千秋公園(せんしゅうこうえん)は、秋田県秋田市の久保田城跡にある都市公園(総合公園)及び地名である[1]。「千秋公園(久保田城跡)」として秋田市指定名勝に指定されている[2][3]。
概要
久保田城の本丸・二の丸跡地に整備された。面積は16.29ha。名称は秋田市出身の漢学者狩野良知による命名(当初は「千秋園」[4])で、秋田の「秋」に長久の意の「千」を冠し、長い繁栄を祈ったものと伝えられる。
園内には緑が多く、復元された久保田城御隅櫓・本丸表門が藩政時代の雰囲気を今に伝えるほか、園内にはあきた芸術劇場ミルハスや秋田市立中央図書館明徳館、秋田市文化創造館、秋田市立佐竹史料館などがある。
また与次郎稲荷神社、八幡秋田神社、彌高神社などの神社も園内に所在する。
歴史
イベント
- 桜まつり(4月中旬~下旬)
- つつじまつり(5月中旬~下旬)
アクセス
- 鉄道
- JR秋田新幹線・奥羽本線・羽越本線 秋田駅から徒歩で約5分。
- 車
- 秋田自動車道秋田中央ICから約15分。
- バス
- 秋田中央交通「千秋公園入口」バス停[10]、または「千秋久保田町」[11]バス停で下車。
地名としての千秋公園
1966年(昭和41年)4月1日、住居表示導入に伴い町名整理が行われ、公園内(現在の明徳小学校敷地を含む)の地名が「千秋公園」となった。他にも公園周辺に「千秋」を冠した地名が新たに作られ、総じて「千秋地区」とされる。
脚注
- ^ 都市公園明細表(秋田市)
- ^ 秋田市内指定文化財等件数一覧表 - 「指定文化財一覧表」(Excelデータ)秋田市公式HP
- ^ a b 「千秋公園の概要」秋田市公式HP
- ^ 明徳館の最高職である第4代酒祭の野上国佐の号が千秋園であった。
- ^ 2008年時点で園内に存在する桜771株のほとんどが明治期に有終会によって寄付されたものとされ、樹齢の限界を迎えており[1][リンク切れ]、2020年時点では毎年10株前後の新規植栽を行っている[2]。
- ^ “2020年度林業遺産(No.43)秋田藩家老渋江政光の林業思想に関する古文書及び石碑”. 日本森林学会 (2021年). 2021年6月19日閲覧。
- ^ 老ライオンあわれ オリから逃げて射殺 繁華街近く、一時大騒ぎ『朝日新聞』1970年(昭和45年)10月19日夕刊 3版 11面
- ^ 本多恒顕「知恵と工夫「未来に伝えたい」県、インフラ50選を発表 小中学校に冊子配布へ」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2022年12月13日、3面。
- ^ 佐藤優将「中心市街地に新名所 千秋公園・大手門 堀の遊歩道開通」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年7月12日、23面。
- ^ 多くの路線が経由するが、秋田駅西口の次の停留所である
- ^ 秋田駅西口から秋田駅の北東側へ向かう路線が経由するが、秋田駅西口の次の停留所である
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
千秋公園に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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※地域区分(秋田市の人口・世帯で使用されているもの)ごとに分割し、更にその中で冠称を同じくする町・字をまとめた。 平成の大合併で編入された旧2町は昭和の大合併における旧々町村の単位でまとめた。 |
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