2012年鈴鹿300km
スーパー耐久 (スーパーたいきゅう)は、日本 国内で行われる自動車レース の1カテゴリ 。市販の四輪車両に改造 を施したマシンで勝敗が争われる。
概要
ST-Xクラスのスリーボンド日産自動車大学校GT-R
ST-3クラスのペトロナス TWS GS350
スーパー耐久は、市販車を改造した車両によって行われるツーリングカー レースである。類似のカテゴリにSUPER GT があるが、SUPER GTでは外観デザイン以外市販車両に一切由来しない純レーシングカーや「魔改造」と呼べるマシンが多く走っているのに対し、スーパー耐久のクラスの多くは市販の量産自動車に対し小規模の改造を施したマシンとなる。ただし近年はスーパー耐久でもグループGT3 やTCR のように、メーカーが市販車から大規模に改造して公認を受けたレーシングカーも参戦できる様になっている。
SUPER GTに比べると、個人規模のプライベーターチームが数多く参戦しているのが特徴。自動車メーカー系(ワークス・チーム )が参戦する場合もあるが、その場合は勝つことより人材育成や車両開発が目的である場合が多い。また車両クラスが多く車種のバラエティに富む事から、「偉大なる草レース 」の別名[ 1] で知られ、「S耐 」(えすたい)の略称、愛称でも親しまれている。
車両規定は日本自動車連盟 (JAF)の定めるJAF-N1を基本とし、ベースとなる車両はFIA /JAFグループN またはA として公認されているか、JAF登録車両またはSTOが認めた車両として登録されていなければならない。市販エアロパーツ やレース用ブレーキ の装着を認めている[ 2] ことなどから、現状ではJAF-N1には合致せず、JAF-NE(定義されない車両)として独自の車両規定で開催されている[ 3] 。
ST2~ST5クラスの改造範囲は狭く、市販車に近い状態を強いられる。例えば
エンジン の改造範囲は極端に狭く、基本的に純正+α が維持される。市販車両に対しエンジン型式や排気量 の変更は禁止されている。
エアクリーナー ボックスからエンジンまでの吸気 パーツ、およびエンジン直後のエキゾーストマニホールド は、純正品に最低限の加工を行ったものしか使用できず、スロットル 径の変更なども認められていない。
サスペンション は、ダンパー 、スプリング 、スタビライザー 及びブッシュ 類の変更のみ。市販車両に対し異なるサスペンション形式への改造や、純正品以外のアーム類への変更は禁止されている。
車体の加工は、安全装置やレースに不可欠な装置(無線 機器など)を取り付けるためにやむを得ない、最低限の加工以外は全て禁止されている。
外装パーツの変更は、空力 パーツの装着が認められているが、市販品(一般消費者が普通に購入できるもの)に限られ、特注品や「著しく高価なもの」は禁止されている。
など、様々な面で市販車の性能を大きく逸脱しないようになっている。安全上の理由から装着するロールケージ については、安全性向上と車体剛性アップのため溶接 止めされるほか、車体自体も溶接によるスポット増し を行う。また、安全面の観点から車体の補強は一定範囲で認められている。
レース形式は、500kmまたは規定時間(通常3-4時間だが、2018年 には10年ぶりに24時間レースも開催[ 4] )内の周回数による耐久レースとなっており、2-3名(24時間レースのみ最大6名まで)のドライバー による走行と、最低2回のピット ストップを行わなければならない。500kmレースの場合、レース時間は3-4時間にも及び、F1 やフォーミュラ・ニッポン のレース時間が通常2時間以下、SUPER GTでも2-3時間程度であることと比べても、スーパー耐久の戦いは長時間に及ぶこととなる。
スーパー耐久を象徴するもう一つの特徴として、F1など他のモータースポーツで頻繁に見られる、いわゆる「ピットストップでの人海戦術 」が使えないという点が挙げられる。例えば「タイヤ 交換は2名、その他の作業は4名までしか携われない」という規定があり、これは、ワークスチームとプライベーターチームとの格差を無くし、「どのチームも対等かつ互角の条件で戦う」ための措置として設けられたものである。
沿革
ペトロナス・シンティアム・メルセデスSLS AMG GT3
