2002年モナコグランプリ(2002 Monaco Grand Prix)は、2002年のF1世界選手権第7戦として、2002年5月26日にモンテカルロ市街地コースで開催された。
レース前
前戦オーストリアグランプリで大事故にあい負傷した佐藤琢磨は大事に至らず、無事にモナコを訪れた。
予選
結果
決勝
展開
予選でポールポジションを獲得したモントーヤであるが、スタートでクルサードに次ぐ2位に後退。ペースが伸びず、クルサード、モントーヤ、シューマッハ兄弟の4台が接近戦となる。バトンはフライングを取られペナルティを受けた。
レースは序盤から接触が相次ぎ、マクニッシュや佐藤らはウォールにマシンをヒットさせた。バリチェロはライコネンに追突し宙をまうクラッシュを喫し、マッサもベルノルディと、パニスもバトンとクラッシュするなど接触も相次いだ。
レース折り返し地点を過ぎ、先頭の4台ではシューマッハが最初にピットインするが、モントーヤはその直後、エンジンを壊し白い煙を上げながらリタイヤ。50周過ぎにクルサードがピットイン、シューマッハの直前でコースに復帰する。バリチェロはアクシデントの責任を問われるなどしペナルティを受けた。
終盤にはクルサードとシューマッハが接近戦となり、「スピード・キング」トゥルーリは周回遅れに進路を阻まれフィジケラの接近を許し、後方でもアロウズのフレンツェンとフェラーリのバリチェロという資金規模が大きく異なるチームの争いが見られた。サロはブレーキの故障で大クラッシュ、マッサも1コーナーで大クラッシュを喫するが両者とも大事には至らなかった。
レース終了。クルサードがシューマッハを抑えてトップでチェッカーを受けた。3位はタイヤトラブルで終盤に2回目のピットインを強いられたラルフ・シューマッハが入った。ラルフ・シューマッハはこれがモナコでは初の表彰台であり、同時にモナコ初入賞・初完走となった。フレンツェンは後方からファステストラップをマークするバリチェロを最後まで抑えきり今シーズン2回目の入賞となったが、フレンツェンの今シーズンの入賞はこれが最後であり、アロウズにとっても最後の入賞であった。
結果
外部リンク