トヨタ・Z型エンジン(トヨタ・Zがたエンジン)は、トヨタ自動車の4サイクル 水冷 直列 ディーゼルエンジンの系列である。同社のフォークリフトに搭載されている。生産は豊田自動織機。
型式の付番・命名方法が普通自動車用エンジンとは異なり、直列4気筒と直列6気筒、直接噴射式と渦流室式の全てに同じアルファベットが割り当てられており、燃焼室(噴射方式)の区別も数字の桁を変えずに連番としている[1]。
型式
ディーゼルエンジン
4サイクル 水冷 直列4気筒・直列6気筒 OHV
1Z
2Z - 3,500cc
- 米国:EPA Tire 2 対応
- 欧州:Euro 2 対応
3Z - 3,500cc
3Z型 |
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生産拠点 |
豊田自動織機 |
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タイプ |
4サイクル 水冷 直列4気筒 OHV 渦流室式 ディーゼルエンジン |
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排気量 |
3,469cc |
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内径x行程 |
98mm×115mm |
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圧縮比 |
- |
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最高出力 |
42kW (57ps)/2,200rpm (定格) |
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最大トルク |
200Nm (20.4kgf-m)/1,600rpm |
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2007年の第二次排気ガス規制に沿って排出ガス(特に窒素酸化物と炭化水素)低減のため、2Z型の燃焼室を渦流室式としたもの。2014年に第四次排気ガス規制の導入に沿って、新系列のZSエンジンに置き換えられた[2]。
- 日本:特定特殊自動車排出ガス規制 第2次基準値対応
- 米国:EPA Tire 3 対応
- 欧州:Euro 3 対応
14Z - 5,200cc
- 米国:EPA Tire 2 対応
- 欧州:Euro 2 対応
14Z-II - 5,200cc
14Z-II型 |
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生産拠点 |
豊田自動織機 |
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タイプ |
水冷 直列6気筒 OHV 直接噴射式 ディーゼルエンジン |
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排気量 |
5,204cc |
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内径x行程 |
98mm×115mm |
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圧縮比 |
- |
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最高出力 |
56kW (76ps)/2,100rpm (定格) |
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最大トルク |
269Nm (27.4kgf-m)/1,600rpm |
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- 搭載車両
- トヨタフォークリフト 7FD35 / 7FD40 / 7FD45 / 7FDA50 / 7FDK40
15Z - 5,200cc
15Z型 |
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生産拠点 |
豊田自動織機 |
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タイプ |
水冷 直列6気筒 OHV 渦流室式 ディーゼルエンジン |
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排気量 |
5,204cc |
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内径x行程 |
98mm×115mm |
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圧縮比 |
- |
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最高出力 |
63kW (85.7ps)/2,200rpm (定格) 67kW (91ps)/2,400rpm (定格) |
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最大トルク |
280Nm (28.6kgf-m)/1,800rpm 288Nm (29.3kgf-m)/1,800rpm |
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排出ガス(特に窒素酸化物と炭化水素)低減のため、14Z型の燃焼室を渦流室式としたもの。
- 日本:特定特殊自動車排出ガス規制 第2次基準値対応
- 米国:EPA Tire 3 対応
- 欧州:Euro 2 対応
- 搭載車両
- トヨタフォークリフト 5FD50 / 5FD60 / 5FD70
脚注
- ^ かつて同社を代表するディーゼルエンジンであった2代目B型やH型では、基本となる渦流室式を数字無しとするか一桁を付番し、それから派生した同じボアxストロークの直噴式は10を加えた型式としていた。例:B→11B、3B→13B、2H→12H-T。4Bと5Bのみは排出ガス規制に対応するため、直噴式(14B、15B)より後に登場しているが、この命名規則は守られている。
- ^ “特別調査委員会 調査報告書(概要版) p.20”. 外部有識者による特別調査委員会 (2024年4月29日). 2024年1月30日閲覧。
関連項目