山本 篤 (やまもと あつし、1982年 4月19日 - )は、片大腿 義足 の陸上競技 選手。 IPC 陸上競技クラス T42 [ 注 1] 、静岡県 掛川市 出身。身長 167cm 、体重 59kg [ 1] 。
2008年 、北京パラリンピック の走り幅跳び で銀メダル を獲得した日本 の義足陸上競技選手初のパラリンピック ・メダリスト 。2016年 、リオパラリンピック 走り幅跳び銀メダル、400mリレー 銅メダル 。2013年 、2015年 、 IPC 陸上競技世界選手権大会 走り幅跳び金メダル の2連覇、2010年 、2014年 、アジアパラ競技大会 100m 金メダルの2連覇等で活躍。クラス T42 の走り幅跳び(旧 F42 [ 注 2] )の世界記録 を樹立、 100m 、 200m 、400m のアジア記録、日本記録、400mリレー、1600mリレー のチームで日本記録を樹立した。
経歴
1982年 4月19日 、静岡県 掛川市 に生まれる。スポーツ が好きで、小学校 の頃は野球 、中学校 ではバレーボール をしていた。掛川西高等学校 バレーボール部に所属し、垂直跳び で 1m を超えるジャンプ力を持っていたが、高校2年生春休み の2000年 3月、スクーター で事故を起こし、左脛骨 を粉砕骨折 。入院後に壊死 が始まり、手術 で左足を大腿 から切断して失った。義足 を作ったことで興味を持った義肢装具士 を目指し、高校卒業後、名古屋 の日本聴能言語福祉学院 義肢装具学科に入学。ここに当時学生として在籍していた義足スポーツ研究者の稲葉から陸上競技 を勧められた[ 2] [ 3] [ 4] [ 5] [ 6] [ 7] 。
2002年 5月、初めてエントリーした日本身体障害者陸上競技選手権大会では 100m 17秒36。この年の夏休み 、稲葉とともに合宿で陸上競技用義足の練習を開始すると一週間後には劇的に記録が伸び、9月の関東身体障害者陸上競技選手権大会では当時の日本記録13秒86にあと0.2秒と迫る14秒06で優勝した。2003年 11月、全国障害者スポーツ大会 100m 13秒83の大会新記録で日本記録を上回ったものの、2004年 3月のアテネパラリンピック 最終選考会では標準記録が切れず、パラリンピック 出場を逃すことになった。義肢装具士の国家資格 を取得し就職も決まっていたが、パラリンピックを目標に陸上競技を続けることを決め、2004年4月、パラスポーツ の選手ながらスポーツ推薦で大阪体育大学 体育学部 に入学。健常者 と同じ陸上競技部に所属し専門的な理論とトレーニングにより 100m、走り幅跳び の日本記録を次々と塗り替え、世界ランキング上位の実力を身につけた。特に走り幅跳びでは、踏み切りの足を健足から義足に変えることで大幅に記録を伸ばすことに成功した[ 4] [ 5] [ 6] [ 7] [ 8] [ 9] 。
2008年 、スズキ株式会社 に入社[ 注 3] 。日本代表となった北京パラリンピック では、100mで5位に入賞、走り幅跳びで銀メダル を獲得し、日本パラリンピック陸上界の「義足アスリート」としては初のメダリストとなった。北京大会の後、将来は指導者になることも視野に、大阪体育大学大学院体育学 博士課程に進み運動力学を研究。自らの動作を科学的に分析して走りを修正し、義足に改良を加えながらさらに自己が持つ日本記録を更新し続けた[ 5] [ 6] [ 7] [ 9] [ 10] [ 11] 。
2012年 のロンドンパラリンピック では日本陸上チームのキャプテンを務め、 100m で6位、200mで8位、走り幅跳びで5位に入賞。2013年 の IPC 陸上競技世界選手権大会 では走り幅跳びで金メダル を獲得。2014年のアジアパラ競技大会 では、 100m 、走幅跳、 400m リレーで金メダル、 200m で銀メダルと4種目でメダルを獲得する活躍を見せた。
2015年 10月の IPC 陸上競技世界選手権大会の走り幅跳びでは、世界記録保持者のデンマーク のダニエル・ワグナー・ヨーゲンセン(Daniel Wagner Jørgensen )をおさえ、選手権記録で金メダルを獲得し2連覇を達成した。2016年 5月1日 、鳥取市 で開催された日本パラ陸上競技選手権大会で、世界記録 6m53 を 3cm 上回る 6m56 の跳躍で自身初めて世界新記録を樹立した。しかし5月19日 、 IPC 陸上競技グランプリ・リオ ではヨーゲンセンが山本をおさえ 6m67 で再び世界新記録を樹立した[ 12] [ 13] [ 14] 。
