齊藤未月
齊藤 未月(さいとう みつき、1999年1月10日 - )は、神奈川県藤沢市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ヴィッセル神戸所属。ポジションはミッドフィールダー(MF)。
来歴
湘南ベルマーレ
2015年より湘南ベルマーレのトップチームに2種登録選手として登録された[1]。2016年5月にプロ契約を結び、9月22日の天皇杯3回戦の徳島ヴォルティス戦でプロ入り初得点を記録。2018年7月22日、第17節のヴィッセル神戸戦でリーグ戦初得点を記録。このゴールは同時にJ1リーグの通算21,000点目のゴールとなった[2]。
ルビン・カザン
2020年12月14日、ロシア1部のルビン・カザンへ期限付き移籍で加入することが発表された[3]。
ガンバ大阪
2022年、ガンバ大阪へ期限付き移籍で加入[4]。7月2日、第19節の浦和レッズ戦で移籍後初得点を決めた。
ヴィッセル神戸
2023年1月4日、ヴィッセル神戸へ期限付き移籍することが発表された[5]。開幕戦からスタメンで出場し、神戸のハードワークするスタイルにフィットし、中心選手としてチームの好調を支えた。第24節に負傷(後述)するまで契約により出場できない湘南戦と出場停止となった1試合を除いて、リーグ戦全試合に出場し、クラブ初のJ1リーグ優勝に貢献した。
2024年1月12日に会見を開き、期限付き移籍から完全移籍へ移行することが発表された[6][7]。
負傷
2023年8月19日に行われた第24節の柏レイソル戦で前半22分にディフェンスに来た柏のジエゴと戸嶋祥郎にスライディングで挟まれるような形となり負傷。そのまま交代となった[8]。試合終了後に、検査を行った結果、左膝関節脱臼、左膝複合靱帯損傷(前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋腱損傷、内側側副靭帯損傷、後十字靭帯損傷)、内外側半月板損傷と診断されたと神戸が発表[9]。全治約1年の大怪我となった。この負傷したシーンは、相手の故意ではないが危険なプレーであり神戸の選手は異議を唱えたが、VARの介入やタックルした相手にカードの提示などはなかった。試合後に神戸の選手や神戸の会長である三木谷浩史が苦言をSNSなどに投稿した[10]。後にJFA審判委員会が「(VARについて)情報を共有する必要があった」「我々の見解はレッドカード」と明らかに誤審であったとの見解を示した[11]。9月には、齊藤が所属した湘南、G大阪、神戸が合同で「未月とトモニ」というグッズを制作[12]。同月3日に行われた京都サンガF.C.戦では、選手入場時に神戸の選手が齊藤を応援するTシャツを着て入場。それについて京都の監督で齊藤が湘南時代に監督をしていた曹貴裁が「彼に対して、神戸の選手がTシャツを励ましていただいたことは、指導者として感銘を受けました。Jリーグの歴史の中で、こんなにすぐに対応して示してくれたことは記憶にないと思います。サポーターも戻ってくることを願っています。僕も、人としても指導者としても、ピッチに彼が帰ってくることを願っています」と試合後の会見で涙を堪えながらエールを送った[13]。その後、神戸は「未月とトモニ」をテーマに掲げ[14]、苦しんだ時期もあったもののクラブはJ1リーグ優勝を達成。優勝セレモニーには松葉づえ姿で参加し、シャーレを掲げた[15]。
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2015 |
湘南 |
32 |
J1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0
|
2016 |
5 |
0 |
5 |
0 |
1 |
1 |
11 |
1
|
2017 |
16 |
J2 |
30 |
0 |
- |
2 |
0 |
32 |
0
|
2018 |
J1 |
18 |
1 |
8 |
1 |
2 |
0 |
28 |
2
|
2019 |
26 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
27 |
1
|
2020 |
33 |
2 |
1 |
0 |
- |
34 |
2
|
ロシア
| リーグ戦 |
ロシア杯 | オープン杯
|
期間通算
|
2020-21 |
ルビン・カザン |
16 |
プレミア |
0 |
0 |
0 |
0 |
- |
0 |
0
|
2021-22 |
2 |
0 |
0 |
0 |
- |
2 |
0
|
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2022 |
G大阪 |
15 |
J1 |
26 |
2 |
3 |
0 |
