みなとみらい二十一熱供給株式会社(みなとみらいにじゅういちねつきょうきゅう[2]、英語: Minato Mirai 21 District Heating and Cooling Co., Ltd. 、略称: MM21 DHC、通称: みなとみらい21熱供給)は、神奈川県横浜市中区に本社を置く地域熱供給会社。
みなとみらい中央地区のオフィスビル、商業施設、ホテル、コンベンションセンター、病院、マンション、地下鉄駅(みなとみらい線の駅)などに対して熱供給事業を行う[3]。
概要
みなとみらい21熱供給株式会社は、みなとみらい中央地区に熱供給を行う事業会社として1986年(昭和61年)に設立された。本社および熱供給システムのセンタープラントは横浜市中区桜木町(みなとみらい地区31街区)に所在している。また、同システムの第2プラントはクイーンズスクエア横浜(クイーンズタワーA)の地下4〜5階に所在している[4][5]。なお、今後は第3プラント(冷凍能力 20,000RT)を2027年(令和9年)5月完成予定の52街区開発地内(地下)に設ける予定である[6][7][8][9]。
みなとみらい地区の開発とともに規模を拡大し、現在では日本有数の規模を誇る熱供給会社となっている。2016年(平成28年)3月31日現在の供給床面積は約338万6千m2で日本の地域熱供給地点133地区中第1位、販売熱量は137万394GJで138地区中第1位である。また、事業者別では77社中第3位である[10]。
沿革
- 1986年(昭和61年)10月1日 - 会社設立
- 1987年(昭和62年)12月 - 熱供給事業許可
- 1989年(平成元年)2月 - 熱供給システムのセンタープラント竣工、同年4月に熱供給事業開始
- 1997年(平成9年)6月 - 熱供給システムの第2プラント竣工
主な供給先
2024年4月時点で、以下のビル・施設に供給を行っている[11]。
- オフィス・ホテル・商業施設・公共施設等
- マンション
- M.M.TOWERS
- M.M.TOWERS FORESIS
- パシフィックロイヤルコートみなとみらい
- ブランズタワーみなとみらい[36]
- Brillia Grande みなとみらい
- ブルーハーバータワーみなとみらい[37]
- みなとみらいミッドスクエア ザ・タワーレジデンス
設備概要
熱供給システムのプラントには2022年7月時点で以下の設備がある[38]。
- センタープラント
- 冷凍機
- インバータターボ冷凍機 5,400RT×1
- 電動ターボ冷凍機 3,000RT×1
- 低温電動ターボ冷凍機 2,080RT(製氷時1,720RT)×2
- 二重効用吸収冷凍機 3,000RT×2
- 氷蓄熱槽 15,000RT×2(蓄熱時 3,000RT×10時間/放熱時 5,000RT×6時間)
- 冷却塔 開放式強制通風型 12セル 39,481CT
- ボイラー
- 炉筒煙管ボイラー 9.6t/h×1、15.0t/h×1、24.0t/h×1、36.0t/h×1
- 水管ボイラー 40.0t/h×2
- 第2プラント
- 冷凍機
- 電動ターボ冷凍機 3,000RT×4 、4,000RT×1、5,000RT×1、5,400RT×2
- 二重効用吸収冷凍機 3,000RT×5、2,000RT×1
- 冷却塔 開放式強制通風型 20セル 70,000CT
- ボイラー
- 炉筒煙管ボイラー 36.0t/h×3
- 水管ボイラー 40.0t/h×1
- 合計能力
- 冷房能力 67,428RT
- 暖房能力 313.5t/h
脚注
外部リンク
|
---|
商業施設・レジャー施設等 | |
---|
ホテル・宿泊関連施設 | |
---|
オフィスビル・業務関連施設 | |
---|
公園・緑地・遊歩道 |
- ※この他、3つの歩行者動線「クイーン軸」、「グランモール軸」、「キング軸」が整備されている(参照)。
|
---|
桟橋・乗船場・客船ターミナル | |
---|
展示場・文化・スポーツ施設等 | |
---|
音楽ホール・アリーナ等 | |
---|
結婚式場 | |
---|
自動車ショールーム | |
---|
病院・警察・庁舎・郵便局・学校 | |
---|
重要文化財・歴史的建造物 | |
---|
過去に存在した施設 | |
---|
関連項目 | |
---|
|