1982年の世界耐久選手権は、FIAスポーツカー世界選手権の30年目のシーズン。1982年4月18日にイタリアのモンツァで開幕し、10月17日にイギリスのブランズハッチで閉幕するまで、全8戦が行われた[1]。ドライバーズタイトルは8戦、マニファクチャラーズタイトルは5戦で争われた。参加車両はグループCスポーツカー、グループB GTカー、グループ6の2シーター、グループ5のスペシャルプロダクツカー、グループ4GTカー、グループ3GTカー、グループ2ツーリングカー、IMSA規定のGTX、GTO、GTUカーの各クラス。マニファクチャラーズタイトルはグループCとグループBのみに懸けられた。
開催スケジュール
† - ドライバーズタイトルのみ。
シーズン結果
ランキング
ドライバーズランキング
ドライバーズポイントはクラスにかかわらず、各レースでの上位10名に対して20-15-12-10-8-6-4-3-2-1ポイントが与えられた。また、以下の通りのボーナスポイントが与えられた。
- 0ポイント:カテゴリー I (グループC、排気量2000ccを超えるグループ5、排気量2000ccを超えるIMSA GTX)
- 1ポイント:カテゴリー II (排気量2000ccを超えるグループB、排気量2000cc以下のグループ6、排気量2000cc以下のグループ5、排気量2000cc以上のグループ4、IMSA GTO)
- 2ポイント:カテゴリー III (IMSA GTU、排気量2000cc以上のグループ2、排気量2000cc以上のグループ3)
- 3ポイント:カテゴリー IV (排気量2000cc以下のグループB、排気量2000cc以下のグループ4、排気量2000cc以下のグループ2、排気量2000cc以下のグループ3)[1]
各ドライバーはベスト6戦のみのポイントがカウントされた[1]。レースの間に車両を変更したドライバーにはポイントが与えられない。また、その車両の最低30%をドライブしなければポイントは与えられない[2]。
ロスマンズ・ポルシェのポルシェ・956をドライブしたベルギー人ドライバーのジャッキー・イクスがタイトルを獲得した[1]。
総計125名がドライバーズポイントを獲得した[1]。
マニファクチャラーズランキング
マニファクチャラーズポイントはグループCおよびグループB車両の上位10台のみに、20-15-12-10-8-6-4-3-2-1ポイントが与えられた。各マニファクチャラー最上位の車両のみにポイントが与えられ、ベスト4戦のポイントのみがカウントされた[1]。
注:FIAはエンジンとシャシーの組み合わせをマニファクチャラーと見なした。同一のエンジンを搭載する異なったシャシーは、それぞれ個別の「マニファクチャラー」としてポイントが与えられた[5]。
参加車両
参照
- ^ a b c d e f Autosport Endurance Racing Review, 1982, Supplement to Autosport, January 6, 1983
- ^ Janos Wimpffen, Time and Two Seats, 1999, page 1347
- ^ a b c d e f g h i j k FIA Yearbook, 1983, Grey section, page 80
- ^ FIA Yearbook, 1983, Grey section, page 79
- ^ Automobile Year, 1982/83, page 154
外部リンク
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