2 |
0 |
31 |
2
|
2023 |
神戸 |
16 |
22 |
0 |
3 |
0 |
3 |
1 |
28 |
1
|
2024 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0
|
通算 |
日本 |
J1
|
130 |
6 |
21 |
1 |
9 |
2 |
160 |
9
|
日本 |
J2
|
30 |
0 |
- |
2 |
0 |
32 |
0
|
ロシア |
プレミア
|
2 |
0 |
0 |
0 |
- |
2 |
0
|
総通算
|
162 |
6 |
21 |
1 |
11 |
2 |
194 |
9
|
※2015年 - 2016年5月は2種登録選手
タイトル
クラブ
- 湘南ベルマーレ
- ヴィッセル神戸
代表
- U-16日本代表
個人
代表歴
- U-15日本代表
- インターナショナルドリームカップ(2015年)
- Balcom BMW平和祈念広島国際ユースサッカー大会(2015年)
- U-17日本代表
- U-18日本代表
- AFC U-19選手権2018・予選(2017年)
- U-19日本代表
- インドネシア遠征(2018年)
- ロシア遠征(2018年)
- メキシコ遠征(2018年)
- AFC U-19選手権(2018年)
- ブラジル遠征(2018年)
- U-20日本代表
- U-22日本代表
- U-23日本代表
脚注
関連項目
外部リンク
|
---|
1 - 10,000 |
- 1 マイヤー 1993.5.15
- 100 松波正信 1993.6.9
- 500 水沼貴史 1993.12.1
- 1,000 メディナベージョ 1994.8.17
- 1,500 城彰二 1995.4.5
- 2,000 エジソン 1995.8.12
- 2,500 江尻篤彦 1995.11.15
- 3,000 三浦泰年 1996.8.28
- 3,500 高木琢也 1997.5.3
- 4,000 横山貴之 1997.8.23
- 4,500 レディアコフ 1998.4.25
- 5,000 バジーリオ 1998.9.23
- 5,500 佐藤一樹 1999.4.24
- 6,000 鈴木秀人 1999.11.7
- 6,500 長谷川祥之 2000.7.1
- 7,000 久保竜彦 2001.5.12
- 7,500 久保山由清 2001.11.3
- 8,000 崔龍洙 2002.9.14
- 8,500 ヴァスティッチ 2003.5.18
- 9,000 斎藤大輔 2004.3.13
- 9,500 安貞桓 2004.9.23
- 10,000 前田雅文 2005.5.8
|
---|
10,500 - 20,000 |
- 10,500 今野泰幸 2005.11.12
- 11,000 アンドレ 2006.7.23
- 11,500 田中佑昌 2006.11.18
- 12,000 ウェズレイ 2007.6.23
- 12,500 マルキーニョス 2008.3.16
- 13,000 巻誠一郎 2008.9.14
- 13,500 鄭大世 2009.5.10
- 14,000 中山博貴 2009.11.28
- 14,500 赤嶺真吾 2010.8.22
- 15,000 辻尾真二 2011.5.22
- 15,500 ラフィーニャ 2011.9.18
- 16,000 藤田直之 2012.5.25
- 16,500 永井謙佑 2012.11.17
- 17,000 鈴木大輔 2013.7.17
- 17,500 家長昭博 2014.3.15
- 18,000 興梠慎三 2014.9.23
- 18,500 塩谷司 2015.5.23
- 19,000 高山薫 2015.11.7
- 19,500 遠藤康 2016.7.17
- 20,000 金子翔太 2017.4.21
|
---|
20,500 - 30,000 |
- 20,500 エウシーニョ 2017.9.30
- 21,000 齊藤未月 2018.7.22
- 21,500 興梠慎三 2019.3.9
- 22,000 遠藤渓太 2019.8.24
- 22,500 野上結貴 2020.8.19
- 23,000 ジェイ 2020.11.21
- 23,500 レアンドロ・ダミアン 2021.5.26
- 24,000 ミラン・トゥチッチ 2021.11.27
- 24,500 森島司 2022.7.17
- 25,000 森島司 2023.4.22
- 25,500 植中朝日 2023.10.21
- 26,000 アンデルソン・ロペス 2024.5.29
|
---|
得点王(J1 - J2 - J3) - 記念ゴール(J1 - J2 - J3) |
|
|