第77期順位戦(だい77きじゅんいせん)は、2019年度(2018年6月 - 2019年3月)の順位戦である。順位戦は将棋のタイトル戦の一つである名人戦の予選にあたる棋戦である。ここでは第77期名人戦についてもあわせて記述する。
第77期名人戦七番勝負
名人戦七番勝負は、豊島将之二冠が佐藤天彦名人を4勝0敗で下し、名人位を奪取した[1]。
対局者 |
第1局 |
第2局 |
第3局 |
第4局 |
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2019年 4月10日・11日 |
2019年 4月22日・23日 |
2019年 5月7日・8日 |
2019年 5月16日・17日
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佐藤天彦名人 |
千● |
● |
● |
● |
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豊島将之二冠 |
千○ |
○ |
○ |
○ |
名人位奪取
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- 第77期名人戦七番勝負第1局では、1日目の15時02分に千日手が成立(消費時間は▲佐藤3時間11分、△豊島1時間17分)。
対局規定に基づき1日目は終了とし(両者負担の折半時間は1時間44分)[2]、2日目の9時から指し直し局の開始となった[2][3]。
(指し直し局の残り持ち時間は▲豊島5時間59分、△佐藤4時間05分)[4]
第77期順位戦
- 名人挑戦または昇級 / A級プレーオフ進出 / 降級
- (順位欄) 降級点1回 / 降級点2回(いずれも今期順位戦開始時点)
- フリークラス転出 / 降級点消去 / 休場
- 引退 / 死去
- B級2組・C級1組は降級点2回で降級、C級2組は降級点3回で降級。
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A級
名人挑戦1名・降級2名
B級1組
昇級2名・降級2名
B級2組
昇級2名・降級点4名
C級1組
昇級2名・降級点7名
C級2組
昇級3名・降級点9名
フリークラス
脚注
- ^ “第77期名人戦・順位戦 七番勝負/A級”. 日本将棋連盟. 2021年7月24日閲覧。
- ^ a b c d 『名人戦第1局 「千日手」指し直し局始まる』毎日新聞、2019年4月11日。2019年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ a b 『将棋名人戦、異例の千日手 16年ぶり「指し直し」に』朝日新聞デジタル、2019年4月10日。2019年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ 千日手成立時点の両者の消費時間は「▲佐藤3時間11分、△豊島1時間17分」であるのに対し、指し直し局の持ち時間は「▲豊島5時間59分、△佐藤4時間05分」となる[2]。これは、千日手成立時刻15時02分から封じ手時刻の18時30分までの所要時間「3時間28分」を佐藤名人と豊島挑戦者の二人で折半し(1時間44分)、千日手成立時点の各人の消費時間を加えたものを1日目の消費時間とし(▲佐藤4時間55分、△豊島3時間01分)、持ち時間の9時間から差し引いた残り時間となる[2]。なお、1日目の15時前に千日手が成立していた場合には、千日手成立の1時間後に当日指し直し局開始となる規定であった[3]。
外部リンク
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「順位戦」の第1期-第30期は「名人戦」の第6期-第35期にそれぞれ対応。第31期-第35期の順位戦は欠番。 1977年度中の順位戦は第36期(1978年度)に含まれる。第36期-第43期は「名人戦挑戦者リーグ・昇降級リーグ」として実施。 表記の年度は名人戦に対応しており、順位戦は表記年度の前年6月から翌年3月にかけて主に実施。 |