運行回数
|
年間利用者数
|
運賃
|
往路
|
復路
|
往路(土休日)
|
復路(土休日)
|
運行中
|
紀三井寺団地線
|
琴の浦リハビリテーションセンター
|
オークワ紀三井寺店, 医大病院
|
紀三井寺駅
|
6.0
|
6.0
|
30
|
5(0)
|
5(0)
|
4,330(令和4年度)
|
一律200円
|
有功線
|
やまびこ公園
|
東ニュータウン,オークワ六十谷店
|
六十谷駅
|
6.4
|
6.4
|
29
|
平日・土曜日6
日曜日0
|
平日・土曜日6
日曜日0
|
|
一律200円
|
木本・西脇線
|
緑ヶ丘
|
労災病院, 八幡前駅前
|
八幡台
|
8.4
|
8.4
|
31
|
平日・土曜日6
日曜日0
|
平日・土曜日6
日曜日0
|
|
一律200円
|
実証運行(R3.11.1~R3.12.28)
|
湊地区ルート
|
湊文化会館
|
ガーデンパーク
|
和歌山市駅
|
6.6
|
6.6
|
22
|
6(6)
|
6(6)
|
|
一律200円
|
有功地区ルート
|
やまびこ公園
|
東ニュータウン,オークワ六十谷店
|
六十谷駅
|
6.4
|
6.4
|
29
|
8(8)
|
8(8)
|
|
一律200円
|
木本地区ルート
|
緑ヶ丘
|
労災病院
|
八幡前駅前
|
4.6
|
4.6
|
21
|
6(6)
|
6(6)
|
|
一律200円
|
実証運行(R4.11.1~R5.2.28)[21]
|
湊地区ルート
|
湊文化会館
|
ガーデンパーク
|
和歌山市駅
|
|
|
|
|
|
|
|
有功地区ルート
|
やまびこ公園
|
オークワ六十谷店
|
六十谷駅
|
|
|
|
|
|
|
|
木本・西脇地区ルート
|
緑ヶ丘
|
労災病院
|
八幡台
|
|
|
|
|
|
|
|
安原地区ルート
|
東部コミュニティセンター
|
岡崎駅前
|
スーパー松源内原店
|
|
|
|
|
|
|
|
川永地区ルート
|
スーパーセンターイズミヤ紀伊川辺店
|
川永団地
|
紀伊駅西ローソン弘西店
|
|
|
|
|
|
|
|
四箇郷地区ルート
|
シカゴテラス
|
生協病院
|
和歌山市駅
|
|
|
|
|
|
|
|
シカゴテラス
|
生協病院
|
和歌山駅
|
|
|
|
|
|
|
|
シカゴテラス
|
スーパーエバーグリーン四ヶ郷店
|
シカゴテラス
|
|
|
|
|
|
|
|
紀三井寺地区ルート
|
オークワ紀三井寺店
|
医大病院
|
紀三井寺駅
|
|
|
|
|
|
|
|
デマンド型乗合タクシー
和歌山市では、交通不便地域の中でも、人口密度が低いため需要が少なく、地域バスが運行できない地域の住民が最寄りの駅やバス停まで移動するため、セダン型やワゴン型の一般のタクシー車両を利用して、運行ルート、停留所設置場所、運賃、ダイヤを設定し、利用者からの予約があった場合にのみ運行する予約型乗合タクシーを運行している[22]。
和歌山市デマンド型乗合タクシー 運行状況一覧
|
路線名
|
系統名
|
起点
|
主な経由バス停
|
終点
|
片道キロ程(km)
|
所要時間(分)
|
運行回数(土休日)
|
年間利用者数
|
運行中
|
加太地区デマンド型乗合タクシー
|
大川系統
|
大川
|
加太駅
|
松源前
|
8.75
|
26
|
4(4)
|
7
|
淡嶋神社系統
|
淡嶋神社
|
加太駅
|
松源前
|
5.4
|
23
|
4(4)
|
152
|
サニータウン系統
|
サニータウン自治会館
|
加太駅
|
松源前
|
6.0
|
22
|
4(4)
|
136
|
実証運行(H30.9.5~H30.9.24)
|
小倉地区デマンド型乗合タクシー
|
上三毛自治会館系統
|
上三毛自治会館
|
紀伊小倉駅
|
辻岡医院
|
|
22
|
4(4)
|
9
|
勝宝台系統
|
