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この項目では、干支について説明しています。日本人の信仰対象については「庚申信仰」をご覧ください。 |
庚申(かのえさる、こうきんのさる、こうしん)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの57番目で、前は己未、次は辛酉である。陰陽五行では、十干の庚は陽の金、十二支の申は陽の金で、比和である。
庚申の年
西暦と皇紀では、60の倍数の年が庚申の年となる。
性質・改元
庚申は干・支ともに金性であることから、庚申の年・日は金気が天地に充満して、人の心が冷酷になりやすいとされた。庚申に続く辛酉も金性が重なり、かつ辛は陰の気なので冷酷さがより増すとされた。そのため、庚申・辛酉は政治的変革が起こるとされ、それを防ぐために2年続けて改元が行われることも多かった。例えば万延元年(1860年)と文久元年(1861年)などである。
庚申の月
西暦年の下1桁が3・8(十干が癸・戊)の年の7月が庚申の月となる。ただしここでいう月は、旧暦の月や節月(立秋から白露の前日まで)を適用する場合もある。
庚申の日
庚申の日には庚申待(庚申講)が行われた。
庚申の日は帝釈天の縁日である。
選日
庚申の日は八専の6日目(間日を除く)である。
関連項目
外部リンク