『家なき子』(いえなきこ)は、1994年と1995年に日本テレビの土曜グランド劇場で制作・放送されたテレビドラマ。また、ドラマのヒットを受けて1994年12月17日には劇場版が公開されている(後節参照)。
家庭内暴力を受けている小学生の少女が、理不尽な環境の中でも困難に負けずに生きていく様を描いた物語である。
当時12歳だった安達祐実の出世作としても知られている。特に主人公・相沢すずの「同情するなら金をくれ!」という劇中の台詞が、新語・流行語大賞に選ばれるほどのブームとなった[1]。だが、その一方で後述のように過激な暴力・いじめのシーンが批判の対象となり、内容が社会的議論も巻き起こした。また、内藤剛志の強烈でインパクトのある役も話題となり、シリーズ第1作は平均視聴率24.7%、最高視聴率37.2%(最終話)を記録するなど、「土曜ドラマ」枠としては平成初期の最大のヒット作となり、さらにシリーズ第2作も引き続き人気を保ち平均視聴率22.5%、最高視聴率31.5%(最終話)を記録している(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)。
テレビ版シリーズ2作と劇場版が製作されており(シリーズ第1作→劇場版→シリーズ第2作の順)、3部作構成となっていた。初期こそエクトール・アンリ・マロの児童文学作品『家なき子』へのオマージュがあったが、シリーズ第2作ではサスペンスやサイコスリラー、教育問題などオリジナル路線を強めていった。
なお、本作は前述の児童文学を同局が制作したアニメシリーズおよび、1974年10月1日〜1975年3月25日(火曜19:00 - 19:30、JST)にTBS系列で放送されていた、坂口良子主演のテレビドラマと直接の関係はなく、内容も別物である。
2023年現在、DVD版・Blu-ray版はリリースされていない。
1994年4月16日から7月2日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(土曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ。
酒浸りで暴力的な養父、重病で入院中の実母。そして貧しい暮らしを理由に同級生たちから冷たい視線を浴びせられる日々を送っていた相沢すずは、歩み寄ろうとする担任教師の片島智之に反発。同時に母の手術費用を捻出するため、盗みなどに手を染めていく。ある日、一時帰宅をした母に暴力を振るった養父を殺害しようと、自宅アパートに放火するという事件を起こす。以降、すずは波瀾に満ちた人生を歩みながらも、不遇な現実に立ち向かっていく。
川崎市立若宮小学校に通う6年2組の男女児童。
プロデューサーの佐藤敦によると、主題歌に中島の曲を使いたいと思ったが、「多忙な彼女に書下ろしは無理だろうな」と考えていた[1]。せめて既存曲の使用許可を得ようと本作の詳細なプロットを書いて中島に見せると、意外にも彼女からすぐに「曲を書下ろします」と返事をもらえた[1]。これについて中島は、このドラマに犬が出るということで、このドラマの主題歌を担当したという(中島みゆきのオールナイトニッポンより)。数日後、完成した『空と君のあいだに』は、犬目線で書かれた主人公の少女の心の支えとなる歌詞に、悲しさと力強さのあるメロディの楽曲で、その後本作と共に大ヒットした[1]。
1994年12月17日公開、配給は東宝。サブタイトルは「みなし子すずの哀しい旅」。ドラマ版のヒットを受けての映画化となった。 『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』で注目された堂本光一、同作品で体罰教師役を演じた斎藤洋介、同作品で担任を演じた桜井幸子の妹の桜井貴子も出演(斉藤は無印で警察官役、光一は2に晴海役で登場しているが、それぞれ別役であり繋がりはない)。
母、陽子の死後(ここでは父、悟志の所在と生死に関しては一切、言及されていない)、相棒でもある犬・リュウと共に放浪を続けるすずは、クリスマスの夜に路上販売をおこなっていたケーキを盗んで、店主に捕まってしまう。窃盗犯として警察に突き出される直前、サーカス団経営者でもある磯貝が現れ「ケーキの代金を肩代わりする」と言い出す。しかし磯貝は身寄りのない子供達を集めては、サーカス団員として、不当な労働を強制しており、すずとリュウも軟禁状態でサーカス団に連行されてしまう。そして伯父と離婚後、磯貝の後妻となった京子・その娘で従姉妹の真弓と再会。嫌がらせを受けるさなか、すずは空中ブランコの花形として活躍する稔と出会う。
1995年4月15日から7月8日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(土曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ。前作『家なき子』の続編にあたる。
相沢すずはサーカス団から旅立ったあと(作中では当時の話題は一切登場しない)父・悟志が生存していることを知り、再会。学校には通わずに彼の世話をしながら愛犬であるリュウと共に暮らしていた。ある春の日、駅で落ちていた財布を手にしていたところを窃盗と誤解され、留置される。そこで軽薄な印象を持つ少年、牧村晴海と出会い共に脱走。警官に追われていたところを圭太に救出される。現在は大富豪である一条泰造の屋敷で運転手をしているという圭太は、すずに「当主が孫娘を探している」と伝え、過去と自出を偽って屋敷に来る事を勧めた。嘘をつく事に負い目を感じつつも、経済的な理由と父を救うために一条家に乗り込み、私立・修学館中等部[注 20]へ編入することになったすずだったが、間もなく海外から帰国した一条の親族である絵里花の弁により、偽物扱いをされる。同時期に孫娘を名乗ってやって来た千穂と屋根裏部屋に住まわされた直後、絵里花の母、麗子が何者かに殺害されてしまう。その為に周囲から殺人罪の濡れ衣を着せられ、屋敷内・学校内で辛辣ないじめを受けるも修学館高等部に在籍するという晴海に再会。次第に理解を深めてゆく。しかし屋敷では次々に殺人事件が発生。そして晴海自身も一条家と繋がりがある事が明らかになってゆく。
藤田美紀、小野智子、矢野櫻、末永絵里香、生田麗、石塚絵美、葛西摩利、加藤愛子、加納明菜、工藤純子、久保伸代、小林泰奈、鹿野菜々美、四島知香、島岡彩、白田亜沙子、杉田香織、鈴木綾、鈴木瑠美、武田朋花、平本貴子、細渕絵里香、松本 恵(松本 莉緒)、峰 由樹、向山真夢、安田芽衣子
わたしの城下町 - お祭りの夜 - 雪あかりの町 - 瀬戸の花嫁 - 京のにわか雨 - 漁火恋唄 - 春のおとずれ - 恋にゆれて - 十五夜の君 - 恋の雪別れ - 花のようにひそやかに - ひとり囃子 -祇園祭より- - 冬の駅 - 黄昏の街 - ひと雨くれば - 花車 - 桜前線 - 恋岬 - 夾竹桃は赤い花 - 逢いたくて北国へ - 思い出にだかれて - 星の砂 - 湖の祈り - ひとり歩き - 夢追い列車 - 泣きぬれてひとり旅 - 雨… - スペインの雨 - 恋ごころ
来夢来人(ライムライト) - 螢火 - ジョーク - 南風 - たそがれラブコール - みだれ髪 - 通りゃんせ帰りゃんせ - お久しぶりね - 今さらジロー - 乾杯! - 乱 - 背中でちょっとI LOVE YOU - 泣かないから - LEATHERY - だらしがないね
はずかしがらずに男たちよ - 誰でもいいはずないじゃない - 涙が迎えに来てるから - 夜明けの伝言(高山厳とのデュエット曲) - 鳩 - 千年の恋 - だから京都
いい気になるなよ - TEN ZILLION〜100億の幸福につつまれて〜(「rumico」名義)
やさしくして - アカシヤの大連 - 青林檎 - 愛のせいで…
深夜零時、乱れ心
私の十二曲 -日本抒情歌集- - お祭りの夜 - 雪あかりの町 - 京のにわか雨 - 大正琴を歌う - 春のおとずれ - あしたは日本晴れ - あたらしい友達 - 昨日、今日、明日 - 緑の地平線/こころの歌 - 花車 - 春夏秋冬 - 故郷〜北から南から - 青春の真中で - 風がはこぶものは - 愛に甦る〜南から北へ - 泣きぬれてひとり旅〜愛こそはすべて - 素顔のまま - スペインの雨 - 来夢来人 - 螢火 - 浪漫的〜ロマンチック - 日本の夏〜ひと雨くれば - たそがれラブコール - いくつもの星が流れて - うたかた
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折鶴
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