生駒駅(いこまえき)は、奈良県生駒市元町一丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)の駅である。生駒鋼索線の鳥居前駅(Y17)と相互連絡駅。駅長配置駅である。第4回近畿の駅百選認定駅。
利用可能な鉄道路線
2009年に阪神なんば線が開業して以降、奈良線とけいはんな線のどちらを利用しても九条駅(大阪府大阪市)へ行くことができるようになった。
歴史
駅構造
島式ホーム3面6線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。けいはんな線、奈良線、生駒線にホームが1面ずつ割り当てられている。橋上駅舎は東西双方に設けられているが、西駅舎は生駒線ホームに直接つながっていない。駅東端に改札内地下連絡通路が設けられている。近年の改修により各ホームおよび駅南北側それぞれにエレベーターが整備され、バリアフリー化が図られている。けいはんな線と奈良線・生駒線の間には中間改札がある。
生駒線ホームの5番線のみ奈良線と線路が繋がっており、奈良線の新生駒トンネル出入り口付近には渡り線が設置してあるため、生駒線の列車はこの渡り線を使って車両回送が行われている。
近鉄リテーリングが運営する有人売店設置駅(ファミリーマート近鉄生駒駅改札内橋上店、同改札外橋上店)に指定されている[9]。上記のコンビニ以外に、駅構内・改札外にマネケン(ワッフル専門店)が構内にクックハウス(パン屋)が営業し、またKCNマルチビジョンがある[10]。
構内には生駒市内鬼取町にある「鬼工房」による、”駅構内に良い気が巡るよう、大地のエネルギーをこめたデザイン”の目玉形の陶製のオブジェがある[11]。
のりば
- 東大阪線(現・けいはんな線)ホームが設置される前は奈良線は相対式ホームだった。生駒線は、信貴生駒電鉄時代から引き継いだ大きな屋根付きホームが残っていた。
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中央改札口
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ホーム
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けいはんな線と奈良線・生駒線の乗り換え改札
特徴
- ダイヤ面
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- 奈良線・けいはんな線・生駒線とも全ての定期旅客列車が停車する[12]。
- 大阪難波駅方面への特急および快速急行は当駅を発車すると鶴橋駅まで停車しないため、当駅にて準急以下の列車との接続が考慮されている[12]。
- 朝に1本のみ、6:01発の当駅始発奈良行き快速急行の設定がある。この列車は東花園からの10両編成の回送列車を営業運転するものである。
- 夜間に1本、当駅始発の大和西大寺行き普通電車が設定されている。これは生駒線で運転していた車両が西大寺検修車庫に回送として営業運転するものである。
- 営業面
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当駅乗降人員
近年における特定日の当駅乗降人員は以下の通り[15]。
利用状況
近年の1日平均の乗車人員は以下の通りである。(1964年までは現近鉄奈良線と信貴生駒電鉄生駒駅(1916年は仮生駒駅))
年度別一日平均乗車人員[16][17][18]
年度
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1日平均 乗車人員
|
1916年(大正05年)
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1,462
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1926年(大正15年)
|
8,426
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1930年(昭和05年)
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5,040
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1950年(昭和25年)
|
7,518
|
1965年(昭和40年)
|
12,198
|
1980年(昭和55年)
|
17,902
|
1985年(昭和60年)
|
19,767
|
1986年(昭和61年)
|
20,707
|
1987年(昭和62年)
|
21,059
|
1988年(昭和63年)
|
21,796
|
1989年(平成元年)
|
22,061
|
1990年(平成02年)
|
22,822
|
1991年(平成03年)
|
23,516
|
1992年(平成04年)
|
23,617
|
1993年(平成05年)
|
23,607
|
1994年(平成06年)
|
23,618
|
1995年(平成07年)
|
24,052
|
1996年(平成08年)
|
24,652
|
1997年(平成09年)
|
25,696
|
1998年(平成10年)
|
25,380
|
1999年(平成11年)
|
25,337
|
2000年(平成12年)
|
25,192
|
2001年(平成13年)
|
25,444
|
2002年(平成14年)
|
24,751
|
2003年(平成15年)
|
24,425
|
2004年(平成16年)
|
24,034
|
2005年(平成17年)
|
23,746
|
2006年(平成18年)
|
23,722
|
2007年(平成19年)
|
23,189
|
2008年(平成20年)
|
22,989
|
2009年(平成21年)
|
22,380
|
2010年(平成22年)
|
22,150
|
2011年(平成23年)
|
21,887
|
2012年(平成24年)
|
21,918
|
2013年(平成25年)
|
22,368
|
2014年(平成26年)
|
[# 2]22,232
|
2015年(平成27年)
|
[# 2]22,579
|
2016年(平成28年)
|
[# 2]22,602
|
2017年(平成29年)
|
[# 2]22,808
|
2018年(平成30年)
|
[# 1]22,505
|
2019年(令和元年)
|
[# 1]22,591
|
2020年(令和02年)
|
[# 1]17,612
|
2021年(令和03年)
|
[# 1]18,646
|
2022年(令和04年)
|
[# 1]20,086
|
駅周辺
南口は古くから宝山寺参道の門前町であり、特に鉄道開業後は門前町としての賑わい・風格が増し、周辺地域の交通、商業の中心地として発達した。
また、高い利便性から戦前から積極的に宅地開発が行われ、現在では関西有数のお屋敷街となっており、駅周辺にも瀟洒な住宅街が広がっている[19]。
