石巻港(いしのまきこう)は、宮城県石巻市にある港湾。仙台湾(石巻湾)に面する。
歴史
かつての石巻港は、旧北上川河口に広がり(内港と呼ばれる)、江戸時代には伊達藩のみならず、北上川上流の南部藩の米の積み出し基地として栄えており、石巻港から江戸へ運ばれた米は本石米(ほんごくまい)と呼ばれ、本石米は江戸で消費された米の実に3分の1を占めた。1960年より石巻市の西部、釜地区にある石巻工業港(日和港:外港)の建設が開始され、1967年より共用が開始されている。1998年からは雲雀野地区の共用も開始された[2]。
1984年(昭和59年)撮影の石巻港と石巻市中心部周辺の空中写真。画像左下部の大規模な掘込式港湾が
石巻港(石巻工業港)である。旧北上川河口を挟んで東側にある港湾は
石巻漁港である。1984年撮影の21枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
2011年には、震度6強の強い地震に襲われ、岸壁の損壊や土砂の流出のほか、岸壁や埠頭の多くが沈降した。また、港湾周辺の物流施設なども軒並み流失したため、一時港湾機能を喪失した。
施設
仙台塩釜港石巻港区
内港地区、釜地区、雲雀野地区、大曲地区からなる[3]。
石巻漁港
旧北上川河口の左右の海岸に魚市場が設けられていたが、1963年(昭和38年)の第3次漁港整備計画で河口東側に新たに整備された[4]。
脚注
関連項目
外部リンク