1985年 にスタートした筑波サーキット の「ナイター耐久レース」がルーツとされており[ 5] 、1990年 に発足した「N1耐久シリーズ」が直接の前身となる。N1耐久シリーズ当時は、FIAの定めるグループN規定に準拠したJAF制定「N1」規定に属する車で争うシリーズとして開催されており、参加するドライバーもアマチュアとプロの中間レベルのドライバーがメインだった。
しかし、1994年 に全日本ツーリングカー選手権 がグループA車両による耐久レース(JTC )からTouring car ClassII (2,000cc 自然吸気 エンジンの4ドア車両、後にグループSTに改名)車両によるスプリントレース(JTCC )に移行した以降、JTCに参戦していたトップドライバーやチームがN1耐久に参戦するようになり、レースのレベルが大きく上昇し始めた。
1995年 に、耐久レース という過酷な状況に多くの市販車が対応できるよう、ウィークポイントをカバーする改造(オイルクーラー の追加等)を認めたことから「N1を超えるN1」という意味でシリーズの名称を「スーパーN1耐久」と改称。
1998年 に「市場の活力をレースに取り込もう」という発想から、市販エアロパーツ の装着を可能にする等、自動車アフターマーケット との連動を主眼とするレギュレーション 改正を行った結果、便宜上「N2」規定へ移行したためシリーズ名称から「N1」の文字を外し、現在の「スーパー耐久」に再度改称した。
2002年 には、レースに参加するチーム(エントラント)で構成される「N1リーグ」とレースプロモーター 、サーキット で構成される「スーパー耐久協会」との対立が表面化。一部のスポーツ新聞では「内紛」のタイトルで対立の表面化が報じられたが、その後両者の話し合いによって、新たなシリーズ統括組織として「スーパー耐久リーグ(STL)」が発足。それまでは主催者側のみで構成されていた連合組織に、この時からエントラント側(N1リーグ)の代表者が加わることになった。
2005年 にはSTLの内部機構改革に伴い、組織名称を「スーパー耐久機構(STO)」と改めた。また同年、チーム(エントラント)団体である「N1リーグ」の代表者選出方法をチームからの推薦に変更、新たな代表者が選出され、新体制となった。その翌年である2006年 からは新体制の組織名称をN1リーグから「スーパー耐久エントラントリーグ(STEL)」に改め、アマチュアリズムに徹したエントラント支援組織とした組織骨子の原点回帰を行った。なお、あくまでもSTOはシリーズの統括組織、STELはエントラントの支援組織である。
2000年代後半に入ると海外進出を念頭に置いた動きが目立ちはじめ、2007年 9月には韓国 の太白レーシングパーク からの招待を受ける形で、12チームが同サーキットで行われる韓国チームとの特別戦に参加した。そして2010年 にはノンタイトル戦(Special Stage)という形で、初の海外戦をマレーシア ・セパンサーキット で行う予定だったが、諸般の事情により中止となった[ 6] 。2011年 も「Asia Round」として、韓国・中国で3戦を行う予定が組まれていたが、東北地方太平洋沖地震 の影響によりレース日程が大幅に変更され、最終的に福島第一原子力発電所事故 の影響も受けた結果全戦が中止となっている(詳細は後述)。この年より、ヨコハマタイヤ のワンメイクとなった。
2012年 は新たな試みとして、ST-GT3クラスについてのみ第4戦を選択制とした。同クラスのエントラントは、岡山国際サーキットでの通常のシリーズ戦以外に、その1週間後にセパンサーキットで行われる12時間耐久レースでもシリーズポイントを獲得できるとされた。2013年 はインジェ・スピーディウム (韓国)でシリーズ戦が開催された(大鵬湾国際サーキット (台湾)については、現地オーガナイザーとの交渉が不調に終わり中止)。
2012年第5戦ではスーパー耐久初の死亡事故(OSAMU 選手)が発生したため、これを踏まえ、2013年 からはHANS
(頭部前傾抑制デバイス)を着用するレギュレーションが採用された。
2018年 からタイヤ供給元がピレリ に変更され、シリーズ名も「ピレリ・スーパー耐久シリーズ」となった[ 7] 。
2019年 からは新たにアジア地域をターゲットとした「スーパー耐久アジア」を発足させる。スーパー耐久のアドバイザーでもあるアレックス・ユーン 、マーチー・リー の2人が中心となり、香港に事務局を置き、アジアのエントラントに対するレギュレーションや参戦方法などの案内を行うほか、将来的には日本国外でのスーパー耐久のレース開催も予定している[ 8] 。
