|
株式会社マミーマート[1](英: Mammy Mart Corporation)は、埼玉県東松山市に登記上の本店を置き、さいたま市北区に本社機能を置く、スーパーマーケットやショッピングセンターを展開する企業である。東京証券取引所スタンダード市場に上場。CGCグループに加盟。
概要
食品スーパーマーケットの「マミーマート」、「生鮮市場TOP」「マミープラス」を運営し、それぞれの店舗の商圏構成によって業態を使い分けている。現在の店舗数は79店舗(2021年7月現在)。
名称の由来には、「マミー(お母さん)のようにやさしく誰からも愛される、明るく親しみやすく暖かみのある店づくりを」という願いと、「マート(市場)のように活気ある生活に密着した『場』やサービス」という願いが込められている。なお、食品スーパーブランドの「マミーマート」の英字表記はmami martとなっており、会社名のそれとは異なっている。
埼玉県東松山市で「八百清」という八百屋として創業、食品スーパーに転換後も同名を使用していたが、チェーンストア展開を開始してからは商号を「マミーマート」として埼玉県西部や北部を中心に出店、平成以降は千葉県や東京都多摩地域といった関東広域への出店が目立っており、現在の営業エリアは、埼玉県、千葉県、東京都、栃木県、群馬県である。
近年、同業他社が郊外のバイパス道路沿いで自動車での来店を基本とした出店が増える中、マミーマートは同じ郊外でも住宅街や団地周辺などへの出店が多い。これは店舗から半径500 mを理想的な来店距離としているためである。
また、以前から異業種との共同出店や、ショッピングセンター内への出店事例もあったが、近年ではマミーマートを核店舗として衣料品店や飲食店などの専門店を併設したショッピングセンターも開発・運営を行っており、「モアショッピングプラザ」という名称で、複合型やオープンモール型のNSC(ネイバーフッド型ショッピングセンター)を出店している。
沿革
創業者である岩崎家の初代が武蔵国・松山城御用商人として商品を納入したのがはじまりとされている。
店舗タイプ
- マミーマート:45店舗(2024年1月時点)
- 生鮮市場TOP:27店舗(2024年1月時点)
- mami+(マミープラス):4店舗(2024年1月時点)[2]
店舗
- 現在の店舗数は76店舗(2024年1月時点)[3]
- 都県別には埼玉県49店舗、千葉県21店舗、東京都3店舗、群馬県2店舗、栃木県1店舗
- 店舗の多い市町村は千葉県柏市が8店舗、埼玉県さいたま市が6店舗、東松山市が5店舗、所沢市が4店舗
モアショッピングプラザ
マミーマートの運営するNSC(小商圏型ショッピングセンター)である。
- モアショッピングプラザ籠原店(熊谷市)
- モアショッピングプラザ坂戸入西店(坂戸市)
プライベートブランド
CGCブランドのほかにも以下のものを開発している。
- mami+(マミープラス) - 「安心をプラス」「家計にプラス」「満足をプラス」をコンセプトに素材・産地・製法・機能性などにこだわったもの。
- mami+プレミアム - さらに付加価値をつけたもの。
サービス
- Vポイント
- 2014年9月1日からTポイント(現:Vポイント)が導入されており、「マミーマート」の大方の店舗で利用可能である。一方、「生鮮市場TOP」では利用することができない。そのため、「マミーマート」から「生鮮市場TOP」に業態転換した店舗の場合は、業態転換した時点で利用できなくなる。
- 他店発行のVカード/Tカードも利用可能。[広報 2]。買い物時に200円ごとに1ポイント、貯まったポイントは1ポイント1円でマミーマートでの会計時に利用可能なほか、TSUTAYAやファミリーマート等、全国のVポイント加盟店で共通利用が可能である[広報 3]。ただし、酒類はボーナスポイント以外のポイント加算はされない。2020年6月30日まではレジ袋を貰わなかった場合、1会計につき2ポイント加算されていた。
- 2021年3月26日からサービスが変更となり、基本ポイント以外のポイント(ボーナスポイント等)は期間固定ポイントで付与されるようになり、このポイントに限り、利用日の翌月末までマミーマート店頭のみで利用可能なTポイントとして付与される。
- 2014年8月31日まではマミーマート独自の「マミークラブポイントカード」が発行されていた。2012年4月時点での会員数は40万人であった[広報 4]。
- クレジットカード
- 2013年10月11日現在、マミーマートの全店でクレジットカード(VISA、マスターカード、JCB、アメリカンエキスプレス、ダイナースクラブ、ディスカバー)が利用可能である。生鮮市場TOPはクレジットカードが使用できる店舗とできない店舗が混在している。
- 商品券
- CGCグループ商品券がマミーマート全店と生鮮市場TOPのクレジットカード取扱店で使用できる。
- 銀行ATM
- 一部店舗にはセブン銀行のATMが設置されている。2024年3月までは東京スター銀行のATMが設置されていた店舗もあったが、同行が自行のATMサービスを終了したことに伴い撤去された。
関連子会社
- 彩裕フーズ株式会社
- マミーサービス株式会社
- 総合ビルメンテナンス事業。
- 温泉浴場「小さな旅」を川越市で運営。
- 葬儀社「彩愛メモリアル」をさいたま市で運営。
かつての関連子会社
- 株式会社ギガ物産 - 低価格のスーパーマーケット「ギガマート」を展開。2011年に全株式を売却した。
- マミーフーズ株式会社 - 2003年に解散。
- 株式会社産直開発 - 2013年に吸収合併。
テレビ番組
脚注
出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
関連項目
外部リンク
|
---|
北海道 | | |
---|
東北 | |
---|
関東 | |
---|
北陸・甲信越 | |
---|
東海 | |
---|
近畿 | |
---|
中国 | |
---|
四国 | |
---|
九州・沖縄 | |
---|
離脱企業 | |
---|
注釈
*1親会社もスーパーマーケットを経営しているものの、CGCは非加盟。 *2マルイグループだが、中国経営合理化チェーンには非加盟。 *3スーパーマーケットではなく、弁当販売店・飲食店・惣菜メーカー。 一覧・ カテゴリ |