『ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース』(ジョジョのきみょうなぼうけん パート3 スターダストクルセイダース、JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part3 Stardust Crusaders)は、荒木飛呂彦による日本の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』のPart3(第3部)。単行本12巻 - 28巻に収録されている。今シリーズから「幽波紋」(スタンド)という設定が加えられ、以後、主な登場人物は皆スタンド使いである。
『スターダストクルセイダース』は後年に付けられた副題で、『週刊少年ジャンプ』連載当時の副題は「第三部 空条承太郎 ―未来への遺産―」。なお、画集『JOJO A-GO!GO!』にて発表された当初は「スターダスト トラベラーズ」という副題であったが、廉価版発行の際に現在のものに訂正されている。
Part2『戦闘潮流』から約50年後、1988年の日本から物語は始まる。
声の項はドラマCD版 / OVA版 / Part3対戦型格闘ゲーム版 / ASB版 / テレビアニメ版の順。アニメ版以降のゲームや客演などは、すべてアニメ版のキャストに準じている。
スタンドパラメータは『JOJO A-GO! GO!』より。タロットの番号はウェイト版に準拠する。
DIO配下の暗殺者たちで、ほとんどが金で雇われている。
この内、本体名のグレーフライ、フォーエバー、ラバーソール、ズィー・ズィー、アラビア・ファッツ、マニッシュ・ボーイの名前は、劇中に登場しない。テレビアニメ版ではアイキャッチでの字幕やエンディングクレジットに登場している。
エジプト上陸以降に差し向けられたDIOの刺客たち。作中では「タロットカードの起源である神々のカードの暗示を持つスタンド」とされているが、実際のタロットの起源については諸説あり、明確になってはいない。また、実際のエジプト神話には「9柱神」は存在するものの「9栄神」という区分は存在せず、実際の9柱神とも構成は一致していない(エジプト九柱の神々)。これらは全て本作独自の設定である。OVA版はンドゥールとダニエル・J・ダービーを除いて該当エピソードはカットされている。
Part3を題材にした小説作品。エジプト上陸後を中心に、オリジナルのスタンド使いが登場。
『JOJO magazine 2022 SPRING』に掲載された。Part3の前日譚で、アブドゥルがイギーと出会うまでを描いた話。
『ウルトラジャンプ』2022年1月号より連載が開始されたスピンオフ作品。時系列は原作Part4の前日談に当たり、Patr4の主人公である東方仗助が空条承太郎と出会う前、まだ仗助のスタンドが「クレイジー・ダイヤモンド」と名付けられる以前に杜王町で起きた事件を描いている。Part4の前日談だが、Part3の登場人物であるホル・ホースやボインゴがストーリーに大きく関わり、花京院典明の親族も登場するなど、Part3の後日談的な内容にもなっている。原作者である荒木飛呂彦は『Original Concept』という形で作品に関わるため、原作者が執筆しないジョジョの奇妙な冒険のスピンオフ漫画連載作品はこれが初になる[36]。
Part3を題材にしたドラマCD作品。CDとカセットテープの2つのメディアで発売された。脚本は山口宏、演出は三間雅文、音楽は長谷川智樹。
原作者・荒木飛呂彦の「構成上1時間程度では描けない第1部、第2部よりも第3部のエピソードのひとつを綿密にアニメ化したほうがいいのでは」という提案を受け、監督の北久保弘之により主人公側のキャラクターが全員かたよりなく登場するンドゥール編が選ばれた。荒木は「ベスト・セレクション」と評している[37]。
これらの事情から、原作の途中のエピソードから映像化する形が取られており、ストーリーの大幅な簡略化や一部改変が為されている。また、後記するテレビアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』が原作再現を重視しているのに対して、こちらは演出を重視した内容となっている。
2007年5月25日には、上記アニメ作品を全て収録したDVD-BOX『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース DVD-BOX』が発売された。なお、OVAの作中(Adventure 6 -報復の霧-)で表現に不適切な部分があり、作品を収めたDVDについて出荷停止処置がとられている。
各DVDには特典映像が収録され1-7巻までは鑑賞後に上記の声優陣によるおことわりの読み上げが鑑賞できる。
『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のタイトルで、2014年4月より放送された。4クール(2014年4月2クール、2015年1月2クール)[38]。
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