1981年のNFLは1981年9月6日にNFL62回目のレギュラーシーズンが開幕し、1982年1月24日にミシガン州ポンティアックで開催された第16回スーパーボウルを経て、1月31日にハワイ州ホノルルでプロボウルが開催されてシーズンが終了した。
ドラフト
1981年4月28-29日にドラフトが行われ、12巡332名が指名された。全体1位でジョージ・ロジャースがニューオーリンズ・セインツに指名された。全体1位のロジャースと2位で指名されたローレンス・テイラーはそれぞれ攻撃と守備の新人王となった。
主なルール変更
- 粘着性の高い物や滑り易い物をユニフォーム、体、装備に付けてプレーすることが禁止された。前年レスター・ヘイズがスティッカムを塗りたくってインターセプトを量産したことなどによる[1]
- そのポジションでは付けることが認められていない番号でプレーする場合、オフェンスプレーヤーはそのプレーの前に主審に申告しなくてはならなくなった。
- フォワードパスの反則時にレシーバーがそのボールに触れた場合の罰則がダウン喪失になった。
- イリーガルユース系の反則の罰則が15ヤードから10ヤードに減らされた。
- インテンショナル・グラウンディングの罰則が、ダウン喪失に加え、プレー開始時のボール位置(プレビアススポット)から10ヤードの罰退または反則地点がスクリメージラインより10ヤード以上下がっている場合は反則地点まで罰退(スポットオブファウル)となった。
日程
レギュラーシーズン
各チーム16試合の対戦相手は、以下のルールに従って、前年の成績に基づいて決定された。
- 4チーム所属地区
- 同地区(6試合)
- 同カンファレンス他地区(6試合)
- 他カンファレンス(4試合)
|
- 5チーム所属地区(1~4位)
- 同地区(8試合)
- 同カンファレンス他地区(4試合)
- 他カンファレンス(4試合)
|
- 5チーム所属地区(5位)
- 同地区(8試合)
- 同カンファレンス他地区(6試合)
- 他カンファレンス(2試合)
|
この年の対戦ルールは以下のようである。
同カンファレンス他地区(AFC)
1位 vs. 1位+4位
2位 vs. 2位+3位
3位 vs. 3位+2位
4位 vs. 4位+1位
中地区1~4位 vs. 東・西地区5位
5位 vs. 5位×2+中地区1~4位
|
同カンファレンス他地区(NFC)
1位 vs. 1位+4位
2位 vs. 2位+3位
3位 vs. 3位+2位
4位 vs. 4位+1位
西地区1~4位 vs. 東・中地区5位
5位 vs. 5位×2+西地区1~4位
|
他カンファレンス
AFC東地区1位~4位 vs. NFC東地区1位~4位
AFC中地区1位~4位 vs. NFC西地区1位~4位
AFC西地区1位~4位 vs. NFC中地区1位~4位
AFC東・西地区5位 vs. NFC東・中地区5位
|
(例)前年王者レイダースの対戦相手
AFC |
NFC
|
前年 |
西地区 |
中地区 |
東地区 |
西地区 |
中地区 |
東地区
|
1位
|
チャージャーズ |
ブラウンズ |
ビルズ |
ファルコンズ |
バイキングス |
イーグルス
|
2位
|
レイダース |
オイラーズ |
ペイトリオッツ |
ラムズ |
ライオンズ |
カウボーイズ
|
3位
|
チーフス |
スティーラーズ |
ドルフィンズ |
49ERS |
ベアーズ |
レッドスキンズ
|
4位
|
ブロンコス |
ベンガルズ |
コルツ |
セインツ |
バッカニアーズ |
カージナルス
|
5位
|
シーホークス |
|
ジェッツ |
|
パッカーズ |
ジャイアンツ
|
:1度対戦 :2度対戦
レギュラーシーズン順位表
AFC
|
順 位 |
チーム |
地 区 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
DIV |
CON |
SOS |
SOV
|
地区優勝
|
1
|
ベンガルズ
|
中
|
12 |
4 |
0 |
.750 |
4-2 |
10-2 |
|
|
2
|
ドルフィンズ
|
東
|
11 |
4 |
1 |
.719 |
5-2-1 |
8-3-1 |
|
|
3
|
チャージャーズ
|
西
|
10 |
6 |
0 |
.625 |
6-2 |
8-4 |
|
|
ワイルドカード
|
4
|
ジェッツ
|
東
|
10 |
5 |
1 |
.656 |
6-1-1 |
8-5-1 |
|
|
5
|
ビルズ
|
東
|
10 |
