カルロ・ウビアリ(ウッビアリ)(Carlo Ubbiali, 1929年9月22日 - 2020年6月2日)はイタリア出身の元オートバイレーサー。1950年代にロードレース世界選手権の小中排気量クラスで活躍し、通算9度の世界チャンピオンに輝いたライダーである。姓は以前の日本では「ウッビアリ」と表記される例が多かった。
経歴
ウビアリはロンバルディア州ベルガモで生れた。
1949年、ロードレース世界選手権がスタートした年にMVアグスタのマシンで125ccクラスに参戦し、ランキング4位となった。また、同じ年にはインターナショナル・シックスデイズ・トライアル[1]で金メダルを獲得している。
1950年にモンディアルに移籍したウビアリは1951年、最初の世界タイトルを獲得した。
1952年はタイトルをセシル・サンドフォードに譲ったウビアリは、再びMVアグスタへの移籍を決意する。そしてMVアグスタで3度のダブルタイトルを含む125ccの五つのタイトルと250ccの三つのタイトルを獲得し、トップライダーに登りつめた。ウビアリは後にジャコモ・アゴスチーニが現れるまでは、イタリアで最も偉大なオートバイレーサーであった。
ウビアリはまた、12年間のグランプリキャリアの間に大きなクラッシュを一度も経験しなかったことからも分かるように、非常に転倒の少ないライダーであった。
125ccと250ccのダブルタイトルを獲得した1960年シーズン終了後、ウビアリはまだ30歳の若さで引退した。彼の9回の世界チャンピオンという記録は、マイク・ヘイルウッド、バレンティーノ・ロッシの2人と並んでアゴスチーニの15回とアンヘル・ニエトの13回に次ぐ歴代3位の記録である(2014年現在)。
2001年、MotoGP殿堂入りを果たした。
2020年6月2日、生まれ故郷でもあるベルガモ市内の病院で死去[2]。
- 凡例
- イタリック体のレースはファステストラップを記録。
- ポイント欄のカッコ内は総得点
脚注
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125 ccクラス |
1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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Moto3クラス |
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250 ccクラス |
1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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Moto2クラス |
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