紀ノ国屋(きのくにや、英: KINOKUNIYA)は、東京都新宿区に本社を置く株式会社紀ノ國屋[2]が運営する高級スーパーマーケットチェーンの屋号(「国」が社名は旧字体、屋号は新字体)[1]。運営会社の株式会社紀ノ國屋は、2010年4月1日付で東日本旅客鉄道(JR東日本)の完全子会社となった。
なお、東京都新宿区に本店を構える書籍販売・出版業の紀伊國屋書店とは、歴史的にも資本的にも関係はない。
1910年(明治43年)、東京市内で高級果物店として創業。家業を手伝っていた増井徳男は、太平洋戦争中の物資統制令で高級果物を売れなくなったことから青山の果物店を閉店し、戦後の1949年に果物・野菜店として再建[4]。その後にアメリカのスーパーマーケットを範として[4]、青山の店を対面販売の果物店から業態転換し、1953年11月にセルフサービス方式のスーパーマーケット「紀ノ國屋」として開業した[4](現在の北青山3丁目11-7[4])。同社および全国スーパーマーケット協会では、これを「日本初のセルフサービス方式のスーパーマーケット」として位置付けている[4][5][6][7]。
株式会社紀ノ國屋創業者の増井徳男は、このセルフサービス方式のスーパーマーケットという新業態を広めるため、有志とともに「日本セルフ・サービス協会」を設立し、初代会長に就任した。これがスーパーマーケットの大手業界団体である全国スーパーマーケット協会の母体となった[5][6]。
その後もチーズの空輸、ジュースの自動販売機の設置、高級アイスクリームの販売など、常に時代に先駆けた商品展開を行ってきた。紀ノ国屋オリジナル商品も積極的に展開している。
2010年3月までは運営会社は1社ではなく、以下の3社であった。
2010年4月1日付でグループ3社が合併し、株式会社紀ノ國屋(新)となった上で、JR東日本が全株式を取得して完全子会社となった[8]。JR東日本は、「KINOKUNIYA entrée(アントレ)」というブランドで自社グループの駅ビル、駅ナカ店舗に紀ノ國屋店舗網を拡大する計画である[9]。なお、JR東日本グループの駅ビルであっても、成城石井(ローソン傘下)やザ・ガーデン自由が丘(そごう・西武傘下)など、競合他社の高級スーパーマーケットが入店している場合もある[10][11]。
2020年3月、近畿地方に同年4月に進出し、ジェイアール京都伊勢丹(JR西日本と三越伊勢丹の合弁)に首都圏以外では初の出店となる[12]、関西エリア1号店をオープンすると報じられた。以降3年間で京阪神地区で10店舗前後の展開を目指すとしている[13]。
詳細は公式サイト「紀ノ国屋店舗情報」を参照。
旗艦ブランド。
百貨店向け店舗(デパ地下)。
店内厨房を設けたコンパクト店舗。
小型店舗(駅ナカなど)。
カフェ&バーを設けた食の専門店。
ワインとグロサリーのセレクトショップ。
ベーカリー。
無人決済店舗。
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