士幌町(しほろちょう)は、北海道河東郡にある町。
町名の由来
地理
士幌町は十勝北部に位置しており、東は池田町、本別町、西は鹿追町、南は音更町、北は上士幌町に接している[1]。南へ緩やかに傾斜している平坦地が町の区域の半分を占め、町の中央部を音更川が流れているほか、ウォップ川、パンケチン川などの河川が流れている[1]。町の東側は佐倉山の丘陵地帯となり、居辺川流域を隔てて押帯の高台が本別町との境にある[1]。
気候
士幌町は標高146 mから420 mの位置にあり、気象は内陸性気候で夏と冬の温度差が激しく、年間平均気温は7℃で、冬季は南西の季節風が強く気温は-20℃以下になるなど、寒冷である[1]。降雨量は、年間平均913 ㎜であるが、山麓と平地では若干の差異がある[1]。
人口
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士幌町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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士幌町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 士幌町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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士幌町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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7,567人
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1975年(昭和50年)
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7,028人
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1980年(昭和55年)
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6,979人
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1985年(昭和60年)
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7,044人
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1990年(平成2年)
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7,149人
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1995年(平成7年)
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7,010人
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2000年(平成12年)
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6,839人
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2005年(平成17年)
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6,755人
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2010年(平成22年)
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6,418人
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2015年(平成27年)
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6,132人
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2020年(令和2年)
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5,848人
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総務省統計局 国勢調査より
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歴史
十勝国の開発は、1886年(明治19年)の北海道庁開設によって軌道に乗り始めた[2]。現在の士幌町への本格的な入植は、1898年(明治31年)になってからであり、岐阜県で設立した美濃開墾合資会社の一行(43戸)が同年に中士幌の現地へ入植し、大地の開拓を始めた[2]。その後、音更町沿岸百戸分(士幌地区)の入植開拓が行われたため人々の移住が促進し、中士幌地区とともに士幌発展の基盤を築いた[2]。
姉妹都市
行政
町長:髙木康弘 [5]
議会
官公署
道の機関
公共施設
- 士幌町総合研修センター
- 士幌町多目的研修集会施設
- 士幌町総合福祉センター
- 士幌町子ども交流センターこもれび
- 士幌町伝統農業保存伝承館・美濃の家
- 士幌町農業会館
- 士幌町食品加工研修センター
- 士幌町民プール
- 士幌町総合グランド
- しほろ清流パークゴルフ場
- 中士幌の森パークゴルフ場
- しほろ温泉パークゴルフ場
- 士幌チセ・フレップ
- 士幌高原ヌプカの里
- 士幌聖苑
公的機関
警察
消防
病院
教育機関
高等学校
中学校
小学校
- 士幌町立士幌小学校
- 士幌町立中士幌小学校
- 士幌町立上居辺小学校
認定こども園
保育園・へき地保育所
- 中士幌保育園
- 上居辺へき地保育所
- 佐倉へき地保育所
- 川西へき地保育所
経済・産業
基幹産業は農業であり、士幌町農業協同組合(JA士幌町)関連のでん粉工場、麦乾燥貯蔵施設、馬鈴薯加工処理施設など大規模施設がある[6]。また、町内には1か所で500から3,500頭を飼育するリースによる肉牛肥育センターが18か所、10戸で450 haの草地を持つリースによる酪農団地、350頭飼育する育成牛預託施設、1日50頭を処理する食肉処理施設など農畜産物の生産と加工に関わる施設が立地している[6]。
組合
スーパーマーケット
金融機関
郵便局
宅配便
交通
鉄道
町内を鉄道路線は通っていない。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR北海道根室本線帯広駅。
廃止された鉄道
かつては日本国有鉄道(国鉄)士幌線や北海道拓殖鉄道、十勝管内で唯一運用していた殖民軌道居辺線(池田町高島駅から士幌温泉まで)が通っていたが、いずれも廃止となった。
バス
タクシー
道路
町内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「十勝平野・山麓ルート」になっている[10]。
観光・レジャー
祭事・催事
- しほろっち夏祭り・花火大会(7月)
- しほろ7000人のまつり(8月)
- しほろ収穫祭(10月)
名産・特産
ジャガイモンプロジェクト
士幌町の民間地域おこし団体。
士幌町が舞台(ロケ地)となった作品
ドラマ
人物
ゆかりのある人物
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
士幌町に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
行政
産業
観光