6 |
0 |
.625 |
6-2 |
9-3 |
|
|
レギュラーシーズン敗退
|
6
|
ブロンコス
|
西
|
10 |
6 |
0 |
.625 |
5-3 |
7-5 |
|
|
7
|
チーフス
|
西
|
9 |
7 |
0 |
.563 |
5-3 |
7-5 |
|
|
8
|
スティーラーズ
|
中
|
8 |
8 |
0 |
.500 |
3-3 |
5-7 |
|
|
9
|
オイラーズ
|
中
|
7 |
9 |
0 |
.438 |
4-2 |
6-6 |
|
|
10
|
レイダース
|
西
|
7 |
9 |
0 |
.438 |
2-6 |
5-7 |
|
|
11
|
シーホークス
|
西
|
6 |
10 |
0 |
.375 |
2-6 |
6-8 |
|
|
12
|
ブラウンズ
|
中
|
5 |
11 |
0 |
.313 |
1-5 |
2-10 |
|
|
13
|
コルツ
|
東
|
2 |
14 |
0 |
.125 |
2-6 |
2-10 |
|
|
14
|
ペイトリオッツ
|
東
|
2 |
14 |
0 |
.125 |
0-8 |
2-10 |
|
|
タイブレーク
|
|
|
NFC
|
順 位 |
チーム |
地 区 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
DIV |
CON |
SOS |
SOV
|
地区優勝
|
1
|
49ers
|
西
|
13 |
3 |
0 |
.813 |
5-1 |
10-2 |
|
|
2
|
カウボーイズ
|
東
|
12 |
4 |
0 |
.750 |
6-2 |
8-4 |
|
|
3
|
バッカニアーズ
|
中
|
9 |
7 |
0 |
.563 |
6-2 |
9-3 |
|
|
ワイルドカード
|
4
|
イーグルス
|
東
|
10 |
6 |
0 |
.625 |
4-4 |
7-5 |
|
|
5
|
ジャイアンツ
|
東
|
9 |
7 |
0 |
.563 |
5-3 |
8-6 |
|
|
レギュラーシーズン敗退
|
6
|
レッドスキンズ
|
東
|
8 |
8 |
0 |
.500 |
3-5 |
6-6 |
|
|
7
|
ライオンズ
|
中
|
8 |
8 |
0 |
.500 |
4-4 |
6-6 |
|
|
8
|
パッカーズ
|
中
|
8 |
8 |
0 |
.500 |
4-4 |
7-7 |
|
|
9
|
ファルコンズ
|
西
|
7 |
9 |
0 |
.438 |
3-3 |
6-6 |
|
|
10
|
カージナルス
|
東
|
7 |
9 |
0 |
.438 |
2-6 |
4-8 |
|
|
11
|
バイキングス
|
中
|
7 |
9 |
0 |
.438 |
4-4 |
6-6 |
|
|
12
|
ラムズ
|
西
|
6 |
10 |
0 |
.375 |
2-4 |
5-7 |
|
|
13
|
ベアーズ
|
中
|
6 |
10 |
0 |
.375 |
2-6 |
2-10 |
|
|
14
|
セインツ
|
西
|
4 |
12 |
0 |
.250 |
2-4 |
2-10 |
|
|
タイブレーク
|
|
|
プレイオフ
トーナメント表
受賞者
プロボウル
詳細は「1982年のプロボウル(英語版)」を参照
プロボウル1982
|
AFC
|
クォーターバック
{{{QB}}}
ランニングバック
{{{RB}}}
ワイドレシーバー
{{{WR}}}
タイトエンド
{{{TE}}}
|
タックル
{{{T}}}
ガード
{{{G}}}
センター
{{{C}}}
ディフェンスエンド
{{{DE}}}
ディフェンスタックル
{{{DT}}}
|
アウトサイドラインバッカー
{{{OLB}}}
インサイドラインバッカー
{{{ILB}}}
コーナーバック
{{{CB}}}
セイフティー
{{{S}}}
スペシャルチーム
{{{ST}}}
|
|
NFC
|
クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
|
タックル
ガード
センター
ディフェンスエンド
ディフェンスタックル
|
アウトサイドラインバッカー
インサイドラインバッカー
コーナーバック
セイフティー
スペシャルチーム
|
|
脚注
- ^ レスター・ヘイズ・ルール。チームメイトのフレッド・ビレトニコフが以前から使用していたことから、ビレトニコフ・ルールとも。