北口は駅前に木造低層住宅が密集する地域であったが、まず1997年に生駒市の新たな玄関口として再開発し、近鉄百貨店などが入店するアントレいこまが開業した。次にその周辺地区の再開発も行われ、2014年「ベルテラスいこま」などが開業した[20]。第二期の再開発は、“時宜を得た連鎖型再開発事業”として、日本都市計画学会の関西まち賞に選ばれた[21]。一方で、山側では三勝園など戦前からのからの邸宅街が広がっている他、駅を中心に土地の起伏を生かして住宅地が広がる。
駅南口商店街の「ぴっくり通り」は、近年の北口の再開発などを受け小売店数は減少し、代わってマンションの建設が相次いでいる。そこで関西でいち早く「100円商店街」を取り入れるなど、ぴっくり通りを中心に商店街の活性化が図られている[22]。
駅周辺の商業施設には、飲食店のほか、幅広い層を対象とした学習塾、予備校が集中する文教地区の面も持つ[23]。特に奈良県を中心に教室を持つKECゼミナールの、創業地、本部がある[24]。
生駒市の中心駅であるため、市役所やメディカルセンター、 たけまるホール(旧中央公民館)など公共施設も付近多い。
北口近辺の施設
周辺は商業施設の他に閑静な住宅街が広がる。寺社も多い。
南口近辺の施設
周辺は商店の他に閑静な住宅街が広がる。
- 生駒鋼索線鳥居前駅(地上部は生駒警察署近鉄生駒駅前交番)
- 生駒市役所
- 生駒市コミュニティーセンター(セイセイビル)
- グリーンヒルいこま
- ぴっくり通り商店街
- 生駒本町郵便局
- 三井住友銀行生駒支店
- 宝山寺表参道
- 緑ヶ丘美術館
- 生駒健民運動場
バス路線
奈良交通および生駒交通により運行されており、北口、南口それぞれに乗り場がある。
- 北口
- 奈良交通
- 降車専用
- [77](生駒台循環外回り)生駒駅北口 行き(俵口経由)
- [82] 生駒駅北口 行き(南田原・北条経由)
- [188] 生駒駅北口行き(白庭台住宅・生駒台・俵口経由)
- [189] 生駒駅北口行き(白庭台住宅・松美台・俵口経由)
- 1番のりば
- [77] (生駒台循環外回り)生駒駅北口 行き(北条先回り)
- [82] 北田原 行き(北条経由)
- [84] 生駒台 行き(北条・新生駒台北口経由)(深夜バスのみ運行)
- [189] 学研北生駒駅 行き(北条・新生駒台北口・白庭台住宅経由)
- 2番のりば
- [78] (生駒台循環内回り)生駒駅北口 行き(生駒台先回り)
- [80] 新生駒台北口 行き(生駒台経由)
- 「たけまる号」光陽台線 松ヶ丘・光陽台 方面行き
- 「たけまる号」光陽台線 生駒市役所・生駒市立病院 行き(生駒駅南口経由)
- 生駒交通
- 2番のりば
- 「たけまる号」北新町線 薬師台 方面行き
- 「たけまる号」北新町線 生駒市役所・生駒市立病院 行き(生駒駅南口経由)
- 南口
- 奈良交通
- 1番のりば
- [63] 小瀬保健福祉ゾーン 行き(東生駒駅・さつき台住宅経由)
- [64] あすか野センター 行き(東生駒駅・稲倉経由)
- [65] あすか野センター 行き(東生駒駅・稲倉経由 あすか野南循環)
- [90] 中菜畑二丁目 行き(湯船・緑ヶ丘経由)
- [165] 白庭台駅 行き(東生駒駅・稲倉・あすか野センター経由)
- [168] ひかりが丘 行き(東生駒駅・稲倉・あすか野センター・白庭台駅経由)
- 生駒山麓公園ふれあいセンター 行き(乗車のみで途中の停留所での降車は出来ない)
- 「たけまる号」光陽台線 光陽台中央公園 方面行き(生駒駅北口経由)
- 「たけまる号」光陽台線 生駒市役所・生駒市立病院 行き
- 2番のりば
- [79] 田原台一丁目 行き(北谷公園経由)
- [85] 田原台九丁目西 行き(田原台八丁目経由)
- [86] 田原台一丁目 行き(田原台八丁目経由)(深夜バスも運行)
- [96] 田原台一丁目 行き(田原台八丁目・田原台九丁目西経由)
- 生駒交通
- 生駒市コミュニティバスのりば
- 「たけまる号」門前線 門前町 方面行き
- 「たけまる号」北新町線 薬師台 方面行き(生駒駅北口経由)
- 「たけまる号」北新町線 生駒市役所・生駒市立病院 行き
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- A 奈良線
- ■快速急行
- 鶴橋駅 (A04) - 生駒駅 (A17) - 学園前駅 (A20)
- ■急行
- 石切駅 (A16) - 生駒駅 (A17) - 学園前駅 (A20)
- ■準急・■区間準急・■普通
- 石切駅 (A16) - 生駒駅 (A17) - 東生駒駅 (A18)
- G 生駒線(全列車各駅に停車)
- 生駒駅 (G17) - 菜畑駅 (G18)
- C けいはんな線(全列車各駅に停車)
- 新石切駅 (C26) - 生駒駅 (C27) - 白庭台駅 (C28)
脚注
注釈
出典
- 生駒市統計書
- 近畿日本鉄道の1日平均利用客数
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
生駒駅に関連するカテゴリがあります。
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(大阪難波 - 大阪上本町間:難波線、大阪上本町 - 近鉄奈良間:奈良線) |
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石切 - 生駒間旧線 | |
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奈良市内旧線 | |
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*打消線は廃止設備 |
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(夢洲 - コスモスクエア - 長田間 : Osaka Metro中央線、長田 - 学研奈良登美ヶ丘間 : 近鉄けいはんな線) |
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2024年度開業予定区間 | |
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第1回選定 | |
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第2回選定 | |
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第3回選定 | |
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第4回選定 | |
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※: 廃止された駅 |