田井ノ瀬駅(たいのせえき)は、和歌山県和歌山市岩橋(いわせ)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線の駅である。
概要
かつては、阪和線の紀伊中ノ島駅を経由して紀和駅(旧・和歌山駅)に入り、南海本線の和歌山市駅へと、ほとんどの列車が直通運転を行っていたが、1974年に、このルートは廃止された[1]。
駅名は「田井ノ瀬」であるが、県道(和歌山県道14号和歌山打田線)の地点名は「田井之瀬」、バス(和歌山バス那賀橋本線)の停留所名は「田井の瀬」であるなど、表記が統一されていない。
なお、田井の瀬停留所は和歌山バス那賀の2019年4月1日ダイヤ改正で那賀線:211系統が廃止されたことにより廃止された。
歴史
年表
鉄道唱歌
1900年(明治33年)に大和田建樹が作詞した鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)49番の歌詞にて、当駅が登場する。
親のめぐみの粉河より 叉乗る汽車は紀和の線舟戸田井ノ瀬うちすぎて 和歌山みえし嬉しさよ
なお、歌詞中の「和歌山」は、現在の紀和駅のことである。
駅構造
相対式ホーム2面2線の、交換設備を備えた地上駅。和歌山駅管理の無人駅。2005年に駅舎が撤去され、コンクリート製のボックスカルバートを転用した簡素な出入口となった。そこに自動券売機が設置されている。出入口は粉河方面行きホーム側にあり、和歌山行きホームへはホーム西側に設置されている跨線橋で連絡していた。2021年6月に、和歌山行きホームに出入口と、ICOCAチャージ対応券売機を設置した待合所が新設された。跨線橋は2021年6月に閉鎖され、その後撤去されている。トイレは設置されていない。
のりば
利用状況
近年の1日平均乗車人員は以下の通り[8][9][10]。
年度
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1日平均 乗車人員
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1998年
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310
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1999年
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286
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2000年
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281
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2001年
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284
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2002年
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269
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2003年
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256
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2004年
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274
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2005年
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274
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2006年
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269
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2007年
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272
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2008年
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283
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2009年
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294
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2010年
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267
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2011年
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277
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2012年
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282
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2013年
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299
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2014年
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298
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2015年
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322
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2016年
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337
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2017年
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329
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2018年
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333
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2019年
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330
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2020年
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277
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2021年
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297
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2022年
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285
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駅周辺
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 和歌山線
- ■快速
- 通過
- ■普通
- 千旦駅 - 田井ノ瀬駅 - 和歌山駅(JR-R54)
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 和歌山線(旧線)
- (千旦駅 -) 田井ノ瀬駅 - 紀伊中ノ島駅
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
田井ノ瀬駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク