酒井 敏也(さかい としや、1959年〈昭和34年〉5月30日 - )は、日本の俳優。岐阜県土岐市出身。身長165cm、体重56kg。俳号は酒井未踏。
経歴
実家は製陶業で、どんぶりを作っていた。中学の後輩に同じ駄知町出身の神奈月がいる。
岐阜県立多治見工業高校窯業科出身。卒業後、地元の自動車販売店に2年間就職するが、つかこうへいに心酔し、俳優を目指して脱サラした。つかこうへい事務所のオーディションに自己紹介のカセットテープを送ったところ、その独特の声がつか本人に気に入られる。数日後、つか本人から上京を命じられ、テレビドラマ『弟よ!』でデビューを果たす[1]。
30歳の時に、一般の女性と結婚していたが、2004年に離婚[2]、2021年に再婚。
若手時代は「つかこうへいの秘蔵っ子」と言われ、つか作品に多く出演。小柄な体躯・愛らしいベビーフェイス・甲高い声と、強い個性を持っており、根強いファン層を獲得していた。若手時代は、どちらかといえば、アングラ系の知る人ぞ知る存在だったが、中年期に達して以降、『踊る!さんま御殿!!』などのバラエティー番組で活躍が目立ち、独自のポジションを確立。
2001年にはかつてフジテレビ系のドラマ『成田離婚』、「できちゃった結婚」で共演した阿部寛、近藤芳正らと劇団「ダンダンブエノ」を結成。
人物
- 薄い髪の毛と、常に挙動不審に見えるほどオドオドした動きが特徴的。そのためか、「踊る!さんま御殿!!」に出演した時は、必ず明石家さんまから「下着盗んだやろ?」「何で盗んじゃったの?」と、下着泥棒として弄られることが多い。しかも、全く反論せずにオドオドした様子で、たまに照れながら、ニヤッとしているので完全に弄られる。
- 高校時代、卓球部に入部していたが、隣の部室で演劇部の同級生が女子部員とトランプに興じているのが羨ましくなり、演劇部に入部[3]。
- 上京後の3年間は、つかこうへいの運転手を勤める。
- つかからは「お前は声を張るな。セリフが嘘になるから」と言われた。
- 声を張り上げずに必要な声量を確保する必要があったため、つかこうへいに魚河岸、神宮球場の売り子などのバイトをさせられる。ただし、ホストクラブは不採用。「漁船に乗れ」という命令は酒井が拒否。
- 前頭部のみ頭髪を残している理由は、本人の言によると「天使のつかまるところだから」。
- 趣味は粘土細工。『ナニコレ珍百景』では、動物珍百景として紹介された動物の粘土細工を作製し、披露している。
- 声はくまのプーさんの吹き替え(八代駿)に似ている。
- 家で新聞を取っていないため、図書館に通って読んでいる。
- そばが好物で、食べ歩きをしている。
- 生卵が苦手。
- 山が好きで、よく登山をするが、登る山は高尾山のみ。
- 自作のブローチを付けて『踊る!さんま御殿!!』に出演したことがある。明石家さんまにも作ってプレゼントした。
- 動物は大好きだが、仕事が忙しくて飼えないので所属事務所に飼われている猫の「だいず」を非常にかわいがっていた[4]。
- 幼少から大のボクシングファンでおたくの域に達している(人と戦うのは嫌なので実際にボクシングはやらず、観戦のみ)[5]。
- ゲームセンターのクレーンゲームはかなりの腕前。獲った景品を女性にプレゼントし、喜ぶ姿を楽しみとしている。2008年2月28日の『笑っていいとも!』にてお友達として紹介した宇多田ヒカルは、酒井からクレーンゲームで取ったという「時計」をプレゼントされたと語った。また『さんまのSUPERからくりTV』で同じくクレーンゲームが得意な安田大サーカスの団長と対決をした際は真剣になり、ハイテンションで団長を応援するクロちゃんにイライラして「うるさい!」と普段のキャラからは想像出来ない怒号で一喝し、クロちゃんを唖然とさせたことがある。
- 女優の南野陽子とは恋愛話等をする程の親友。
- 『有吉AKB共和国』の企画での再現ドラマにおいて、高橋みなみ役を初めとした多くのメンバー役を演じた。その甲斐あってかTeam Ogi祭にも「高橋みなみ」役としてゲスト出演も果たした。
- 女性お笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子好きを公言しており、フジテレビのめちゃイケで待望の共演を果たし、いい雰囲気まで行くものの、友達どまりに終わっている(電話番号等の交換はしているかは、不明)。
出演
テレビドラマ
映画
舞台
ラジオ
吹き替え
ナレーション
MV
バラエティ
CM
脚注
外部リンク