クレイオス(古希: Κρεῖος, Kreios)は、ギリシア神話に登場する神である。 クリーオスとも呼ばれ、その名は「天の雄羊」を意味する[1]。
ウーラノスとガイアの息子でティーターンの一人。オーケアノス、コイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ムネーモシュネー、ポイベー、テーテュースと兄弟[2][3]。
ポントスとガイアの娘エウリュビアーとの間に、アストライオス、ペルセース、パラースをもうけた[4][5]。
現在伝わっている神話ではほとんど系譜上の存在で、説話らしい説話は伝えられていない。
脚注
- ^ カール・ケレーニイ『ギリシアの神話 神々の時代』植田兼義訳、中公文庫1985年、29頁。
- ^ ヘーシオドス、133行-137行。
- ^ アポロドーロス、1巻1・3。
- ^ ヘーシオドス、375行-377行。
- ^ アポロドーロス、1巻2・2-2・3。
参考文献