リュクールゴス (古希: Λυκοῦργος, Lycurgus )はギリシア神話の人物。アルカディアー地方の王で、先王アレオスの息子。アンカイオス、エポコス、アムピダマース、イーアソスの父となった。妻はクレオピュレー、エウリュノメー、アンティノエーなど様々な説がある。
リュクールゴスは突然ボイオーティアのアルネの王アレイトースに襲われた時に彼を殺した。そこは山間の狭い道だったので、アレイトースが好んで使っていた武器の鉄の棒が役に立たなかったのである。そしてリュクールゴスは戦利品としてアレイトースの鎧を奪った。その鎧は後にエレウタリオンに渡し、エーリスのピサでネストールと戦う時に装備した。アルゴナウティカの注釈によると、リュクールゴスはエレウタリオンを待ち伏せし戦ったが負けたという。アルカディア人は「モレイア」と呼ばれる饗宴の際、リュクールゴスの名誉を讃えた。
系図
参考文献