台南州(臺南州、たいなんしゅう)は、かつて台湾の地方行政区分だった五州三庁の一つで、現在の台南市、嘉義市、嘉義県、雲林県を合わせた地域にあたる。
人口
1941年台湾常住戸口統計より
- 総人口 155万695人
- 内訳
- 内地人 5万3446人
- 台湾人 148万9621人
- 朝鮮人 253人
- その他 7375人
行政区分
- 1945年当時
- 背景色が■である部分は1945年以前に廃止された行政区分
市
郡・街庄
(戦後)
- 台南市と嘉義市は台湾省へ移管、台南州より離脱。
- 1946年嘉義区公所は民雄庄へ移転。3月安順郷は台南市へ移管。4月台南県政府は新営鎮へ移転。8月新営区廃区、同区管内の街庄は台南県の直接管轄となる。
- 1950年台南県の全部の郡を廃止、旧嘉義東石・区管内の郷鎮は現在の嘉義県に、旧新豊・新化・曽文・北門・新営区管内の郷鎮は現在の台南県に、旧斗六・虎尾・北港区管内の郷鎮は現在の雲林県に統合。
- 2010年12月25日台南県と台南市を合併して、新たに中華民国の直轄市となった。
歴代知事
医療
- 台湾総督府台南病院(現 衛生福利部台南病院)
- 台湾総督府嘉義病院(現 衛生福利部嘉義病院)
- 日軍台南衛戍病院(現 国立成功大学の校舎)
法院
昭和20年(1945年)当時
(審判の行うことの無かったものを「裁判所」とカウントしなかった)(沿革略)
刑務所
昭和7年(1932年)当時
警察
昭和20年(1945年)当時
- 台南州警務部
- 台南警察署
- 嘉義警察署
- 新豊郡警察課
- 新化郡警察課
- 曽文郡警察課
- 北門郡警察課
- 新営郡警察課
- 嘉義郡警察課
- 斗六郡警察課
- 虎尾郡警察課
- 北港郡警察課
- 東石郡警察課
林政
昭和7年(1932年)当時
専売局
昭和20年(1945年)当時
- 番子田酒工場(専売局総局管内)
- 台南支局
- 嘉義支局
気象
昭和17年(1942年)当時
教育
高等教育機関
中等教育機関
日本軍駐屯地
昭和11年(1936年)の平時編制
鉄道
昭和19年(1944年)の路線
総督府鉄道
営林所鉄道
私設鉄道
道路
昭和14年(1939年)当時
指定道路
- 縦貫道路
- 西螺崙背道
- 北港崙背道
- 斗南北港道
- 莿桐斗六道
- 斗南林内道
- 林内竹山道
- 斗六小梅道
- 大林小梅道
- 民雄北港道
- 北港新港道
- 嘉義竹崎道
- 嘉義中埔道
- 嘉義頂東石道
- 嘉義白河道
- 草店内角道
- 後壁白河道
- 白河関子嶺道
- 白河前大埔道
- 番子田六甲道
- 六甲番社道
- 林鳳営六甲道
- 朴子塩水道
- 新営布袋道
- 北門塩水道
- 麻豆番子田道
- 麻豆佳里道
- 台南北門道
- 新市新化道
- 台南新化道
- 新化玉井道
- 関廟旗山道
- 新化関廟道
- 台南関廟道
- 台南湾裡道
- 台南安平道
- 小梅竹崎道
- 嘉義北港道
- 朴子北港道
港湾
昭和13年(1938年)当時
開港
特別輸出入港(対中貿易専用港)
油田
神社
国立公園
企業
州内に本社を有する資本金50万円以上の企業である(昭和7年・1932年当時)
農林水産業
製造業
- 塩水港製糖(現 塩水港精糖)
- 台湾織布
- 台湾製塩
- 台南煉瓦
- 台湾生薬
電気業
金融業
マスメディア
ラジオ放送局
昭和20年(1945年)8月当時
- 台湾放送協会台南放送局(呼出符号JFBK)
- 台湾放送協会嘉義放送局(呼出符号JFDK)
日本語新聞
昭和7年(1932年)当時
出身有名人
この時代に生まれ育つか、または活躍した者を掲載
参考文献
関連項目
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三県(民政支部)一庁(1895年 - 1897年) | |
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六県三庁(1897年 - 1898年) | |
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三県三~四庁(1898年 - 1901年) | |
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二十庁(1901年 - 1909年) | |
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十二庁(1909年 - 1920年) | |
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五州二~三庁(1920年 - 1945年) | |
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