エステベ・”ティト”・ラバト・ベルガーダ(Esteve "Tito" Rabat Bergada、1989年5月25日 - )は、スペイン・バルセロナ出身のオートバイレーサー。2014年Moto2クラスチャンピオン。
経歴
2002年、ラバトは12歳のときにレーシングカートからオートバイレースに転向、その後スペインロードレース選手権(CEV)を経て2006年の第9戦ダッチTTからロードレース世界選手権125ccクラスに本格参戦を開始した。BQR・ホンダチームのアレックス・エスパルガロがシーズン途中に250ccクラスにステップアップしたことから、その後継として得たシートだった[1]。この年ラバトは11戦に出場し、シリーズランキング23位の成績を残した。
2007年シーズンはアルベルト・プーチ率いるレプソル・ホンダ125ccチームに移籍し、ブラッドリー・スミスのチームメイトとして初のフルシーズンを戦った。第4戦中国GPで自身初表彰台となる3位を獲得し、シリーズランキングでは11位を記録した。
2008年、レプソルチームはマシンをKTMに変更。ラバトは新たにマルク・マルケスをチームメイトに迎えシーズンを戦ったが、表彰台の獲得は叶わずにシリーズ14位と成績を落とした。翌2009年シーズンは古巣のBQRチーム[2]に戻り、スコット・レディングをチームメイトにアプリリアのファクトリーマシン・RSA125を駆ったが、最高位は7位に留まりシリーズ18位に沈んだ。
2010年、BQR125ccチームはラバト1台のみの参戦となったが、第2戦スペインGPでは2007年以来となる3位表彰台を獲得した。第10戦チェコGPでも3位獲得、それ以外のレースも3戦のリタイヤを除いて全て7位以上でフィニッシュする安定した成績を残し、年間ランキング6位を記録した。
2011年もラバトはチームに残留するが、中量級Moto2クラスにステップアップしヨニー・エルナンデスのチームメイトを務めることとなった[3]。
2021年はプラマック・レーシングの契約を途中破棄され、スーパーバイク世界選手権に転身したが、第3戦ポルトガルGPのフリー走行で転倒を喫し負傷したホルヘ・マルティンの代役としてチームに復帰する[4]。
戦績
ロードレース世界選手権
シーズン
|
クラス
|
バイク
|
出走
|
優勝
|
表彰台
|
PP
|
ポイント
|
シリーズ順位
|
2005年
|
125cc
|
ホンダ
|
1
|
0
|
0
|
0
|
0
|
NC
|
2006年
|
125cc
|
ホンダ
|
11
|
0
|
0
|
0
|
11
|
23位
|
2007年
|
125cc
|
ホンダ
|
15
|
0
|
1
|
0
|
74
|
11位
|
2008年
|
125cc
|
KTM
|
16
|
0
|
0
|
0
|
49
|
14位
|
2009年
|
125cc
|
アプリリア
|
16
|
0
|
0
|
0
|
37
|
18位
|
2010年
|
125cc
|
アプリリア
|
17
|
0
|
2
|
0
|
147
|
6位
|
2011年
|
Moto2
|
FTR
|
17
|
0
|
1
|
0
|
79
|
10位
|
2012年
|
Moto2
|
カレックス
|
17
|
0
|
1
|
0
|
117
|
7位
|
2013年
|
Moto2
|
カレックス
|
16
|
3
|
7
|
2
|
216
|
3位
|
2014年
|
Moto2
|
カレックス
|
18
|
7
|
14
|
11
|
346
|
1位
|
2015年
|
Moto2
|
カレックス
|
15
|
3
|
10
|
3
|
231
|
3位
|
2016年
|
MotoGP
|
ホンダ
|
17
|
0
|
0
|
0
|
29
|
21位
|
2017年
|
MotoGP
|
ホンダ
|
18
|
0
|
0
|
0
|
35
|
19位
|
2018年
|
MotoGP
|
ドゥカティ
|
11
|
0
|
0
|
0
|
35
|
19位
|
2019年
|
MotoGP
|
ドゥカティ
|
17
|
0
|
0
|
0
|
23
|
20位
|
2020年
|
MotoGP
|
ドゥカティ
|
14
|
0
|
0
|
0
|
10
|
22位
|
2021年
|
MotoGP
|
ドゥカティ
|
2
|
0
|
0
|
0
|
1
|
27位
|
2023年
|
MotoE
|
ドゥカティ
|
15
|
0
|
0
|
0
|
57
|
14位
|
合計
|
|
|
253
|
13
|
36
|
16
|
1497
|
|
スーパーバイク世界選手権
脚注
外部リンク
|
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250 ccクラス |
1940年代 | |
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
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|
---|
Moto2クラス |
|
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