珠城 りょう(たまき りょう、1988年[1]10月4日[2] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団月組トップスター[3]。
愛知県蒲郡市[2][3]、光ヶ丘女子高等学校出身[4]。身長172cm[1]。血液型B型[1]。愛称は「りょう」、「たまき」[2]。
所属事務所はケイパーク[5]。
来歴
2006年、宝塚音楽学校入学[4]。
2008年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に94期生として入団[7][8]。入団時の成績は18番。月組公演「ME AND MY GIRL」で初舞台。その後、月組に配属[9]。
恵まれた体格とダイナミックなダンスで早くから注目を集め[9]、2010年、霧矢大夢・蒼乃夕妃トップコンビ大劇場お披露目となる「THE SCARLET PIMPERNEL」で、新人公演初主演[11]。その後も5度に渡って新人公演主演を務める。
2013年の「月雲の皇子」でバウホール公演初主演[13]。好評を博し、同年12月にも再演される[13]。
2015年の「Bandito」(バウホール・日本青年館公演)で、東上公演初主演[14]。同年の「舞音/GOLDEN JAZZ」より、5期上の凪七瑠海・美弥るりかを飛び越えて、トップスター・龍真咲に次ぐ月組2番手に昇格[15]。
2016年の「激情/Apasionado!!III」で全国ツアー公演初主演[15][11]。同年9月5日付で月組トップスターに就任[16][4]。入団9年目でのトップ就任は、男役としては、入団7年目にトップ就任した元月組トップ・天海祐希に次ぐ速さとなり、近年では極めて異例のスピード出世となった[17][13]。相手役には前任より引き続き愛希れいかを迎え、翌年の「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」で、トップコンビ大劇場お披露目[17]。
2018年の「エリザベート」で10代目トートを演じる[7][2]。同公演をもって愛希が退団し、後任に美園さくらを迎え、翌年の「夢現無双/クルンテープ」で、新トップコンビ大劇場お披露目[18][2]。
2021年8月15日、「桜嵐記/Dream Chaser」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を美園と同時退団[3][4]。新型コロナウイルス感染拡大による公演スケジュールの変更のため、当初の予定より半年遅れての退団となった[19][20][4]。
退団後はケイパーク所属となり、芸能活動を再開[5]。
人物
3歳から水泳を習い、小学生からはバスケットボール、中学ではハンドボールの主将を務めるなど、根っからのスポーツ少女だった[13]。
宝塚との出会いは、新聞で見つけた「宝塚観劇バスツアー」の広告[13]。興味を惹かれてバスツアーに参加[13]。初めて宝塚の舞台を見たその時に、「私もあのステージに立ちたい」と魅了されてしまった[13]。
音楽学校の受験は、これで最後にしようと決めて挑んだ3度目でようやく合格を果たした[13]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
月組時代
月組トップスター時代
出演イベント
- 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
- 2012年3月、蒼乃夕妃ミュージック・サロン『VERY BEST OF ME』
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル』
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[25]
- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』[26]
- 2019年10月、第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌(いわいまうみよのきらめき)〜』[27]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
ドラマ
映画
コンサート
- 2022年4 - 5月、『CUORE』(ドラマシティ・東京国際フォーラム)[41][5]
CM出演
受賞歴
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
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歴代主演男役・主演娘役・組長・副組長の'・・'は先代次代関係なし、'-'は先代次代関係あり。◎マークは現在宝塚歌劇団に在籍している演出家。 カテゴリ |
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天津乙女(1928年〜1933年月組組長、1980年在団のまま死去) ・・ 門田芦子(〜1933年月組組長、1933年〜1937年星組組長、1938年退団) ・・ 小夜福子(1939年からは月組組長も兼任、1942年退団) ・・ 佐保美代子(1944年退団) ・・ 久慈あさみ(1950年退団) ・・ 南悠子(1971年退団) ・・ 故里明美(1959年退団) ・・ 藤里美保(1964年退団) ・・ 内重のぼる(1967年退団) ・・ 古城都(1967年5月31日?〜1973年11月29日?) - 大滝子&榛名由梨(1973年11月30日?〜1975年1月30日) - 大滝子(1975年1月31日〜1976年6月22日) - 榛名由梨(1976年6月23日〜1982年7月31日<1979年〜副組長兼任>、1982年8月1日専科へ組替) - 大地真央(1982年8月1日〜1985年9月1日) - 剣幸(1985年9月2日〜1990年12月26日) - 涼風真世(1990年12月27日〜1993年7月31日) - 天海祐希(1993年8月1日〜1995年12月26日) - 久世星佳(1995年12月27日〜1997年4月30日) - 真琴つばさ(1997年5月1日〜2001年7月2日) - 紫吹淳(2001年7月3日〜2004年3月21日) - 彩輝直(2004年3月22日〜2005年5月22日) - 瀬奈じゅん(2005年5月23日〜2009年12月27日) - 霧矢大夢(2009年12月28日〜2012年4月22日) - 龍真咲(2012年4月23日〜2016年9月4日) - 珠城りょう(2016年9月5日〜2021年8月15日) - 月城かなと(2021年8月16日〜2024年7月7日) - 鳳月杏(2024年7月8日~)
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'・・'は基本、先代次代関係なし。'-'は先代次代関係あり。 |
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ジュリエット | |
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ティボルト | |
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ベンヴォーリオ | |
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マーキューシオ | |
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愛 | |
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死 | |
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東宝版 |
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