勝宝台
|
紀伊小倉駅
|
辻岡医院
|
|
34
|
4(4)
|
金谷自治会館系統
|
金谷自治会館
|
辻岡医院
|
紀伊小倉駅
|
|
23
|
4(4)
|
実証運行(H30.9.27~H30.10.16)
|
湊地区デマンド型乗合タクシー
|
|
鹿島建設前
|
湊公園
|
ガーデンパーク
|
|
12
|
4(4)
|
18
|
実証運行(H30.10.19~H30.11.7)
|
和佐地区デマンド型乗合タクシー
|
禰宜自治会館系統
|
禰宜自治会館
|
赤十字血液センター
|
布施屋駅
|
|
26
|
4(4)
|
11
|
下和佐自治会館系統
|
下和佐自治会館
|
赤十字血液センター
|
布施屋駅
|
|
28
|
4(4)
|
道路
高速道路
国道
県道
- 主要地方道
- 一般県道
主な通り
- 中心市街地(南北方向)
- 中心市街地(東西方向)
- その他
航路
港湾
船舶
観光
主な観光地として和歌浦や徳川吉宗など紀伊徳川家で知られる和歌山城がある。和歌山市の売り込みの強化・ゆるキャラといったキャラクター展開など、観光面は平成23年度の和歌山市の3大中心事業[要出典]として対外アピールを行っている。
名所・旧跡
史跡
寺院
神社
観光スポット
自然景勝地
レジャー
文化・名物
祭事・催事
スポーツ
野球
サッカー
出身関連著名人
出身著名人
- 芸能
- ミュージシャン
- 作家・画家
- スポーツ選手
- 政治家
- 実業家
- 放送
- 学者
- 医師
- 法律家
- 映画評論家
- その他の文化人
- 歴史上の人物
- その他
和歌山市を舞台とした作品
- 『鉄道唱歌第五集 関西・参宮・南海篇』(1900年11月)
- 49.親のめぐみの粉河より 又乗る汽車は紀和の線 船戸田井の瀬うちすぎて 和歌山みえし嬉しさよ
- 50.紀の川口の和歌山は 南海一の都会にて 宮は日前国懸(ひのくまくにかかす) 旅の心の名草山
- 51.紀三井寺より見わたせば 和歌の浦波しづかにて こぎゆく海士(あま)の釣船は うかぶ木の葉か笹の葉か
- 52.芦辺のあしの夕風に 散り来る露の玉津島 苫が島には灯台の 光ぞ夜は美しき
- 53.蜜柑のいづる有田村 鐘の名ひびく道成寺 紀州名所は多けれど 道の遠きを如何(いか)にせん
- 54.みかへる跡に立ちのこる 城の天主の白壁は 茂れる松の木の間(このま)より いつまで吾を送るらん
- 55.北口いでて走りゆく 南海線の道すがら 窓に親しむ朝風の 深日はここよ夢のまに
- 大和田建樹は『鉄道唱歌』において歴史・地理的に重要な位置に多く歌詞を割り当てる傾向があり、第五集では伊勢と吉野山・高野山、そしてこの和歌山が該当する(奈良は、『鉄道唱歌』の付録である『奈良めぐり』において歌いこんだ)。なお、この当時は現在の和歌山駅と和歌山市駅は開業しておらず、南海本線の和歌山終点は紀ノ川の北部に設けられた和歌山北口駅(現在の紀ノ川駅)、紀和鉄道(和歌山線の前身)のターミナル駅は(旧)和歌山駅(1968年に紀和駅へ改称)であった。
- 松本清張の小説。市内の淡嶋神社などを舞台とする。
- 古都清乃のヒット曲。市内随一の繁華街であるぶらくり丁などを舞台とする。
- 田中靖規の漫画。市内の友ヶ島を舞台とするサスペンス。
脚注
注釈
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
和歌山市に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
- 行政
- 観光
|
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注: 順位は2021年国勢調査時の市域人口による。 |
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