金 :ハインリッヒ・ポポフ(中央)、銀 :山本篤(右)、銅 :ダニエル・ワグナー(左) (2016年 、リオパラリンピック 走幅跳 T42 )その後ヨーゲンセンは 6m70 まで記録を伸ばしたが、ドイツ のハインリッヒ・ポポフ(Heinrich Popow )が 6m72 の新記録を樹立した。山本はその後 6m62 まで自己ベストのアジア記録を伸ばした。9月、リオパラリンピック 走り幅跳びで銀メダル、400mリレーで銅メダルを獲得。
2017年9月末でスズキ浜松アスリートクラブ を運営するスズキを退社。10月から神戸 の新日本住設とスポンサー契約を結び支援を受け活動するプロに転身した[ 15] 。
2018年の平昌パラリンピック ではスノーボード 日本代表として冬季パラリンピックに初挑戦したものの、スノーボードクロスでは12位、バンクドスラロームでは2回目の滑走で転倒し、左肩脱臼のため途中棄権に終わった[ 16] 。
主な成績
国際大会
年月
大会
開催地
結果
種目
風 m/s
記録
備考
2006年9月
2006 IPC 陸上競技世界選手権大会
オランダ ・アッセン
3位
100m T42
-2.3
13秒72
[ 17]
5位
200m T42
+0.7
28秒82
[ 17]
4位
走幅跳 F42
-3.1
4m77
[ 17]
2位
4×100mR T42-46
-
47秒04
[ 17] NR [ 18]
2006年11月・12月
第9回フェスピック
マレーシア ・クアラルンプール
1位
100m T42
13秒59
[ 19]
2位
200m T42
0.0
29秒44
[ 20]
1位
走幅跳
5m46
2007年7月
Meeting Gaz De France
フランス ・パリ
100m T42
12秒85
NR [ 18]
2008年9月
第13回パラリンピック
中国 北京
5位
100m T42
-1.3
13秒68
[ 21]
2位
走幅跳 F42/44
0.0
5m84
[ 21]
4×100mR T42-46
-
DQ
[ 21]
2009年11月
IWAS 世界大会 2009
インド ・バンガロール
3位
100m T42
+1.3
13秒05
[ 22]
2位
200m T42
28秒07
[ 22]
3位
走幅跳 F42
+2.1
5m89
[ 22]
2010年6月
ドイツ・オープン・ナショナル・チャンピオンシップ
ドイツ
200m
27秒18
NR [ 18]
2010年12月
2010 アジアパラ競技大会
中国広州
1位
100m T42
+0.3
13秒08
[ 23]
2011年1月
2011 IPC 陸上競技世界選手権大会
ニュージーランド ・クライストチャーチ
3位
100m T42
+0.1
13秒06
[ 24]
3位
200m T42
+1.8
26秒92
AR [ 24]
3位
走幅跳 F42
+0.1
5m93
AR [ 24]
2011年12月
IWAS 世界大会 2011
アラブ首長国連邦 シャールジャ
2位
100m T42
13秒00
[ 25]
2位
200m T42
28秒26
[ 26]
2位
走幅跳 F42
5m82
[ 27]
2012年8月・9月
第14回パラリンピック
イギリス ・ロンドン
予選
100m T42
12秒87
AR
6位
100m T42
12秒92
[ 28]
8位
200m T42
26秒76
[ 28]
5位
走幅跳 F42/44
5m95
[ 28]
2013年6月
2013 IPC 陸上競技 GP ファイナル
イギリス・バーミンガム
2位
200m T42
26秒63
2013年7月
2013 IPC 陸上競技世界選手権大会
フランス・リヨン
4位
100m T42
-2.2
13秒27
[ 29]
4位
200m T42
-2.5
26秒41
NR AR [ 29]
1位
走幅跳 T42
+0.3
6m11
AR [ 29] WL
4位
4×100mR T42-46
-
45秒12
NR [ 29]
2013年9月
IWAS 世界大会 2013
オランダ ・スタッズカナール
1位
100m T42/44
-1.3
13秒07
[ 30]
1位
200m T42/44
0.0
26秒18
[ 31] AR
2位
走幅跳 T42-47
+1.1
5m67
[ 31]
2014年4月
2014 IPC 陸上競技 GP サンパウロ
ブラジル ・サンパウロ
6位
100m T42/44
-1.5
12秒93
[ 32]
1位
200m T42/44
-0.8
26秒08
[ 32] AR
1位
走幅跳 T42/44
+0.8
6m19
[ 32] AR
2014年8月
2014 IPC 陸上競技 GP ファイナル
イギリス・バーミンガム
1位
200m T42
-2.2
26秒43
[ 33]
2014年10月
