東京臨海高速鉄道株式会社 (とうきょうりんかいこうそくてつどう、英 : Tokyo Waterfront Area Rapid Transit, Inc. 略称:TWR)は、東京都 の主に臨海副都心 エリアでりんかい線 を運営している鉄道会社 。東京都が90%以上出資する第三セクター 方式で設立された、第三セクター鉄道 会社の一つである。
社名の「高速鉄道」とは新幹線 のような高速鉄道 ではなく、路面電車 と比較して高速な都市高速鉄道 を意味する[ 4] 。
会社概要
1991年 (平成 3年)3月12日 設立。東京都が9割超を出資する東京都の外郭団体 (都市整備局所管)である。他に東日本旅客鉄道 (JR東日本)・品川区 ・銀行 11行、証券会社 10社・生保 会社15社・損保 会社9社・その他5社が出資している(2006年4月1日現在)。
事業内容は、鉄道事業法 に基づく第一種鉄道事業・不動産 の売買 ・賃貸借 およびこれらの斡旋・仲介と、土木・建築・電気および機械据付工事の設計・請負 および監理となっている。
2004年 (平成16年)11月1日 に現在の本社所在地 東京都江東区 青海 一丁目2番地9(現・青海一丁目2番1号)に本社を移転した。同年10月31日 までの本社所在地は、東京都江東区辰巳 三丁目12番地1(現・辰巳三丁目9番2号)であった。
路線
路線図(クリックで拡大)
車両
70-000形(2022年6月 東雲駅 )
2025年度に新型車両71-000形 の導入を予定している[ 5] 。
運賃
企画乗車券
りんかい線1日乗車券
他社発行
発売中
販売終了
経営状況
沿線のお台場 地区や品川湾岸地区・江東湾岸地区の開発進展により旅客は増加の傾向である。このため運輸収入は堅調に増加しており、2006年度決算において、1996年の開業以来初の営業損益黒字(6億4700万円)を達成した。利息等を差し引いた経常赤字は続いていたが、2012年決算において40億3900万円の営業黒字、18億1000万円の経常利益を確保し、初の経常黒字決算となった。
JR東日本が計画している「羽田空港アクセス線 」に関連して、東京都などが保有している東京臨海高速鉄道の株式をJR東日本が買収する方向で調整に入っていると2014年 8月に報じられた[ 7] 。報道によれば、JR東日本は「期限を決めないで交渉を続ける」としている。
東京都が計画している「都心部・臨海地域地下鉄構想 」に関して、東京臨海高速鉄道が同路線の運行事業者となる方向で調整していることを2024年2月に都が発表した[ 8] 。
マスコットキャラクター
開業10周年を迎えた2006年 に一般公募(一般公募の委託先は講談社フェーマススクール)でイルカ をモチーフとしたマスコットキャラクター を募集し、『りんかる 』と命名された。以後キャラクターグッズの発売を手掛けている。
その他
2009年 3月末で新木場・国際展示場・東京テレポート・天王洲アイル・品川シーサイド・大井町の6駅の駅構内売店は一旦閉店し、新木場駅・東京テレポート駅・大井町駅にNEWDAYS 、天王洲アイル駅にキオスク が開店した。
全線開通前からCM やドラマ・映画等の撮影を積極的に受け入れている。
脚注
^ a b c d e f 東京臨海高速鉄道株式会社 第34期決算公告
^ 鉄道統計年報平成29年度版 - 国土交通省
^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』令和元年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会
^ 鉄道トリビア (84) あんまり速くないのに「高速鉄道」ってどうして? アーカイブ 2023年4月10日 - ウェイバックマシン - マイナビニュース、2011年11月29日
^ “りんかい線に新型車両71-000形を導入します ”. 東京臨海高速鉄道 (2023年11月6日). 2023年11月7日 閲覧。
^ 「お得なきっぷ」の一部見直しについて(2013年6月28日 JR東海ニュースリリース) アーカイブ 2013年7月1日 - ウェイバックマシン
^ “りんかい線株売却「慎重に見る必要」” (日本語 ). TOKYO MX NEWS (東京メトロポリタンテレビジョン ). (2014年8月22日). オリジナル の2015年12月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151222154605/http://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=201408226 2015年12月14日 閲覧。
^ 土舘聡一 (2024年2月3日). “臨海地下鉄、運行はりんかい線の会社に 羽田アクセス向上の可能性も ”. 朝日新聞 . 2024年2月12日 閲覧。
関連項目
外部リンク
鉄道 バス 地域連携ICカード (バス・鉄道)相互利用 片利用 新幹線乗車サービス ビューカード TypeIIカード 関連項目
記号の凡例 ◇:カード発行事業者 ◆:カード発売事業者 *:地域連携ICカードは一部支店のみ発売 **「iGUCA」はカード発行事業者、「ハチカ」はカード発売事業者 ***:Suicaグリーン券使用不可▲:一部事業者は交通系ICカード全国相互利用サービス 未対応 △:電子マネー除く ※:仙台エリア限定の相互利用 ▽:決済済証明のみ、SFではない。>:重複した場合の優先順位
導入事業者 関連項目
特記無い場合はいずれも鉄道のみで導入、事業者によっては一部利用できない区間が存在した。カード名は各者で異なる。
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日本コンサルタンツ
台灣捷爾東事業開發股份有限公司
捷福旅館管理顧問股份有限公司
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新宿南エネルギーサービス
えきまちエナジークリエイト
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関連会社 労働組合 関連項目
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