2016 Jリーグカップ
Jリーグヤマザキナビスコカップ →JリーグYBCルヴァンカップ |
開催国 |
日本 |
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開催期間 |
2016年3月23日 - 10月15日 |
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参加チーム数 |
18 |
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優勝 |
浦和レッズ |
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準優勝 |
ガンバ大阪 |
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スルガ銀行CS出場 |
浦和レッズ |
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試合総数 |
55 |
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ゴール数 |
128 (1試合平均 2.33点) |
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観客動員数 |
489,607 (1試合平均 8,902人) |
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得点王 |
高木俊幸 (浦和) (4得点) |
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最優秀選手 |
李忠成 (浦和) |
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2016年のJリーグカップは、2016年3月23日より開催され、同年10月15日に決勝が行われた、第24回Jリーグカップである。浦和レッズが13年ぶり2回目の優勝を果たした。
大会名称
ヤマザキナビスコを冠スポンサーとして行われる。グループステージまでは「2016Jリーグヤマザキナビスコカップ」の名称で行う。ヤマザキナビスコが大会終了前の同年9月1日より会社名を「ヤマザキビスケット」に改称する[1] ことを踏まえ、ノックアウトステージ(正式にはリリース日の6月21日)より同社の略称と新商品名を冠した「2016JリーグYBCルヴァンカップ」の名称で行う[2]。なお、当初は決勝まで「Jリーグヤマザキナビスコカップ」の名称を用いるとしていた[3]。
大会レギュレーション
大会の基本レギュレーションについては2015年12月15日に[4]、グループ分けと日程の詳細については2016年1月28日にJリーグより発表された。基本的には2015年大会の大会方式を踏襲しているが、それまでの「予選リーグ」を「グループステージ」に、「決勝トーナメント」を「ノックアウトステージ」に呼称変更している[5]。これはJFAにおいて英語表記に則さない[注釈 1]「決勝トーナメント」の用語を使わないと決定したためである[6]。
- 2016明治安田生命J1リーグに参加する18チームが出場。昇格組では大宮アルディージャが2014年大会以来2年ぶり、ジュビロ磐田が2013年大会以来3年ぶり、アビスパ福岡が2011年大会以来5年ぶりの参加となる。なお福岡は、2011年大会は全試合ノックアウトトーナメント方式だったため、グループステージからの出場は2006年大会以来10年ぶりとなる。
- 18クラブのうちサンフレッチェ広島、ガンバ大阪、浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ2016 (ACL) グループステージに出場するため、グループステージは免除され、ノックアウトステージからの出場。
- FC東京はACLプレーオフに出場するため、ACLプレーオフに勝利してACLグループステージに進出した場合にグループリーグを免除となり、ACLプレーオフに敗退した場合はグループリーグ(Aグループ)からの出場となる。その後、2月9日に開催されたACLプレーオフ(ラウンド3)・チョンブリーFC戦に勝利し本戦出場が決定した[7] ため、ナビスコカップはグループリーグ免除が決定。
- グループステージは上記4チームを除いた14チームを2組に分けて、各組1回総当たりでリーグ戦を行う。
- ノックアウトステージはグループステージを勝ち抜いた4クラブにグループステージ免除4クラブを加えた8クラブによって行われる。
大会日程
グループステージの日程については2015年12月15日に[4]、ノックアウトステージの日程については2016年1月13日に[12] 発表された。日程の発表時点でグループステージ参加が未定のFC東京については暫定的にAグループの日程に組み込まれ、その後FC東京がACLプレーオフに勝利したため、FC東京との対戦カードが組まれたクラブが試合なしとなった。なお、決勝の会場は前年大会と同様、埼玉スタジアム2002で開催される[13]。
グループステージ
Aグループ
出典:
順位表,
戦績表順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.当該チーム間の対戦成績 5.反則ポイント 6.抽選
Bグループ
出典:
順位表,
