セックヴァベック(古ノルド語: Sökkvabekkr)は、北欧神話に登場する宮殿のことである[1]。その名前は、「沈んだ土手(英: sunken bank)」、「沈んだ長椅子(英: sunken bench)」、「財宝の貯蔵所(英: treasure bank)」[2]、または「沈んだ長椅子の広間」の意味である。
『ギュルヴィたぶらかし』には、女神サーガが住む大きな館だと書かれている[3]。
『グリームニルの言葉』第7節には、オーディンとサーガが毎日のように黄金の杯で酒を楽しむことが書かれている。セックヴァベックは4番目に紹介される[4]。
脚注
- ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』58頁。
- ^ Orchard (1997:152) と Lindow (2001:265) には "sunken bank" がみられる。Byock (2005:175) には "sunken bank or bench" がみられる。Simek (2007:297) には "sunken bank" または "treasure bank" がみられる。
- ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』251頁。
- ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』53頁。
関連項目
参考文献