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愛知県豊田市にある公立博物館については「豊田市博物館」をご覧ください。 |
トヨタ博物館(トヨタはくぶつかん)は、愛知県長久手市にある自動車に関する博物館。クルマ館と文化館で構成される[1]。
概要
トヨタ自動車創立50周年記念事業の一環として、1989年(平成元年)4月に開館した。1993年(平成5年)度には本社ビルが第1回愛知まちなみ建築賞を受賞している。その後、1999年(平成11年)にトヨタ博物館開館10周年を記念して新館がオープンし、日本のモータリゼーションの歴史を人の暮らしと生活文化との関連で捉えた展示をしている[2]。
トヨタ自動車の運営であるが、ガソリン自動車誕生から約100年間の自動車の歴史をテーマに、トヨタ車だけでなく19世紀末から20世紀にかけて製造された各国、各メーカーの自動車が体系的に展示されている。2019年(平成31年)4月17日には、開館30周年記念として「クルマ文化資料室」をオープンした[広報 1]。自動車に関連する物として明治時代の人力車も展示されている[3]。
本館2階の常設展示を変更してカール・ベンツが1886年(明治19年)に造った初のガソリン車など72台を展示し、2016年(平成28年)1月に新装開館した[4]。
本館3階の常設展示を従来の国産車と欧米車に分けていた展示を1950年代から10年ごとに5つの年代別に変更し、2017年(平成29年)1月4日に新装開館した[4]。
展示車両はほとんどが動態保存となっており、イベントの際には敷地内を自走することがある。館内には整備工場が設置されており、展示車両の整備は整備工場で行われる。
新館2階の企画展示室では、収蔵車展などの企画展が行われる[5]。また同2階の常設展示エリアは2019年(平成31年)4月17日に「クルマ文化資料室」に新装された。同時に館内の施設名も本館が「クルマ館」に、新館が「文化館」にそれぞれ変更された。
展示車以外にも車両収蔵庫に約70台ほど収容されており[広報 2]、春と秋に車両収蔵庫の見学ツアー(バックヤードツアー)が開催される[5]。
年表
構成
クルマ館
クルマ館では車両展示が行われており、付帯する施設としてレストランなどがある[1]。
常設展示実績のある主な自動車
現在の展示車両はトヨタ博物館 車両データベース 展示中を参照
レストラン
館内にミュージアムレストラン AVIEW(アビュー)がある[1]。「トヨタ博物館カレー」はおみやげとしても人気を博しており、トヨタ博物館にはミュージアムショップで販売されているほか、一部のトヨタディーラーでは販促用ノベルティとして配布している所もある。缶詰とレトルトの2種があり、それぞれ2種類と6種類のバリエーションがある。通信販売も行っている。
文化館
ミュージアムショップや体験工房(1階)、展示室(2階)、図書室(3階)などがある[1]。
交通アクセス
- 鉄道
- 愛知高速交通東部丘陵線(リニモ) 芸大通駅下車 徒歩で約5分。
- 路線バス
- 名鉄バス トヨタ博物館前下車 徒歩で約5分。
- 自動車
- 駐車場300台(無料)愛知県道233号岩作諸輪線沿い[19]。名古屋瀬戸道路長久手IC付近。
脚注
注釈
出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
トヨタ博物館に関連するカテゴリがあります。
外部リンク