NEOとはかつて存在したジャスダック内の新興企業向けの株式市場である。NEO自体は「新しい」の意だが、New Entrepreneurs' Opportunity(新しい起業家たちの機会)や、New Evaluation Opportunity(新しい評価の機会)の略語でもある。
概要
上場基準はジャスダックより緩く、利益よりも新技術・ビジネスモデルを重視した市場であるため、赤字決算の企業でも上場は可能であった(該当するのはジャパン・ティッシュ・エンジニアリングのみ)。しかし、投資家保護のため適時開示のほか四半期ごとのマイルストーン開示(内容は事業計画の内容など)を義務付けていた。また、技術評価アドバイザリー・コミッティーという機関があり、上場審査の際にその新技術・ビジネスモデルを評価していた。
マイルストーン開示
マイルストーン開示は、NEOが技術開発やビジネスモデル展開において成長の可能性を有する企業を支援することを目的としていたことから、上場企業に求めていた開示。マイルストーンとは里程標を意味し、企業を今度どのように発展させる計画であるか具体的に示すことが求められていた。ジャスダックへの統合後も、旧NEO上場企業の一部の銘柄では、継続してマイルストーン開示を行っている。
マイルストーン開示には、次に掲げる事項を記載することが求められる。
- 事業計画の内容および前提条件
- 事業計画の進捗状況および今後の達成見通し
- 開示した前提条件との比較に基づく達成または未達成の要因
歴史
旧NEO上場企業
関連項目
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日本(廃止・戦後) | |
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日本(廃止・戦中) | |
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日本(廃止・戦前) | |
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南北アメリカ |
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ヨーロッパ | |
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12013年7月16日付けの取引より、東証と大証の現物取引の市場統合により、東証によって運営 22010年10月12日に(旧)JASDAQ・JASDAQ NEO・大証ヘラクレスの3市場が(新)JASDAQに統合 3現物取引の東証への市場統合前までは大証によって運営 42014年3月24日に、東証と大証の デリバティブ取引を統合し、それに特化した「大阪取引所」に転換したため「証券取引所」ではなくなった 52022年4月4日、東証の市場第一部・第二部・マザーズ・JASDAQが廃止され、プライム・スタンダード・グロースの3市場に再編された
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