戦績表順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.当該チーム間の対戦成績 5.反則ポイント 6.抽選
ノックアウトステージ
準々決勝と準決勝については、トーナメント表上段のチームが、第2戦をホームで行う。
準々決勝
第1戦
第2戦
二試合合計スコア 2 - 2(アウェーゴール1 - 0)で横浜F・マリノスが準決勝進出
二試合合計スコア 7 - 4でガンバ大阪が準決勝進出
二試合合計スコア 6 - 1で浦和レッズが準決勝進出
二試合合計スコア 1 - 3でFC東京が準決勝進出
準決勝
第1戦
第2戦
二試合合計スコア 1 - 1(アウェーゴール1 - 0)でガンバ大阪が決勝進出
二試合合計スコア 5 - 2で浦和レッズが決勝進出
決勝
決勝に駒を進めたのは、2014年から3年連続で決勝進出を果たし、2年ぶり3回目の優勝を目指すG大阪と、2013年以来3年ぶりの決勝進出を決め、2003年以来13年ぶり2回目の優勝を目指す浦和の2チーム[14]。Jリーグカップ決勝では初対戦となる両チームの対戦は今季1勝1敗だが、決勝2週間前の10月1日に行われたリーグ戦では、浦和がホームでG大阪に4-0で大勝しており、G大阪にとってはその雪辱を期す試合となる。一方浦和にとっても、前年(2015年)にゼロックス杯、チャンピオンシップ準決勝、天皇杯決勝の全てでG大阪に敗れており、こちらも雪辱を期すまさに「因縁の対決」となった[15]。
G大阪は対浦和戦6試合で4ゴールのFWパトリックが決勝直前に負傷離脱[16]、浦和もMF梅崎司が負傷離脱する[17] など、お互いに一部の主力を欠いての対戦となった。
序盤は一進一退の攻防が続く中、17分にG大阪MF遠藤保仁の敵陣からの縦パスをセンターライン付近で受けたFWアデミウソンが反転して一気にドリブルで攻め上がり、浦和DF陣を振り切って浦和GK西川周作との1対1を冷静に決めてG大阪が先制。その後は再び一進一退の攻防が続き、そのまま1-0で前半を折り返す[18]。
追いかける展開となった浦和は後半にかけて圧力を強め、ゴール前に再三迫るシーンを作り出すがG大阪の守備ブロックの前に得点を挙げることが出来ない。迎えた76分、浦和はMF高木俊幸に替えてFW李忠成を投入。すると、交代直後の最初のプレーとなるMF柏木陽介の放ったコーナーキックをゴール前の相手DFの裏に回り込んだ李がヘディングでゴールにたたき込み、浦和が同点に追いつく。なお浦和はヤマザキナビスコカップ時代の2003年決勝で87分からノーゴールが13年越しに続いていた為、Jリーグカップ決勝の連続無得点時間を歴代最長の408分[19] で止めた事になる。その後はスコアは動かず、1-1で延長戦に突入する。
延長戦は101分、浦和はMF関根貴大のクロスからFW李がフリーで合わせるも枠外。後半終了間際には途中出場のG大阪FW呉屋大翔のシュートがポストにはじかれ、そのままゴールラインを割るかと思われたが、浦和DF森脇良太の必死のクリアで勝ち越しとはならず、そのまま延長戦も終了。2005年大会以来11年ぶりにPK戦での決着となった[18]。
迎えたPK戦、両チームとも3人目までは全員決め、G大阪の4人目は自らキッカーを志願したFW呉屋[20]。ゴールほぼ正面に蹴り込むが、浦和GK西川は動かずこれを右足で止める。この後5人目までPKを決めた浦和が13年ぶり2回目の優勝を果たし、YBCルヴァンカップとしての初代王者となった。浦和が国内三大タイトルを獲得したのは、2006年の天皇杯で、奇しくも決勝で今回と同様にG大阪に勝利して以来10年ぶり[21]、国際タイトルを含めると2007年のACL以来実に9年ぶりのタイトル獲得となった。また、ミハイロ・ペトロヴィッチにとっては、6年間指揮していた広島時代を含め、来日11年目にして初の国内三大タイトル獲得となった[22]。
2016 Jリーグカップ 優勝
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浦和レッズ 13年ぶり2回目
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- テレビ中継[23]
表彰
得点ランキング
最終更新は2016年10月15日の試合終了時
出典: J.League Data Site
脚注
注釈
- ^ 英語で「final tournament」と表記する場合には決勝大会(あればグループステージを含む)のことを指す。
出典
関連項目
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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大会 - 優勝 |
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ナショナルチーム |
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国内リーグ |
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国内カップ |
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大学・育成年代 |
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国際大会 |
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