2014 アジアパラ競技大会
韓国 仁川
1位
100m T42
-0.4
12秒81
AR GR [ 34]
2位
200m T42
26秒25
[ 35]
1位
走幅跳 T42/43/44
+1.6
5m82
GR [ 36]
1位
4×100mR T42-47
-
45秒12
GR [ 37] =NR
2015年4月
2015 IPC 陸上競技 GP サンパウロ
ブラジル・サンパウロ
5位
100m T42/44
13秒20
3位
200m T42/44
26秒60
走幅跳 T42
6m35
NR AR [ 38]
2015年6月
2015 IPC 陸上競技 GP ベルリン
ドイツ・ベルリン
予選
100m T42
12秒79
[ 39] AR
2位
100m T42
13秒41
[ 39]
4位
200m T42
27秒09
[ 39]
3位
走幅跳 T42-44
6m06
[ 39]
2015年7月
2015 IPC 陸上競技 GP ファイナル
イギリス・ロンドン
3位
200m T42
-1.7
26秒61
[ 40] [ 41]
2位
走幅跳 T42/44
+0.6
6m11
[ 40] [ 41]
2015年10月
2015 IPC 陸上競技世界選手権大会
カタール ・ドーハ
予選
100m T42
+1.8
12秒61
AR [ 42] =NR
5位
100m T42
+0.6
12秒74
[ 42]
200m T42
DNS
1位
走幅跳 T42
+0.5
6m29
CR [ 43]
4位
4×100mR T42-47
-
44秒27
[ 44]
2016年2月
2016 IPC 陸上競技 GP キャンベラ
オーストラリア ・キャンベラ
4位
100m 立位
+0.0
13秒04
[ 45]
1位
走幅跳 立位
-0.4
6m36
[ 45] =AR
2016年3月
2016 IPC 陸上競技アジア-オセアニア選手権大会
アラブ首長国連邦ドバイ
2位
100m T42
-0.6
12秒78
[ 46]
2位
200m T42
0.0
26秒84
[ 47]
1位
走幅跳 T42
+0.2
6m05
[ 48]
2016年5月
2016 IPC 陸上競技 GP リオ
ブラジル・リオデジャネイロ
8位
100m T42/43/44
-0.3
12秒93
[ 49]
6位
200m T42/43/44
+0.6
26秒53
[ 49]
2位
走幅跳 T42/43/44
+0.1
6m30
[ 49]
2016年7月
2016 IPC 陸上競技 GP ファイナル
イギリス・ロンドン
2位
走幅跳 T42/44
6m62
AR NR
2016年9月
第15回パラリンピック
ブラジル・リオデジャネイロ
7位
100m T42
-0.2
12秒84
[ 50]
2位
走幅跳 T42
-0.2
6m62
[ 50] =AR =NR
3位
4×100mR T42-47
-
44秒16
[ 50] NR
2017年7月
世界パラ陸上競技選手権大会 2017
イギリス・ロンドン
6位
100m T42
+0.4
13秒08
[ 51]
2位
走幅跳 T42
+1.1
6m44
[ 52]
AR エリア(アジア)記録 | CR 選手権記録 | GR 大会記録 | NR 日本記録 | WL 世界最高(当該シーズン中)
国内大会
年月日
大会
開催地
結果
種目
風 m/s
記録
備考
2002年5月12日
第13回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪府 堺市
3位
100m T42
17秒36
[ 53]
2002年9月1日
第7回関東身体障害者陸上競技選手権大会
東京都 町田市
1位
100m T42
14秒06
[ 53]
2002年9月8日
2002 ジャパンパラリンピック 陸上競技大会
宮城県 岩沼市
2位
100m T42
14秒14
[ 54]
2003年9月20日・21日
2003 ジャパンパラリンピック陸上競技大会
東京都町田市
1位
100m T42
14秒28
[ 55]
2位
200m T42
33秒54
[ 55]
2位
走幅跳 F42
4m42
[ 55]
2003年11月
第3回全国障害者スポーツ大会
静岡県 袋井市
1位
100m
13秒83
GR
2004年5月23日
2004 ジャパンパラリンピック陸上競技大会 兼第15回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪市
1位
100m T42
13秒54
NR GR [ 56]
2位
200m T42
28秒66
[ 56]
2004年10月24日
2004年度第8回京都陸協記録会
