門司税関(もじぜいかん)は日本の税関。九州の東側および山口県を管轄し、福岡県北九州市門司区に主たる事務所を置く。
歴史
- 1889年(明治22年)11月 - 長崎税関門司出張所を設置。
- 1897年(明治30年)6月 - 門司出張所を門司税関支署と改称。
- 1909年(明治42年)11月5日 - 長崎税関から門司税関が分離独立。
- 1910年(明治43年)
- 7月 - 門司税関庁舎(初代)が完成。
- 8月1日 - 門司市港町1丁目1番地の新庁舎に移転[1]。
- 12月 - 税関庁舎、失火により焼失。
- 1912年(明治45年)3月 - 2代目門司税関庁舎(門司港レトロ地区の旧門司税関)が完成。
- 1927年(昭和2年)9月 - 3代目門司税関庁舎となる、門司税関其他合同庁舎(本館:地上5階、地下1階、別館:地上3階)が完成。
- 1943年(昭和18年)11月 - 税関閉鎖(第二次世界大戦により税関官制廃止、海運局に併合)。
- 1946年(昭和21年)6月 - 税関再開。ただし、長崎税関は門司税関長崎税関支署となる。
- 1953年(昭和28年)8月 - 門司税関から長崎税関が分離独立。
- 1979年(昭和54年)5月 - 4代目門司税関庁舎となる、門司港湾合同庁舎(地上10階、地下1階)が完成。
- 2009年(平成21年)11月5日 - 門司税関100周年。旧門司税関(2代目門司税関庁舎)で、門司税関100周年を記念し、11月24日〜30日、文書や写真などで歩みを振り返る「税関展」を開く[2]。また、ホームページ上に門司税関100周年記念誌を掲載。
- 2019年(令和元年)11月16日 - 門司税関110周年。「税関記念日(11月28日)」の関連行事として、1889年(明治22年)から起算して北九州港開港から満130年の年に当たることから、旧門司税関(2代目門司税関庁舎)等において「門司税関発足110周年 北九州港開港130周年記念特別イベント」を行った。[3]
- 2021年(令和3年)7月1日‐北九州空港に本関直轄の出張所である北九州空港出張所発足。同時に厳原税関支署比田勝監視署を比田勝出張所に機構変更。[4][5]
歴代門司税関長
氏名 |
出身校 |
在任期間
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前職
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後職
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福田 浩昌
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2018年7月 - 2019年6月
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長崎税関長
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水井 修 |
北海道大学水産学部 |
2019年7月 - 2020年6月
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独立行政法人日本貿易振興機構理事
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福田 敏行 |
中央大学経済学部 |
2020年7月 - 2021年7月
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関税局調査課長
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神戸税関長
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前川 隆一
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2021年7月 -
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大阪税関総務部長
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管内支署・出張所
- 門司税関本関
- 下関税関支署
- 岩国税関支署
- 徳山税関支署
- 戸畑税関支署
- 博多税関支署
- 福岡空港税関支署
- 伊万里税関支署
- 厳原税関支署
- 大分税関支署
- 細島税関支署
金地金の密輸
日本の税制度を悪用し、密輸した金を日本で売ることによって不当な利益を得る犯罪があるが、これを取り締まる税関の中で門司税関が最多で2018年には345件、1.2トンもの地金が押収されている。
脚注
関連項目
外部リンク