沖縄県那覇市泉崎一丁目の泉崎7号(延長/306 m 幅員/13 m(平均)は、市の中心地域に位置し幹線道路を結び、市役所・小学校・県庁・県警などに面した本路線は、これら公共機関の利用者及び通過交通により交通量・不法駐車が多く、児童などの歩行者の安全を十分に確保できない状況にあったことで、一方通行にして道路の一部にカーブやイメージハンプを設け、車両交通を抑制する一方、歩道を拡幅し、一年中花や緑のある植栽に努め、照明灯を設置するなど人々が安全で快適に歩けるコミュニティ道路整備を行ったほか、沖縄独特のシーサーを車止めに用いて交通安全を願い、歩道舗装の色は南国的な赤を基調とした。樹種の選定も考慮し、地域の特色を生かせるように努めたため、住民や歩行者に親しみのある道路となっている[要出典]。
熊本県熊本市楠三丁目楠団地内の路線名/市道楠2丁目、楠3丁目第1号線(延長/323 m 幅員/8 m)楠コミュニティ道路は、市街地より北へ約7 kmの楠団地(世帯数2839戸、人口9413人) の中央部(東西へ走る道路で幅員8 m)に位置し付近に楠中学校・楠小学校・楠幼稚園と、銀行・郵便局・スーパーマーケットなどがある住宅地であるが、朝タの通勤車両の迂回路として利用され、交通事故も発生して、地元より歩道設置の要望もあったことから県下初のコミュニティ道路づくりに着手したもの[要出典]。道路は線形をジグザグとし速度規制20 km/hの一方通行で、10 m間隔に高木・低木を植栽し、車止め(ベンチ)や、電話ボックス、デザイン灯を設けた。歩道の一般部はインターロッキングブロック赤色系で車出入口は緑色に配色をかえ、車道部の交差点は黄色の樹脂系路面処理工で交差部が一目でわかるようになっている。
広島県広島市南区皆実町一丁目の路線名/市道3区135号線(延長/225 m 幅員/8m)は、芸術公園をめさす比治山公園の南に位置し、同地区を縦断する市道3区135号線は、広島市中心部を東西に横断する国道2号線に接続していて、付近には区役所・小学校・保育所・環境センターなど公共施設も多く、通学路として登下校に利用されており、国道から迂回する車両も多く交通安全上問題となっていた[要出典]。このため、安全で快適な道づくりをめざしコミュニティ道路として整備することとなった。歩道の拡幅と車道の蛇行化および、イメージハンプの設置などにより不法駐車、交通量も減少した[要出典]。また、居住環境も向上し、道とのふれあいの機会がふえて、コミュニケーションの場として住民に親しまれている[要出典]。
岐阜県大垣市東外側町一丁目の路線名/市道 東外側から木戸線(延長/160 m 幅員/11 m)の場合、東外側町は市の中心部に位置し、一級河川水門川が流れ、唯一の自然を感ずる所で、少し離れた上流には大垣市の別名「水都」をイメージづける噴水や滝の「水の広場」があることから、それを結ぶ川に沿った道路が貴重な都市空間として、市民生活に潤いと豊かさを持たせるための素晴晴らしい環境づくりの一環として、コミュニティ道路に整備された。歩行者優先の立場から、車道は一方通行で、蛇行曲線を入れ物理的にスピードを制限し、歩車道の段差をなくし、グリーンの舗装は目を楽しませる[要出典]。また、歩道は磁気タイル張に絵タイルが組み込まれ、側には多種多様な高・低木の植込みがあり季節を楽しませる。木影にはベンチが設けられ、点在する彫刻のモニュメント・青空市場・屋台などは、まさにコミュニティの場として市民から親しまれ、新しい名所ともなっている[要出典]。
宮城県加美郡中新田町字西田地内の路線名/町道町役場前線(延長/540 m 幅員/歩道2.5 - 4.5 m・車道6 m(2車線)は、役場・保育所・小学校・高等学校などが立地している公共ゾーンと、町民憩いの場である西田公園・あゆの里公園のアクセス道路でもある。こうしたことから歩行者の安全かつ快適性・景観・ゆとりと潤いのある空間の創作に努め、整備したものである[要出典]。こうしてコミュニティ道路は、自動車の走行速度を抑えるため車道にS字カーブ、プラスハンプ・マイナスハンプで高低差をつけるなどの工夫をし、構造として景観を考えた空間・照明・分離帯・車止め(パイプオルガンをデザイン化)などに地域特有の趣向をこらし、地域の人々にゆとりと潤いのある空間を提供する場として整備された。