八雲駅(やくもえき)は、北海道二海郡八雲町本町(ほんちょう)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH54。電報略号はクモ。事務管理コードは▲140122[3][4]。
八雲町の代表駅で、全ての定期旅客列車が停車する。また、現存する北海道内の旅客を扱う停車場としては最西端に位置する[注 1]。他に同駅は落部駅 - 黒岩駅間を管理している。
歴史
駅構造
旅客用としては2面3線のホームを有する地上駅[1]。駅舎側より、単式ホーム1面1線(1番のりば)、ホームの無い上り列車専用の側線1線(おもに貨物列車の待避用)、島式ホーム1面2線(2・3番のりば)、横取線となっている。ホーム間の移動は跨線橋で行なう[1]。3番線は列車の折り返しが可能である。
社員配置駅だが早朝と夜間は駅員不在。冬期間のみ当直勤務がある。みどりの窓口[1]、話せる券売機[2]が設置されている。駅舎はコンクリート平屋建てである。自動改札機は設置されていない。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先
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1
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■函館本線
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上り
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森・函館方面
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2
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下り
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長万部・札幌方面
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3
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(予備ホーム・下り貨物列車待避・上り普通列車待避線)
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改札口(2022年12月)
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1番ホーム(2022年12月)
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2・3番ホーム(2018年6月)
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跨線橋(2018年6月)
利用状況
乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
乗車人員推移
年度
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乗車人員(人)
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出典
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備考
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年間
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1日平均
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JR調査
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1978年(昭和53年)
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725.0
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[16]
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2017年(平成29年)
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223.4
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[17]
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2018年(平成30年)
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208.8
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[18]
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駅周辺
その他
現在整備新幹線として計画中の北海道新幹線における八雲町内の駅は、八雲駅ではなく別の位置に設置され、新八雲駅(仮称)となる予定である。同時に道内最西端の鉄道駅が当駅から新八雲駅に変わることになる。
隣の駅
※特急「北斗」の隣の停車駅は列車記事を参照。
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■函館本線
- 普通
- 山越駅 (H55) - 八雲駅 (H54) - (鷲ノ巣信号場) - 山崎駅 (H52)
脚注
注釈
- ^ 旅客扱いのない停車場を含めた場合、隣接する鷲ノ巣信号場が北海道内最西端となる。
- ^ 改定 八雲町史 上巻 昭和59年6月発行。前身は大日本乳製品八雲工場で大正11年操業開始。その後昭和8年明治製菓に買収され、昭和16年より北海道興農公社の傘下に入り、同社の八雲工場となる。さらに昭和22年に組織変更により北海道酪農協同八雲工場となるが、GHQによる集中排除法により分離して、昭和25年1月から雪印乳業八雲工場となった。
- ^ a b c 改定 八雲町史 上巻 P279。旧陸軍八雲飛行場は戦後米軍により一旦破壊されたが、朝鮮戦争に対処するため米軍が飛行場を再建設した。その際に、燃料補給用として隣接民有地を買収し拡張した敷地へ専用線が敷かれた。昭和33年3月に防衛庁へ移管後はこの飛行場自体が使用されず遊休地となっていたため、引込線も撤去された。
- ^ 工場は大正11年に操業が開始されたが、大正12年版全国専用線一覧には記載がなく、次の昭和5年版から記載されている。作業距離約0.2km - 0.5km。
- ^ a b 改定 八雲町史 上巻 P781-784。鉛川の山元からの索道は延長17km。
出典
関連項目
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外部リンク