東和男
東 和男(あずま かずお、1955年8月17日 - )は、将棋棋士。棋士番号は128。長崎県佐世保市出身。高島一岐代九段門下。日本将棋連盟理事を3期6年務めた(2011年5月 - 2017年5月)。 棋歴プロ入りから3年目の1979年度(第38期)順位戦C級2組で8勝2敗の成績で3位となり、C級1組に昇級。1983年度には、第42期C級1組順位戦で9勝1敗で1位となり、B級2組へ昇級。比較的順調に昇級する。 1986年度、第27期王位戦でリーグ入り。挑戦者にはなれなかったが、入りやすく落ちやすいリーグである王位リーグで、残留を果たす(大内延介、二上達也らに勝利)。翌期も残留している(大山康晴、森雞二らに勝利)。 第1期竜王戦(1988年度)の竜王ランキング戦(1987~1988年)は、順位戦で上位であったため、2組からのスタートとなった(第1期竜王戦 を参照)。この年度の2組で準優勝し、1組昇級を決めるとともに、初代竜王の座を争う本戦に進出。本戦では中村修(1987年3月に王将を2連覇)を相手に1勝を挙げ、7位となる。 1993年度、第62期棋聖戦でリーグを突破し、本戦トーナメントに進出。 順位戦は第59期(2000年)にC級1組、第62期(2003年)にC級2組へ降級。第64期(2005年)と第65期(2006年)で2期連続降級点を喫し、第66期(2007年)は1勝6敗の陥落危機を残り3局3連勝で免れるも、この期を最後にフリークラスに転出した。 フリークラス最終年・現役最終年となる2020年度は、第71期王将戦予選にて公式戦では35年ぶりとなる谷川浩司との対局を行い、東が勝利した。 2021年3月末にてフリークラス在籍期限を満了。同年5月17日、第34期竜王戦6組昇級者決定戦・古賀悠聖戦が公式戦最後の対局となり、同日付で現役引退[2] [3]。 棋風純粋な居飛車党である。 相居飛車(相手も居飛車)の場合は、相矢倉で盤面全体で戦う将棋が圧倒的に多い。相手が初手▲2六歩と指して相掛かりに誘導すれば、△8四歩と突いて、それに応じる。 相手が振り飛車の場合は、自玉を堅く囲わず、急戦で対抗することが多い。 2002年前後からは、相居飛車では後手番一手損角換わり、対・振り飛車では相穴熊を指すことも多くなっている。 人物
昇段履歴昇段規定は、将棋の段級 を参照(ただし、四段昇段は旧規定)。
主な成績
在籍クラス→竜王戦と順位戦のクラスについては「将棋棋士の在籍クラス」を参照
出典
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