サンドリーヌ・ボネール(Sandrine Bonnaire、1967年5月31日 - )はフランスの女優、映画監督。日本語表記に頻出する「ボヌール」はまったくの誤り[1][2]。
来歴・人物
1967年5月31日、フランス・アリエ県ガナで11人兄弟の7番目に生まれる。
女優として14歳のときモーリス・ピアラ監督の『愛の記念に』で主役デビュー(この作品は同年のセザール賞最優秀作品賞を受賞)。
17歳のとき、『冬の旅』(アニエス・ヴァルダ監督)でセザール賞最優秀女優賞を史上最年少受賞。同賞には計6度ノミネートされている。
1995年の『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』でヴェネツィア国際映画祭女優賞を受賞。
プライベートでは1992年の『プレイグ』で共演したウィリアム・ハートとの間に娘が一人いる。また、2003年には脚本家のギョーム・ローランと結婚、彼との間にも娘が一人いる。
2007年5月27日、第60回カンヌ国際映画祭で、自閉症の妹サビーヌを主題としたドキュメンタリー作品の監督作『Elle s'appelle Sabine(邦題:彼女の名はサビーヌ)』が批評家/監督週間部門 国際批評家連盟賞を受賞。
フィルモグラフィー
主な出演作品
公開年 |
邦題 原題 |
役名 |
備考
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1983 |
愛の記念に A nos amours |
スザンヌ |
セザール賞 新人女優賞 受賞
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1984 |
蒼い暴走 Tir à vue |
マリリン |
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1985 |
ふたりの女/ブランシュとマリー Blanche et Marie |
マリー |
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ソフィー・マルソーの刑事物語 Police |
リディ |
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冬の旅 Sans toit ni loi |
モナ |
セザール賞 主演女優賞 受賞
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1986 |
ピューリタンの女 La puritaine |
マノン |
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1987 |
悪魔の陽の下に Sous le soleil de Satan |
ムシェット |
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1988 |
僕と一緒に幾日か Quelques jours avec moi |
フランシーヌ |
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1989 |
仕立て屋の恋 Monsieur Hire |
アリス |
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1990 |
黄昏に瞳やさしく Verso sera |
ステラ |
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1991 |
プラハ Prague |
エレーナ |
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1992 |
プレイグ La peste |
Martine Rambert |
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1994 |
ジャンヌ/愛と自由の天使 Jeanne la Pucelle I - Les batailles |
ジャンヌ・ダルク |
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ジャンヌ/薔薇の十字架 Jeanne la Pucelle II - Les prisons |
ジャンヌ・ダルク |
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1995 |
百一夜 Les Cent et une nuits de Simon Cinéma |
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沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇 La Cérémonie |
ソフィー |
ヴェネチア国際映画祭 女優賞 受賞
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1999 |
嘘の心 Au coeur du mensonge |
ヴィヴィアン |
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イースト/ウェスト 遙かなる祖国 Est - Ouest |
マリー |
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2001 |
マドモアゼル Mademoiselle |
クレール・キャンスリエ |
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2002 |
ファム・ファタール Femme Fatale |
カンヌ国際映画祭のゲスト |
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2003 |
戦場のレジスタンス Resistance |
Lucette Oomlop |
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2004 |
親密すぎるうちあけ話 Confidences trop intimes |
アンナ |
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灯台守の恋 L'Équipier |
マベ |
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2015 |
92歳のパリジェンヌ La Dernière Leçon |
ディアーヌ |
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2021 |
あのこと L'Événement |
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TBA
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Dance First
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監督作品
脚注
外部リンク
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1975–1980 | |
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1981–2000 | |
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2001–2020 | |
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2021–現在 | |
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