京都市
走幅跳 F42
5m45
NR [ 57]
2005年7月3日
第16回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪市
1位
走幅跳 F42
0.0
5m15
GR [ 57]
2005年7月17日
第10回関東身体障害者陸上競技選手権大会
東京都町田市
1位
100m T42
-0.7
13秒66
GR [ 58]
400m T42
-
DNS
[ 58]
2005年10月22日・23日
2005 ジャパンパラリンピック陸上競技大会
大阪市
1位
100m T42
13秒68
[ 59]
棄権
200m T42
[ 59]
1位
走幅跳 F42
5m35
GR [ 59]
2006年6月11日
第17回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪市
100m T42
DNF
[ 60] [ 61]
1位
200m T42
-1.3
28秒53
[ 60] [ 61]
1位
走幅跳 F42
-0.4
5m48
NR [ 61] [ 62] GR
2006年7月2日
第11回関東身体障害者陸上競技選手権大会
東京都町田市
1位
100m T42
-0.8
13秒48
[ 61] NR [ 63] GR [ 64]
走幅跳 F42
NM
[ 61]
2006年9月30日・10月1日
2006 ジャパンパラリンピック陸上競技大会
岡山市
1位
100m T42
+0.4
13秒63
[ 63]
棄権
200m T42
[ 63]
1位
走幅跳 F42
+0.6
5m32
[ 63]
2007年5月5日
大分陸上 2007
大分市
1位
100m T42
0.0
13秒11
[ 65] NR
1位
走幅跳 F42
+0.6
5m51
NR [ 66]
2007年5月27日
第18回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪府堺市
1位
100m T42
+1.4
13秒02
NR GR [ 67]
1位
走幅跳 F42
5m88
[ 8] NR GR
2007年10月20日・21日
2007 ジャパンパラリンピック陸上競技大会
大阪市
1位
100m T42
0.0
13秒27
GR [ 68]
1位
200m T42
-0.6
28秒72
[ 68]
1位
走幅跳 F42
-1.3
5m45
GR [ 68]
2008年5月3日
大分陸上 2008
大分市
100m T42
+0.7
DNS
[ 69]
1位
走幅跳 F42
+1.8
5m89
NR [ 70]
2008年6月22日
2008 ジャパンパラリンピック陸上競技大会 兼第19回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪市
1位
100m T42
0.0
13秒26
GR [ 71]
1位
走幅跳 F42
0.0
5m70
GR [ 71]
2008年7月6日
第13回関東身体障害者陸上競技選手権大会
東京都町田市
1位
100m T42
+0.2
13秒16
[ 64] GR
1位
走幅跳 F42
+1.0
5m90
[ 72] NR [ 18] GR
2009年9月22日
2009 ジャパンパラリンピック陸上競技大会 兼第20回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪市
1位
100m T42
0.0
13秒29
[ 73]
1位
200m T42
0.0
27秒53
[ 73]
1位
走幅跳 F42
+1.5
5m37
[ 73]
2010年5月23日
第21回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪市
100m T42
+0.9
DNS
[ 74]
1位
200m T42
0.0
27秒23
GR [ 74]
2010年7月31日・8月1日
2010 ジャパンパラリンピック陸上競技大会
仙台市
1位
100m T42
-0.8
13秒76
[ 18]
1位
200m T42
0.0
28秒53
[ 18]
1位
走幅跳 F42-46
+1.6
5m48
[ 18]
1位
4×100mR T42-46
-
48秒27
[ 18]
2011年5月14日・15日
大分陸上 2011
大分市
1位
100m T42
+2.0
12秒73
NR [ 75]
1位
200m T42
+1.6
27秒36
[ 76]
1位
走幅跳 F42
+2.2
6m02
[ 77]
2011年7月9日・10日
