猿投グリーンロード(さなげグリーンロード)は、愛知県豊田市力石町(力石インターチェンジ)を起点とし、同市八草町(八草インターチェンジ)を終点とする延長13.1 kmの一般有料道路。全線が愛知県道6号力石名古屋線に含まれる。道路管理者は愛知道路コンセッション[1]。
概要
有料道路としての猿投グリーンロード
起点・終点を除く7か所のインターチェンジの内、5か所が八草インターチェンジ(IC)方面へのハーフインターチェンジとなっている。全料金所がETCに対応している。「軽車両等」の料金区分で、原動機付自転車も利用できる。また、トンネル区間(八草方面の車線)を除いた全区間には歩道が設置されており自転車や歩行者は無料で利用できる。
なお、八草IC - 八草東IC間および枝下IC - 力石IC間は車種に関わらず無料となっている。また、22時から翌日6時までは全区間で無料となる。
「グリーンロード」の呼称について
通常「猿投グリーンロード」と言う場合の定義・区間は上記の有料道路区間を指すが、もとは有料区間を含む力石ICから愛知郡長久手町(当時)を経由し、東名高速道路名古屋IC(愛知県名古屋市名東区)へ至る約20.6 kmの区間が、広義の猿投グリーンロードとして整備された区間であり、八草ICから名古屋IC交点までが一般道路(無料)区間となっている[注釈 1][2][3][4]。そのため、特に長久手市内の一般道路区間においては「グリーンロード」の通称で呼ばれることがあり[5][注釈 2]、沿線の店舗等の中には名称に「グリーンロード」を含むものが存在する[6][7]。
一般道路区間は八草ICから長久手市の杁ヶ池交差点までが県道6号であり、同交差点以西は愛知県道60号名古屋長久手線の一部である。
インターチェンジなど
沿革
路線状況
車線
区間 |
車線 上下線=上り線+下り線
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力石IC - 中山IC |
2=1+1
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中山IC - 八草IC |
4=2+2
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トンネル
通行料金
料金徴収期間は、1972年(昭和47年)4月1日から2029年(令和11年)6月22日までの予定[11]。
ETCは利用可能である。
括弧内はその車両区分に含まれる代表的な車種を示している。
- 力石IC - 中山IC
西広瀬TBで徴収、力石IC - 枝下IC間の利用は無料。
- 中山IC - 八草IC
八草TBで徴収、八草東IC - 八草IC間の利用は無料。
- 普通車:310円
- 中型車:360円
- 大型車:460円
- 特大車:770円
- 軽自動車等:210円
- 軽車両等:30円
道路管理者
地理
通過する自治体
接続する高速道路
その他
夜間、交通量が少なくなる時間帯になると走り屋、ローリング族が集まるため、周囲から騒音の苦情が出ていたこと、また2018年(平成30年)1月から12月6日までの間、物損事故58件、人身事故3件が発生し事故が多発する傾向が見られたことから、愛知県警察は同年12月7日より可搬式の自動速度違反取締装置による取り締まりを始めた[12]。
一般道路区間のうち、杁ヶ池交差点より西は県道60号の名古屋市内区間(広小路通・東山通)の延長として電線が地中化されている[注釈 3]。また長久手インター交差点 - 陶磁資料館南駅付近の区間も、電線が地中化されている[要出典]。
また、一般道路区間区間の八草IC - 杁ヶ池交差点までの間は、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)が並行して通っており、そのうち陶磁資料館南駅・長久手古戦場駅・杁ヶ池公園駅はグリーンロードの真上に駅がある。
脚注
注釈
- ^ 当初は長久手町熊張の愛知青少年公園(現在の愛・地球博記念公園)付近が有料区間との境界であったが、後述の通り変更された。
- ^ このうち、名古屋IC - 大久田東交差点の間は名古屋市が1984年(昭和59年)に制定した「東山通」の愛称が付けられている。
- ^ 厳密に言えば東山通のうち、本郷交差点 - 姫若交差点の東行は地中化されていない。
出典
関連項目
外部リンク