サウジ証券取引所(サウジしょうけんとりひきじょ、アラビア語: السوق المالية السعودية)もしくは タダウル(アラビア語: تداول)はサウジアラビアの証券取引所。タダウルが、サウジアラビア資本市場法(英語版)に基づく、閣僚特別委員会の登録を経て設立されたのは2007年3月19日のことであり、以来サウジアラビアにおける唯一の証券取引所となっているが、非公式の取引所としては1954年に設立されている。1970年代の上場企業は14社に過ぎなかった。1980年には記名株式を発行し、サウジアラビアの法人として公的な形式を整えた。2018年には自己規制法人となっている。2020年12月31日現在、203社が上場している。
2020年12月31日現在、立会時間は毎週日曜日から木曜日までの午前10時から午後3時10分である[2][3]。タダウルは中東・北アフリカにおいて最大の株式市場であり[4]、世界9番目の規模を有する株式市場とされている[5]。
2017年2月26日には、上場要件を緩和した新興市場であるサウジパラレル市場(英語版)が発足した[6][7]。
代表的な株価指数であるタダウル全株指数の最高値は2006年2月25日に記録した20,634.86。
タダウルはIOSCO(証券監督者国際機構)の協力会員であり、WFE(国際取引所連合)とAFE(アラブ取引所連盟)に加盟している。The share capital of Tadawul is SAR 1.2 Bn divided into 120 million shares of equal value of SAR 10.
タダウルの資本金はパブリック・インベストメンント・ファンドが全額出資している。証券決済センター(Muqassa)及び証券保管センター (Edaa)を完全子会社として保有する他、タダウル不動産会社の株式を20%保有している。
取引時間
取引日は、日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日の週5日間であり、立会セッション時間は1日1回である。以下の表は、取引市場ごとの立会時間を示したものである(サウジアラビア標準時 UTC+3)。サウジアラビアの祝日であるサウジアラビア独立記念日(英語版)、イード・アル=アドハー、イド・アル=フィトルは休場となる。
市場
|
開始時刻
|
終了時刻
|
普通株
|
10:00 AM
|
3:00 PM
|
ETF
|
10:00 AM
|
3:00 PM
|
スクーク・債券
|
10:00 AM
|
3:00 PM
|
年間騰落
以下の表は、2001年以降のタダウル全株指数の年間騰落の推移を示している[8]。
年
|
終値
|
騰落ポイント
|
騰落率(%)
|
2001
|
2,430.11
|
|
|
2002
|
2,518.08
|
87.97
|
3.62
|
2003
|
4,437.58
|
1,919.50
|
76.23
|
2004
|
8,206.23
|
3,768.65
|
84.93
|
2005
|
16,712.64
|
8,506.41
|
103.66
|
2006
|
7,933.29
|
−8,779.35
|
−52.53
|
2007
|
11,175.96
|
3,242.67
|
40.87
|
2008
|
4,802.99
|
−6,372.97
|
−57.02
|
2009
|
6,121.76
|
1,318.77
|
27.46
|
2010
|
6,620.75
|
498.99
|
8.15
|
2011
|
6,418.13
|
−202.62
|
−3.06
|
2012
|
6,801.22
|
383.09
|
5.97
|
2013
|
8,536.60
|
1,734.38
|
25.50
|
2014
|
8,333.30
|
−202.30
|
−2.37
|
2015
|
6,911.76
|
−1,421.54
|
−17.06
|
2016
|
7,210.43
|
298.67
|
4.32
|
2017
|
7,226.32
|
15.89
|
0.22
|
2018
|
7,826.73
|
600.41
|
8.31
|
2019
|
8,389.23
|
562.50
|
7.19
|
2020
|
8,689.53
|
300.30
|
3.58
|
関連項目
脚注
出典
外部リンク
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日本(廃止・戦中) | |
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中東・アフリカ | |
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報道機関 | |
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関連項目 | |
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