第22回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪府堺市
1位
100m T42
-0.4
13秒42
[ 78]
1位
200m T42
+0.9
27秒64
[ 79]
1位
走幅跳 F42
+2.0
5m81
[ 80]
1位
4×100mR T42-46
-
46秒67
NR [ 81] GR
2011年9月24日・25日
2011 ジャパンパラリンピック陸上競技大会
大分市
1位
100m T42
+2.5
12秒90
参考[ 82]
1位
200m T42
+1.5
26秒72
NR GR [ 82]
1位
走幅跳 F36-46
+1.5
6m14
NR GR [ 82]
棄権
4×100mR T42-46
-
[ 82]
2011年10月10日
第16回関東身体障害者陸上競技選手権大会
埼玉県 上尾市
1位
100m T42
-1.0
13秒26
[ 83]
1位
走幅跳 F42
+0.3
6m05
GR [ 84]
4×100mR T42-46
-
DNS
[ 83]
2012年6月2日・3日
2012 ジャパンパラ 陸上競技大会 兼第23回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪市
1位
100m T42
-0.8
13秒10
GR [ 85]
1位
200m T42
0.0
26秒94
[ 85]
1位
走幅跳 F42
-0.8
6m24
NR GR [ 85]
2012年7月7日
第17回関東身体障害者陸上競技選手権大会
東京都品川区
1位
100m T42
+0.6
12秒94
[ 86] GR
1位
走幅跳 F42
0.0
5m84
[ 86]
1位
4×100mR T42-46
-
47秒07
[ 86]
2013年6月8日・9日
第24回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪市
1位
100m T42
-0.9
12秒82
GR [ 87]
1位
200m T42
-0.8
26秒85
GR [ 87]
1位
走幅跳 T42
+1.6
5m84
[ 87]
1位
4×100mR T42-46
-
45秒41
GR [ 87]
2013年9月7日・8日
2013 ジャパンパラ陸上競技大会
山口市
1位
100m T42
-1.9
13秒38
[ 88]
1位
200m T42
+0.2
26秒66
GR [ 88]
1位
走幅跳 T42
+0.5
5m74
[ 88]
1位
4×400mR T42-47
-
3分48秒53
[ 88] NR GR
2014年6月7日・8日
第25回日本身体障害者陸上競技選手権大会
大阪市
1位
100m T42
+0.3
12秒77
GR [ 89]
1位
200m T42
-0.5
26秒02
AR NR GR [ 89]
1位
走幅跳 T42
-0.3
5m99
[ 89]
1位
4×100mR T42-47
-
45秒25
GR [ 89]
2014年7月5日・6日
第19回関東身体障害者陸上競技選手権大会
東京都町田市
1位
100m T42
+0.0
12秒77
GR [ 90]
1位
400m T42
-
1分00秒02
AR NR [ 90] GR
1位
走幅跳 T42
+0.3
5m93
[ 90]
2014年9月6日・7日
2014 ジャパンパラ陸上競技大会
山口市
1位
100m T42
+1.1
12秒61
NR GR [ 91]
1位
200m T42
+0.0
26秒45
GR [ 91]
1位
走幅跳 T42
-0.1
5m93
[ 91]
1位
4×100mR T42-47
-
46秒11
[ 91]
2015年7月18日・19日
第26回日本パラ陸上競技選手権大会
大阪市
1位
100m T42
-0.3
12秒85
[ 38]
1位
200m T42
-0.6
26秒00
AR NR GR [ 38]
1位
走幅跳 T42
+0.9
6m36
AR NR GR [ 38]
2015年9月19日・20日
2015 ジャパンパラ陸上競技大会
大阪市
1位
100m T42
+0.2
12秒95
[ 92]
1位
200m T42
+0.4
26秒64
[ 93]
1位
走幅跳 T42
+0.0
6m34
GR [ 94]
2016年4月30日・5月1日
第27回日本パラ陸上競技選手権大会
鳥取市
1位
100m T42
-0.4
13秒01
[ 95]
200m T42
+2.4
DNS
[ 96]
1位
走幅跳 T42
+0.4
6m56
WR AR NR GR [ 97]
2016年6月4日・5日
2016 ジャパンパラ陸上競技大会
