トヨタ・KDエンジンは、トヨタ自動車の水冷直列4気筒ディーゼルエンジンの系列である。
1KD-FTVは、コースター用を除き、日本国内で乗用登録となるディーゼルエンジンとしては、前任の1KZ同様、トヨタのラインナップ中最大排気量である。
系譜
型式
2000年(平成12年)7月登場
ディーゼルエンジン
水冷直列4気筒DOHCターボ 電子制御コモンレール直接噴射
なお、トヨタ製のプレジャーボートに搭載される「M1KD-V」は本エンジンをベースに開発されたものである[1]。
1KD-FTV - 3000cc
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1KD-FTV
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登場年月
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2000年7月
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エンジン種別 |
ディーゼルターボ インタークーラー付き
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燃料噴射方式 |
電子式コモンレール 直接噴射式
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冷却方式 |
水冷
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シリンダー配置・数 |
直列4気筒
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弁形式 |
コグドベルト駆動 4バルブ DOHC
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ボア×ストローク |
96 mm×103 mm
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排気量 |
2,982 cc
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圧縮比 |
17.9:1
※ハイエース200系
16.0:1
(2010/07/26~)
15.0:1
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出力 |
125 kW (170 PS)/3,400 rpm
※ハイエース200系
100 kW (136 PS)/3,400 rpm
(2010/07/26~)
106 kW (144 PS)/3,400 rpm
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トルク |
352 Nm (35.9 kg・m) /1,800 - 3,400 rpm
※ハイエース200系
300 Nm (30.6 kg・m) /1,200 - 2,400 rpm
(2010/07/26~)
300 Nm (30.6 kg・m) /1,200 - 3,200 rpm
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重量 |
-kg
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※ハイエース200系用エンジンでは、後述の2KD-FTVと同じくオイルフィルターの小型化が行われており、それ以前のエンジンとはオイルフィルターの互換性がない。
国内市場では大きな出力の向上は行われなかったが、海外市場向けでは127 kW/410 Nmや140 kW/420 Nmといった仕様も存在する[2]。
2KD-FTV - 2500cc
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2KD-FTV
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登場年月
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2004年8月
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エンジン種別 |
ディーゼルターボ インタークーラー付き
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燃料噴射方式 |
電子式コモンレール 直接噴射式
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冷却方式 |
水冷
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シリンダー配置・数 |
直列4気筒
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弁形式 |
コグドベルト駆動 4バルブ DOHC
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ボア×ストローク |
92 mm×93.8 mm
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排気量 |
2.494 cc
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圧縮比 |
18.5:1
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出力 |
80 kW (109 PS)/3.400 rpm
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トルク |
260 Nm (26.5 kg・m) /1,600 - 2,600 rpm
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重量 |
-kg
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※このエンジンでは、ディーゼルエンジンのND型エンジンと同じく、オイルフィルターの小型化が行われた。
脚注
関連項目