中島(なかじま)は、埼玉県さいたま市桜区の町丁および大字。現行行政地名は中島一丁目から中島四丁目および大字中島。町丁は住居表示実施地区[4]。郵便番号は338-0822[2]。
地理
さいたま市桜区東部の荒川左岸側の沖積平野(荒川低地)に位置するほぼ矩形の区域を有する地区。地区の東側を中央区鈴谷や西堀、南側を南元宿や町谷、西側を栄和、北側を山久保と接する。南与野駅からも近く、宅地化が進んでいる。地区の東部には新大宮バイパスが縦断するため、歩道橋を設けて地区の分断を防いでいる。東部を斜めに流れる排水路は、旧入間川の流路の名残である[5]。流路周辺は、昭和時代まで荒れ地や農地が広がっていた。荒川堤外地(河川敷)に大字中島の飛地があり、主に公園として利用されている。
南部の境界付近では、片側二車線の都市計画道路道場三室線の建設が進んでいる。
地価
住宅地の地価は、2015年(平成27年)1月1日の公示地価によれば、中島3-12-21の地点で17万1000円/m2となっている[6]。
歴史
もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡与野領に属する中島村であった[7]。平野原に持添新田を領していた。村高は「武蔵田園簿」では251石(田181石、畑70石)、「元禄郷帳」では280石、「天保郷帳」では284石。化政期の戸数は30軒で、村の規模はおよそ東西3町南北8町余であった[7]。
世帯数と人口
2017年(平成29年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 |
世帯数 |
人口
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中島一丁目
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930世帯
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1,829人
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中島二丁目
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437世帯
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842人
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中島三丁目
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184世帯
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396人
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中島四丁目
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333世帯
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709人
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計
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1,884世帯
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3,776人
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小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[13]。
交通
地内に鉄道は敷設されていない。最寄り駅はJR埼京線南与野駅であるが、中島3-12-21の地点よりおよそ1.1 km離れている[6]。
道路
寺社・史跡
- 新義真言宗 万行寺[7]
- 本杢古墳 - 中島本杢緑地に所在する土合古墳群のひとつ。市指定史跡[14]。
- 日向古墳 - 1丁目7番地に完全な形で現存する古墳時代後期の史跡。高さ2 m。住居表示実施前は大字西堀に所在した[15]。
施設
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク