上ノ国駅(かみのくにえき)は、北海道檜山郡上ノ国町大留(おおどめ)にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線の駅(廃駅)である。かつては急行「えさし」の停車駅だった。電報略号はカニ。事務管理コードは▲141416[2]。
概要
上ノ国町の中心駅であった。国鉄末期までは駅員が配置されていたものの、その後簡易委託駅となり、廃止時には江差駅が管理する無人駅であった。
1988年(昭和63年)2月1日のJR松前線の廃止後、北海道最西端の駅となっていたが、当駅廃止に伴いその座を鷲ノ巣駅に譲った[1][3]。
歴史
駅構造
廃止時点では片面ホーム1面1線をもつ地上駅で、列車の交換はできなかった。駅舎は商工会を併設した日本家屋風の2階建てであった。駅裏側には石崎の鉱業所から運搬されたマンガン鉱石積込用貨物ホームが残されていた。
利用状況
乗車人員推移
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年度
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一日平均乗車人員
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2011
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3
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2012
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2
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2013
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1
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駅周辺
駅跡
商工会が併設されていたためしばらく旧駅舎は残存していたが、大留地区複合施設の建設により旧駅舎は解体されることになり、商工会も2021年(令和3年)4月14日に事務所を仮移転した[7]。大留地区複合施設は2022年1月に完成。町民ギャラリーやキッズスペースが併設された多目的ホール等があり、バス待合所としても利用可能。商工会事務所も施設内に併設された[8][9]。同年4月1日からは函館バスの江差線廃止代替路線「江差木古内線」の停留所「大留」も複合施設前に移設されている[10]。なお、駅があった当時は、函館バス小砂子線の「上ノ国駅前」停留所が駅前の国道沿いにあったが、江差線廃止後の2020年10月1日に「大留」に統合されている[11]。
駅前の国道228号と北海道道5号江差木古内線の交差点は、2021年10月に北海道では初のラウンドアバウトに改良された[12]。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 江差線
- 中須田駅 - 上ノ国駅 - 江差駅
脚注
注釈
- ^ 北海道鉄道百年史 下巻 P200、205。国鉄トラック輸送はこれにより廃止されたが、その後は自社トラックにより継続。
出典
関連項目
外部リンク
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五稜郭 - 木古内 (2016年移管) | |
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木古内 - 江差 (2014年廃止) | |
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