大治町(おおはるちょう)は、愛知県の西部に位置し、海部郡に属する町。名古屋西部に接する場所。
尾張地方に含まれ、名古屋市中村区、中川区、あま市と隣接している。
概要
名古屋市のベッドタウンの性格が強く、名古屋市への通勤・通学者も多くいる[1]。
鉄道こそ町内を通っていないが名古屋市営バスと名鉄バスが多く乗り入れており、名駅(名古屋駅)や栄にも容易に行けるため、住宅地開発、大規模マンション建設、インフラ整備が2000年頃から一気に進んでいる。面積は県内で豊山町に次いで2番目に小さいが人口が3万人を超えており、人口密度は東海地方で名古屋市に次いで第2位である。
地理
地形
河川
- 主な川
地名
人口
面積が小さいが人口は3万人を超えており、人口密度が高い。東海地方では、名古屋市に次いで第2位の人口密度であり、全国の町村の中でも、福岡県糟屋郡志免町に次いで第2位の人口密度である。
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大治町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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大治町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 大治町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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大治町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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13,907人
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1975年(昭和50年)
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17,690人
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1980年(昭和55年)
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19,939人
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1985年(昭和60年)
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21,171人
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1990年(平成2年)
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22,598人
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1995年(平成7年)
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24,724人
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2000年(平成12年)
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27,073人
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2005年(平成17年)
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28,501人
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2010年(平成22年)
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29,891人
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2015年(平成27年)
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30,990人
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2020年(令和2年)
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32,399人
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総務省統計局 国勢調査より
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隣接している自治体・行政区
- 愛知県
歴史
町名の由来
「大治」は「大いに治まる」を意味する瑞祥地名であるという。
戦国時代
沿革
- 1889年(明治22年) - 市制・町村制施行時に、鎌須賀村、北間島村、三本木村、砂子村、中島村、長牧村、西條村、花常村、東條村、堀之内村、馬島村、八ツ屋村の12ヶ村(現在の大字になっている)が合併し、海東郡大治村発足
- 1913年(大正2年)7月1日 - 海東郡と海西郡の区域が海部郡となり、海部郡大治村となる。
- 1975年(昭和50年)4月1日 - 町制施行し、大治町になる。
- 2008年(平成20年)
政治
行政
町長
- 歴代町長
- 立松國慶
- 小林隆(2002年6月11日 - 2006年6月10日、2006年6月11日 - 2010年6月10日(2期))
- 岩本好広(2010年6月11日 - 2013年7月2日)
合併問題
歴史的経緯から、旧海部郡3町(現・あま市)と名古屋市(中川区が有力視)のどちらと合併するかが争点になっていた。2010年6月に町長に就任した岩本好広は名古屋市との合併を掲げ、あま市との合併を掲げた当時の現職小林隆と新人候補を破り当選した。しかし町議会ではあま市合併派が多数を占めており[4]、町長選挙でもあま市との合併を唱える候補が二人いたため票が割れ共倒れとなったとはいえ、票数から見ればあま市との合併を支持するものが多いと言って良い状態であった[注釈 2][5]。岩本はあくまで公約を優先し、2012年5月21日に名古屋市長の河村たかしと会談、名古屋市との合併に向けた協議会の設立を要請した[6]。しかし翌2013年6月13日に酒気帯び運転で出勤したことが問題視[7]され、町長を辞任。8月に行なわれた町長選では「海部地域との連携強化」などを掲げた元町議の村上昌生が当選している[8]。
施設
警察
本部
交番
消防
本部
消防署
- 南分署(海部郡大治町大字三本木字西之川102番地1)
交流施設
運動施設
郵便局
集配局
主な郵便局
上下水施設
-
海部東部消防組合南分署
-
大治町公民館
-
大治町スポーツセンター
-
名古屋市上下水道局大治浄水場
対外関係
姉妹都市・提携都市
2018年現在、姉妹都市は存在しない。
海外
- フレンドシップ相手国
2005年に開催された愛知万博では、「一市町村一国フレンドシップ事業」の名の下、愛知県内の市町村(名古屋市を除く)が120の万博公式参加国をそれぞれフレンドシップ相手国として迎え入れた[9]。
国内
- 提携都市[10]
経済
商業
主な商業施設
情報通信
市外局番
- 市外局番は町内全域で052(名古屋MA)が用いられている。
- 市内局番は、あま市と同じ440番台を主に使用している。
生活基盤
ライフライン
電力
ガス
水道
電信
教育
中学校
町立
小学校
町立
自動車学校
交通
鉄道
町内を通る鉄道はない。最寄り駅は、名古屋市営地下鉄東山線中村公園駅や名古屋鉄道津島線の甚目寺駅、七宝駅、JR東海関西本線春田駅など。
名古屋市営地下鉄桜通線が太閤通駅から大治町方面へ延伸する計画があるが、今後の安全対策や資金不足、費用対効果が薄いなどの理由により、現状では新線建設は行わないとしている[16]。
バス
路線バス
一般の路線バスは名古屋市営バスと名鉄バスにより運行がされていて、その重複区間は全く同じ路線を走っている。
- 大治町内停留所(大正橋西、東条、大治役場前、西条、大治西条)に停車する路線
タクシー
道路
高速道路
- 名古屋第二環状自動車道
国道
県道
- 主要地方道
- 一般県道
ナンバープレート
観光
名所・旧跡
主な城郭
主な寺院
主な神社
観光スポット
- 大治町歴史民俗資料室
- 大治町庄内川河川敷公園
- 新大正橋
文化・名物
祭事・催事
特産品
出身・関連著名人
著名人
キャラクター
- はるちゃん - 町の特産品のひとつである「赤紫蘇」をモチーフにしている。2010年(平成22年)に公募が行われて2011年から使用されている[17]。
脚注
注釈
- ^ 後に七宝町・美和町・甚目寺町は「七宝・美和・甚目寺町合併研究会」を設立し、2010年3月22日にあま市として対等合併を果たす。
- ^ 岩本は3,818票、当時の現職小林3,735票、新人候補2,061票。
- ^ 現海部郡大治町西條城前田
出典
参考文献
| この節の 加筆が望まれています。 (2020年2月) |
関連項目
外部リンク
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