ヨシオ(欧字名:Yoshio、2013年5月9日 - 2024年5月11日 )は、日本の競走馬[1]。
主な勝ち鞍に2020年のジャニュアリーステークス(OP)[2]。重賞未勝利ながら度々大レースに出走し、ぬいぐるみが発売されるなど人気を集めた[2]。
馬名の意味は、「馬主名」より[注釈 1][10]。
2013年5月9日に北海道浦河町の日高育成牧場で誕生した[1]。
2015年のJRAブリーズアップセールに上場され、仲山誉志夫に486万円で落札された[8]。
馬主の名前から「ヨシオ」と名付けられ[3]、栗東の森秀行厩舎に入厩する[1]。
2015年7月18日に函館競馬場で行われた2歳新馬戦に藤田伸二を鞍上に迎えて出走し、8着でデビュー戦を終える。[11]。 年内に9戦し、3度3着したものの勝ち上がれなかった。
年初の3歳未勝利戦で11戦目にして初勝利。その後もコンスタントに使われ、500万下、1000万下を勝利した。自身初の重賞出走としてレパードステークスにも出走している。(9番人気13着)
1600万下では苦戦が続いていたが、降級後の1000万下で勝利。しかし、1600万下では再び掲示板にのれない成績が続いた。
5歳を迎えてから苦戦が続いていた1600万下で好走するようになり、下総Sで勝ち上がったのち、交流重賞のマーキュリーカップで2着の成績を残している。 2018年の年末に馬主の仲山誉志夫が事故で亡くなる[3]。彼名義での出走は2019年1月6日に中山競馬場で行われたポルックスステークスが最後となった[12]。
長期の休養の後、2019年10月12日に京都競馬場で行われた太秦ステークスに風早信昭名義で出走し、15着で終える[4]。
12月7日に中山競馬場で行われた師走ステークスからは仲山の父親の親友である[3]岩見裕輔が馬主となり出走するようになる[5]。
年初のジャニュアリーステークスでOP競走初勝利。結果的にこれが唯一のOPにおける勝ち鞍となった。 2020年11月29日に東京競馬場で行われた第40回ジャパンカップに勝浦正樹を鞍上に迎えて出走し、15着で終える[13]。 ジャパンカップへ出走することは仲山の夢であった[14]。
続いて、翌週12月6日に中京競馬場で行われた第21回チャンピオンズカップに亀田温心を鞍上に迎えて連闘で出走し、16着で終える[15]。
年初から3戦を障害で使われたが、その後平地に戻っている。 2021年12月12日に中山競馬場で行われたカペラステークスからは加藤志明が馬主となり出走するようになる[7]。岩見名義での出走は5月16日に中京競馬場で行われた栗東ステークスが最後となった[6]。
年明け後2戦を使われたが惨敗続きであり、2022年5月11日付でJRAの競走馬登録を抹消され、現役を引退した[2]。
引退後は東京都世田谷区上用賀の馬事公苑で乗用馬になる予定だった[2]。しかし、予定が変更となり馬事公苑を経由し福島競馬場で誘導馬となった。奇しくも同場の誘導馬には2020年のジャパンカップに出走していたクレッシェンドラヴとトーラスジェミニも在厩している。2022年秋より同場での誘導業務を行っていたが、2024年5月11日、腸捻転を発症して死亡した。秋にも予定していた前述のジャパンカップ出走馬3頭による誘導馬揃い踏みはヨシオの死亡で果たせなかった。福島競馬場では同馬を悼み、同年5月26日までの場外発売日において、献花台と記帳台を設置することとなった。また、場内の馬頭観音に蹄鉄とたてがみがおさめられた[16][17]。
2021年に京都競馬場の企画で実施された「アイドルホースオーディション」でヨシオは19,434票を獲得し1位となった[18]。 ファン投票上位5頭は中央競馬ピーアール・センターの「ターフィー通販クラブ」が製作・販売を行っているぬいぐるみシリーズ「アイドルホース」として製作されることになっており[18]、ヨシオのぬいぐるみが製作された[2]。
以下の内容は、netkeiba.com[19]及びJBISサーチ[20]に基づく。
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