横浜税関(よこはまぜいかん)は、日本の税関。神奈川県横浜市中区海岸通に主たる事務所を置く。
南東北および関東地方にある都県のうち、東京税関の管轄外である太平洋側の地域を管轄する。1953年(昭和28年)に東京税関を分離した。
歴史
本関
庁舎建築概要
1923年(大正12年)の関東大震災で庁舎が倒壊焼失し、帝都復興事業の一環として1934年(昭和9年)に完成した本関庁舎は緑青色のドームがシンボルで、「クイーンの塔」として親しまれている。神奈川県庁本庁舎(キングの塔)、横浜開港記念会館(ジャックの塔)とともに「横浜三塔」の一つに数えられる。横浜市認定歴史的建造物(2001年度認定)。増築部施工には戸田建設が携わり、第46回BCS賞(2005年度)を受賞している。
当初高さ47mで計画されていた税関庁舎は、第22代税関長であった金子隆三の「日本の表玄関たる国際港横浜の税関の庁舎とするなら、高くすべき」との意見により4m高くされ、高さ51mの横浜税関庁舎が完成した[2]。完成当時は横浜で最も高い建物であった[3]。
創建時
保存改修工事後
- 竣工年:2003年(平成15年)10月
- 構造規模
- 改修部 - SRC造、地上5階+塔屋
- 増築部 - S造(一部SRC造)、地上7階
- 敷地面積 - 7,202m2
- 建築面積 - 4,012m2
- 延床面積 - 16,049m2
- 設計 - 香山・アプル設計JV
- 施工 - 戸田建設
横浜税関長
管内支署・出張所
資料展示室「クイーンのひろば」
横浜税関本関1階にある展示スペース[4]。
密輸品の実物を展示している稀有な博物館。関港からの横浜港・横浜税関の歴史を綴る年表や貿易の変遷、麻薬や拳銃などの密輸の手口、知的財産を侵害した偽ブランド商品やワシントン条約に該当するはく製や標本等を、映像や実物展示により紹介している。分からないことは、説明スタッフに質問できる。
入場無料。土日祝も営業。ただし、年末年始、施設点検日は休館。
営業時間:10時~16時。
交通
横浜税関本関:神奈川県横浜市中区海岸通1-1
脚注
関連項目
外部リンク
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