新潟市
1位
100m T42
+2.1
12秒67
[ 98]
1位
走幅跳 T42
-0.4
6m49
GR [ 98]
4×100mR T42-47
-
DNF
[ 98]
2017年6月10日・11日
第28回日本パラ陸上競技選手権大会
東京都世田谷区
1位
100m T42
-2.9
13秒72
[ 99]
200m T42
-3.3
DNS
[ 99]
1位
走幅跳 T42
+2.9
6m38
[ 99]
2017年9月23日・24日
2017 ジャパンパラ陸上競技大会
福島市
1位
100m T42
+0.7
13秒55
[ 100]
1位
200m T42
-1.3
28秒33
[ 100]
1位
400m T42
-
1分07秒67
[ 100]
1位
走幅跳 T42
-0.8
6m10
[ 100]
AR エリア(アジア)記録 | GR 大会記録 | NR 日本記録 | WR 世界記録
評価・影響
走り幅跳び T44 の世界記録 を樹立したマルクス・レーム (Markus Rehm )は次のように述べている。「もちろん、彼のことはよく知っています。素晴らしい選手です。世界大会で顔を合わせるアスリート同士は、皆良い仲間ですよ。2012年 のロンドン・パラリンピック では、ポイント制が採られていたので一緒に飛びました。その後、ポイント制は公正性の面で問題があるとされ、クラス分けで競技が行われるようになりましたが。」[ 101]
オリンピック 400m ハードル 元日本代表の為末大 は、次のように述べている。「私が現役の頃、恥ずかしながらパラリンピック にはさほど注目して見ていなかった。五輪 とパラリンピックは文部科学省 と厚生労働省 と管轄が違い、選手たちが交流することもなかった。ちょうど07年頃だったろうか。海外のとあるレースで、バス の中で日本人 の義足選手と乗り合わせた。山本篤選手という大腿切断のカテゴリーの選手だ。彼から健常な足と義足の使い方の違い、スタートの仕方などの説明を受けて、漠然とパラリンピックの世界に興味を持った。」[ 102]
同じリレー のチームでクラス T44 の 100m の日本記録を樹立した佐藤圭太 は、尊敬する選手に山本の名を挙げている[ 103] 。クラス T44 200m 、400m の池田樹生は、山本の写真を見たことで陸上競技を始め、のちに山本と 1600m リレー T42-47 の日本初記録を樹立した[ 104] [ 105] 。
受賞
2017年 1月、「山本篤選手に対する継続的な支援。」を理由に、大阪体育大学 とスズキ がスポーツ功労団体として文部科学大臣 より表彰された[ 128] [ 129] 。
出演
イベント
アダプテッド・スポーツ・アワード 2008(2008年)[ 130]
ジャパン・パラリンピック・デイ 2009 イン・東京(2009年)[ 131]
障害者スポーツフェスタ 2010(2010年)[ 132]
パラトライアスロン・ミーティング in 横浜(2012年)[ 133]
スポーツ・オブ・ハート 2013(2013年)[ 134]
医の知のみち STREET FES.(2015年)[ 135]
テレビ番組
ラジオ番組
脚注
注釈
^ “クラス分け説明表 2014年度版 ” (PDF). 日本パラ陸上競技連盟. p. 1 (2014年3月31日). 2015年7月23日 閲覧。 “障害種別:(立位) 切断・機能障害、クラス: T42 、クラス説明:片大腿切断(膝関節離断含む)または片側下肢の膝関節と足関節の機能の全廃したもの。” (原文は表)
^ “国際パラリンピック委員会陸上競技部門クラス分けシステムの変更について ” (PDF). 日本パラ陸上競技連盟. p. 1 (2013年4月15日). 2015年7月23日 閲覧。 “国際パラリンピック委員会陸上競技部門(以下 IPC Athletics)は2013年-2014年システムを2013年3月に発表しました。主な変更点は以下のとおりです。1. T/F表記の変更 トラック種目および跳躍種目のスポーツクラスをT〇〇,投てき種目のスポーツクラスをF〇〇と表記する。”
^ “「スズキ浜松アスリートクラブ」が発足 ”. スズキ株式会社 (2010年4月1日). 2014年6月23日 閲覧。 “新しい陸上競技チーム「スズキ浜松アスリートクラブ」が、(2010年)4月1日に発足した。”
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
記録
先代 ダニエル・ワグナー・ヨーゲンセン
男子走幅跳 T42 世界記録保持者 2016年5月1日 – 2016年5月18日
次代 ダニエル・ワグナー・ヨーゲンセン