ホークビル(Hawkbill[1])は、アメリカ合衆国生産、イギリス調教の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2016年のエクリプスステークス(GI)、2018年のドバイシーマクラシック(GI)。
戦績
2013年3月6日にアメリカ合衆国で誕生。2014年9月のキーンランド1歳馬セールにてゴドルフィンCEO(当時)のジョン・ファーガソンによって35万ドルで落札され、イギリスへ渡った[2]。
2歳4月のデビュー戦は9着と大敗を喫したが、2戦目で3着に入って変わり身を見せると、3戦目で初勝利を挙げる。そこから翌年にかけて5連勝を飾り、初のG1出走となったエクリプスステークスでもクールモアグループが送り出した1番人気ザグルカを競り落として優勝し、破竹の6連勝でG1馬に上り詰めた[3]。
その後は地元イギリスのみならず、フランス、アイルランド、ドイツ、カナダを転戦するが、4歳シーズン終了までにG2とG3をそれぞれ1勝するに留まり、G1競走では9連敗を喫していた[1]。
再び脚光を浴びたのは5歳となった2018年のドバイ開催であった。前哨戦のドバイシティーオブゴールドで重賞5勝目を挙げて挑んだドバイシーマクラシックではポエッツワード、クロスオブスターズ、レイデオロといった強豪を相手に果敢に先行し、2着ポエッツワードに3馬身差をつけて圧勝。3歳時以来となるG1・2勝目を挙げた[4]。
結果的にはドバイでの勝利が最後の輝きとなり、同年9月のノーザンダンサーターフステークス8着を最後に現役を引退した。全24戦のキャリアは6ヶ国に跨り、チャーリー・アップルビー調教師からは「ゴドルフィンの大使」と呼ばれていた[2]。
競走成績
以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。
種牡馬時代
引退後はダーレーグループのイギリスにおける拠点であるダルハムホールスタッドで種牡馬入りした[5]。初年度の種付け料は7500ポンド[6]。
イギリスで1年供用された後、2020年から日本のダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで供用される[5]。
2024年12月27日、ダーレー・ジャパンにより2024年シーズンをもって種牡馬を引退することが発表された[7]。
血統表
出典
外部リンク