1967年の映画
1967年の映画(1967ねんのえいが)では、1967年(昭和42年)の映画分野の動向についてまとめる。
1966年の映画 - 1967年の映画 - 1968年の映画
出来事
世界
日本
- 1月
- 2月
- 2月14日 - 作家・山本周五郎(63歳)死去。
- 2月16日 - 東映、8ミリ映機部廃止、教材映機営業部へ業務移管。
- 3月
- 4月
- 6月
- 6月3日
- 6月28日 - 東宝、通産省から映画界初の輸出貢献企業指定を受ける。
- 7月
- 8月
- 8月3日 - 東宝8.15シリーズの第1作、岡本喜八監督『日本のいちばん長い日』を東京・有楽座でロードショー公開し(一般公開は8月12日)、大ヒット。以後、東宝8.15シリーズは6作続く。
- 9月
- 大映、負債が54億円と発表する。
- 9月15日 - 大映、敬老の日に敬老割引(平均2割)を全国で実施。
- 9月29日 - 東京で第14回アジア映画祭開催。
- 11月
- 12月
周年
日本の映画興行
- 入場料金(大人)
- 400円
- 259円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[29] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[30]
- 入場者数 3億3507万人[31]
- 興行収入 789億4300万円[31]
1967年配給会社別年間配給収入
配給会社
|
年間配給収入
(単位:百万円)
|
前年対比
|
しようちく松竹
|
2,345
|
099.4%
|
とうほう東宝
|
4,816
|
106.9%
|
たいえい大映
|
3,171
|
090.2%
|
とうえい東映
|
5,051
|
091.4%
|
につかつ日活
|
3,159
|
074.4%
|
- 出典: 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月、48頁。
各国ランキング
日本配給収入ランキング
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、240頁。ISBN 978-4873767550。
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、241頁。ISBN 978-4873767550。
北米興行収入ランキング
1967年北米興行収入トップ10
順位 |
題名 |
スタジオ |
興行収入
|
出典
|
1.
|
卒業
|
エンバシー・ピクチャーズ(英語版) ユナイテッド・アーティスツ
|
$104,901,839
|
[32]
|
2.
|
ジャングル・ブック
|
ウォルト・ディズニー
|
$73,741,048
|
[33]
|
3.
|
招かれざる客
|
コロンビア ピクチャーズ
|
$56,666,667
|
[34]
|
4.
|
俺たちに明日はない
|
ワーナー・ブラザース=セヴン・アーツ
|
$50,700,000
|
[35]
|
5.
|
特攻大作戦
|
MGM
|
$45,300,000
|
[36]
|
6.
|
哀愁の花びら
|
20世紀フォックス
|
$44,432,255
|
[37]
|
7.
|
007は二度死ぬ
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$43,084,787
|
[38]
|
8.
|
いつも心に太陽を
|
コロンビア映画
|
$42,432,803
|
[39]
|
9.
|
地獄の天使
|
AIP
|
$36,000,000
|
[40]
|
10.
|
モダン・ミリー
|
ユニバーサル映画
|
$34,335,025
|
[41]
|
日本公開映画
1967年の日本公開映画を参照。
受賞
誕生
死去
脚注
注釈
- ^ 『戦後映画の産業空間 : 資本・娯楽・興行』「日本映画輸出振興協会と輸出向けコンテンツ」によれば、大映はこの融資制度を活用して会社の存続を模索していたが、1971年12月23日に破産宣告。
- ^ 松竹は、特撮映画『昆虫大戦争』、山田洋次監督『男はつらいよ』(1969年公開)・『家族』(1970年公開)なども日本映画輸出振興協会からの融資を受けている。
- ^ 『東宝75年のあゆみ』では、「経営陣の若返りを打ち出し」となっている。
- ^ 脚本家の山崎巌によれば、予算(日活の通常映画の10倍の金額〔ママ〕)を日本政府が払ってくれたが、日活はその大部分を会社の借金の返済に充てた。
出典
- ^ “映画 上意討ち 拝領妻始末 (1967)について”. allcinema. スティングレー. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “ベトナムから遠く離れて (1967) - Release info” (英語). IMDb. 2024年1月6日閲覧。
- ^ “大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス : 作品情報”. 映画.com. 2024年2月1日閲覧。
- ^ “作品データベース:宇宙大怪獣ギララ”. 松竹公式サイト. 松竹. 2024年2月1日閲覧。
- ^ “テレ朝『日曜洋画劇場』50周年 淀川長治氏がOP映像で復活”. オリコン ニュース (オリコン). (2016年10月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2080638/full/ 2020年7月5日閲覧. "(前略)翌年4月より日曜日に移動して現在に至る(後略〕"
- ^ “大巨獣ガッパ”. 日活公式サイト. 日活. 2024年2月1日閲覧。
- ^ “東映クロニクル”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “兄弟仁義 関東兄貴分”. 映画.com. 2023年3月28日閲覧。
- ^ “小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ “主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ a b “過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
- ^ “The Graduate, Box Office Information”. Box Office Mojo. March 8, 2012閲覧。
- ^ “The Jungle Book, Box Office Information”. Box Office Mojo. March 8, 2012閲覧。
- ^ “Guess Who's Coming to Dinner, Box Office Information”. Box Office Mojo. March 8, 2012閲覧。
- ^ “Bonnie and Clyde, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
- ^ “The Dirty Dozen, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
- ^ “Valley of the Dolls, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
- ^ “You Only Live Twice, Box Office Information”. Box Office Mojo. March 8, 2012閲覧。
- ^ “To Sir, With Love, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
- ^ “The Born Losers, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
- ^ “Thoroughly Modern Millie, Box Office Information”. The Numbers. March 8, 2012閲覧。
- ^ “第28回 ベネチア国際映画祭(1967年)”. 映画.com. 2019年7月20日閲覧。
参考文献
外部リンク
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1880年代 | |
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1890年代 | |
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1900年代 | |
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10年代 | |
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20年代 | |
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30年代 | |
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40年代 | |
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50年代 | |
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60年代 | |
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70年代 | |
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80年代 | |
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90年代 | |
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2000年代 | |
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