杉山 武彦(すぎやま たけひこ、1944年11月26日 - )は、日本の経済学者。専門は交通経済学。一橋大学名誉教授。文教施設協会会長。
一橋大学学長(第15代)・原子力損害賠償・廃炉等支援機構理事長(初代)・運輸政策研究所所長(第3代)・住友生命取締役・東京メトロ取締役などを歴任した。
来歴
東京都生まれの交通経済学者。一橋大学大学院商学研究科修了。指導教官は宮川公男で、宮川ゼミの同期に京都大学名誉教授北畠能房や[1]、アイ・アール ジャパンホールディングス創業者鶴野史朗がいる[2]。中学では演劇部、高校・大学ではラグビー部に所属。後年、秋山富一の後任として第7代一橋大学ラグビー部OB会長を務めた[3]。
一橋大学長や、航空政策研究会理事長、日本交通学会会長、日本海運経済学会会長、日本公益事業学会理事等を歴任。社団法人国立大学協会大学評価委員会委員、国土交通省独立行政法人評価委員会委員、総務省郵政行政審議会委員、社団法人日本ツーリズム産業団体連合会アドバイザー、財団法人日本交通公社理事等を務めた。2006年4月1日から文部科学省教科用図書検定調査審議会会長。2011年8月30日、原子力損害賠償支援機構初代理事長に内定。設立登記を行い、機構の設立にあたった。
2015年、山縣勝見賞功労賞受賞[4]。2020年、瑞宝重光章受章[5][6]。
門下に竹内健蔵(東京女子大学教授)[7]、二村真理子(東京女子大学教授)、今橋隆(元法政大学教授)、高橋望(関西大学教授)など[8]。
学歴
- 1963年3月 東京都立大泉高等学校卒業
- 1968年3月 一橋大学商学部卒業
- 1968年4月 一橋大学大学院商学研究科修士課程入学
- 1970年3月 一橋大学大学院商学研究科修士課程修了
- 1970年4月 一橋大学大学院商学研究科博士課程入学
- 1970年8月~1971年7月 休学し、カーネギーメロン大学大学院に1年間留学
- 1974年3月 一橋大学大学院商学研究科博士課程単位修得退学
職歴
- 1974年04月 - 成城大学経済学部専任講師に就任
- 1977年04月 - 一橋大学商学部専任講師に就任
- 1980年04月 - 一橋大学商学部助教授に昇任
- 1986年04月 - 一橋大学商学部教授に昇任
- 1998年08月 - 一橋大学商学部長
- 2001年12月 - 一橋大学副学長
- 2004年12月 - 一橋大学学長
- 2007年11月 - 財団法人春秋育英会理事
- 2010年12月 - 一橋大学学長退任
- 2010年12月 - 成城大学社会イノベーション学部政策イノベーション学科教授に就任
- 2011年5月 - 財団法人運輸政策研究機構副会長・運輸政策研究所所長
- 2011年7月 - 住友生命保険相互会社監査役[9]
- 2011年9月 - 原子力損害賠償支援機構理事長
- 2014年12月 - 原子力損害賠償・廃炉等支援機構理事長
- 2015年6月 - 空港施設株式会社取締役[10]
- 2015年7月 - 住友生命保険相互会社取締役[11]
- 2015年9月 - 原子力損害賠償・廃炉等支援機構理事長 退任
- 2017年6月 - 東京地下鉄株式会社取締役[12]
この間東京工業大学工学部等で教鞭をとる。財団法人運輸調査局理事なども歴任。
社会活動
学会
脚注
一橋大学学長(第15代:2004年 - 2010年) |
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