トプラク・ラズガットリオグル[1](トルコ語:Toprak Razgatlıoğlu、1996年10月16日 - )は、トルコ・アランヤ出身のレーシングライダーである。2021年・2024年スーパーバイク世界選手権チャンピオン[2][3]。
人物
トルコ共和国でTek teker Arif(英語ならウィリー・アリフ)と呼ばれる有名なスタント・ライダーのアリフ・ラズガットリオグルの次男としてアランヤで誕生。自身もレースデビューする前はスタント・ライダーをやっていたと、ライディングスポーツのインタビュー内で発言している。トプラクはムスリムとして生きており、イスラムの禁酒の戒律を守り、レースの勝利の時にシャンパンを浴びる儀式とは距離を置いている。
2013年と2014年にレッドブル・ルーキーズカップに出場し、それぞれ総合10位と6位。 2014年シーズンの第7レース(ドイツのザクセンリンク)で1位。
2014年10月5日、カワサキ・ZX-6Rに乗りマニクールで開催されたヨーロッパスーパーストック600チャンピオンシップで勝利。2015年、やはりカワサキZX-6Rに乗り、同チャンピオンシップで優勝。
2018年にカワサキのサテライトチームからスーパーバイク世界選手権にステップアップ。2019年鈴鹿8耐ではカワサキ・チームグリーンからエントリーし優勝者として名を連ねたが、実際にはチームはジョナサン・レイとレオン・ハスラムの2人だけでレースを回し、耐久レースの経験の無かったラズガットリオグルには一切決勝での出走の機会を与えなかった。この仕打ちに彼とマネージャーは激怒し、2020年にヤマハ陣営へと移籍している。
2021年10月、スーパーバイク世界選手権でラズガットリオグルは選手権首位をキープし、2021年11月21日にマンダリカで行われた最終戦インドネシアラウンド・レース1で2位に入り、念願のシリーズチャンピオンを獲得し、トルコ人初のチャンピオンとなった[2]。
2023年をもってヤマハからの離脱を発表[4]。2024年からBMW陣営へ移籍[4]。2024年10月19日にヘレスで行われた最終戦スペインラウンド・レース1で2位に入り、3年振りのSBKチャンピオンを獲得した[3]。
戦績
レッドブル ルーキーズ・カップ
(太字はポールポジション、斜字はファステスト・ラップ)
スーパーバイク世界選手権
(太字はポールポジション、斜字はファステスト・ラップ)
脚注
- ^ “SBK:ラズガットリオグル、2023年までヤマハから継続参戦「将来的にはMotoGPも考えるかもしれないが、今はSBKに集中している」”. オートスポーツWeb. 三栄書房 (2021年7月5日). 2021年8月20日閲覧。
- ^ a b “ラズガットリオグルがチャンピオン獲得【順位結果】2021SBK第13戦インドネシア 決勝レース1”. オートスポーツWeb. 三栄書房 (2021年11月21日). 2021年11月21日閲覧。
- ^ a b “ラズガットリオグル、3年ぶりのSBKタイトル奪還。BMW移籍後1年でチャンピオンに返り咲く”. オートスポーツWeb. SAN-EI (2024年10月20日). 2024年10月20日閲覧。
- ^ a b “トプラク・ラズガットリオグル、2024年はヤマハからBMWワークスに移籍/SBK”. auto sport Web. SAN-EI (2023年5月23日). 2023年5月28日閲覧。
外部リンク
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その他のライダー:10 シャーリン (JDTレーシングチーム)、17 フリッツ (GYTR GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)、24 スピネッリ (バーニ・スパーク・レーシングチーム)、33 ライド (OMGレーシング・ヤマハ)、36 メルカド (ペトロナス・MIEレーシング・ホンダチーム)、37 ライターバーガー (ROKiT BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)、51 ピロ (Aruba.itレーシング - ドゥカティ)、52 デルビアンコ (GYTR GRTヤマハ・ワールドSBKチーム、ヤマハ・モトックスレーシング・ワールドSBKチーム)、59 カネパ (パタ・ヤマハ・プロメテオン・SBK)、75 ロペス (ペトロナス・MIEレーシング・ホンダチーム)、79 ギリム (ペトロナス・MIEレーシング・ホンダチーム)、91 ベルナルディ (ヤマハ・モトックスレーシング・ワールドSBKチーム) |
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