2021年 からはワンメイクタイヤの供給元がハンコックタイヤ に、シリーズ名が「スーパー耐久シリーズ Powered by Hankook」に変更される[ 9] 。
2022年 からはENEOS がシリーズスポンサーとなり「ENEOS スーパー耐久シリーズ Powered by Hankook」[ 11] となった[ 12] 。
2024年 より、ワンメイクタイヤの供給元がブリヂストン に変更される予定だったが、2023年 3月にハンコックタイヤの大田工場で火災が発生し、レースに必要な数のタイヤを供給する目処が立たなくなったため、急遽予定を繰り上げ、2023年の第2戦(富士24時間レース)よりブリヂストンがタイヤ供給を行うことになった。第2戦ではドライタイヤはブリヂストン、ウェットタイヤはハンコックという形となるが、第3戦からは正式にブリヂストンが公式タイヤサプライヤーとなる[ 13] 。シリーズ名称は「ENEOS スーパー耐久シリーズ Supported by BRIDGESTONE」[ 11] に変更。
2024年 、新運営組織・一般社団法人 『スーパー耐久未来機構 (STMO)』を設立。理事長にトヨタ自動車 会長 ・豊田章男 が、レーシングドライバー「モリゾウ」の立場で就任した。ただし当面は、従来のSTO事務局がそのままシリーズ運営を続行し、STO事務局長の桑山晴美も副理事長として残留する[ 14] 。
クラス分け
スーパー耐久は排気量 や駆動方式により複数のクラスに分けてシリーズが展開される。なおガソリンエンジン搭載車のターボ 装着車については排気量 に対しターボ係数として1.7を乗じた値をクラス分けに適用する(例:排気量2,000ccターボのランサーエボリューション は2,000cc(排気量)×1.7(ターボ係数)=3,400ccをクラス分けの基準とする、この場合はST2クラスとなる。ディーゼルターボ の場合は排気量そのまま)。
以前純粋な2座席車両での参戦は不可で、特認を受ければ参戦可能、しかし車両価格が1200万を超える車両には特認が発行されないというルールがあったが、2019年以降このルールは廃され、2座席以上の車と規定され直している。現在特認が必要になっているのは、JAF、SRO、FIA、WSCの公認を受けていない車両(911カップカー やR8カップカー 、及びJAF登録前のシビック 等)と、大幅に減少している。2021年にST-1でデビューしたKTM・X-BOW GTX は2座席かつ高額車(約3000万)ということで、今までのルールでは参戦出来なかった車両となっている。
2021年より一部クラスでプロトタイプ車両の参戦が認められるなど(後述)、各自動車メーカーのスポーツカー 開発陣の有志たちによる、ワークス に近い参戦体制のチームも見られるようになっている。
STOの特認を受けることで、レースバージョンでの参加(例:ポルシェ911 JGN )や、本来の排気量や駆動方式によるクラス分けに該当しないクラスへの参戦(具体例は後述)も認められることがあり、その結果同一の車種が複数のクラスにまたがって参戦する場合もある。
2005年 よりクラス名称が改められ、従来「クラス1-4」と呼ばれていたクラスが「ST1-4」、「グループN+」と呼ばれていたクラスが「ST5」にそれぞれ改められた。また2006年 にはST5の代わりに2,000cc以下の2座席スポーツカーを対象とした「ST-スポーツクラス(ST-S)」が新設されたが、実質的に同年限りで消滅している。
2010年 には「ST5」の名称で、新たに1,500cc以下の車を対象としたクラスが設けられた。また2011年からは、新たに国際自動車連盟 (FIA)の「グループGT3 規定」に基づいた新クラス「ST-X」(2012年・2013年シーズンの名称はGT3クラス)が設けられるほか[ 15] 、ワンメイクレース の開催支援クラスとなる「ST-A」クラスが新設されたが[ 16] 、ST-Aは2013年限りで消滅した。2017年 には後述する「ST-TCR」及び「ST-Z」クラスが新設されたほか、2021年 には「ST-Q」クラスも加わり、2021年時点では「ST1/2/3/4/5/X/TCR/Z/Q」の全9クラス制となっている。
ドライバーについては2022年度まではSUPER GTやスーパーフォーミュラ参戦者を「プラチナドライバー」として区分、一部クラスでの乗車時間規定が設けられていたが、2023年度よりST-Q以外の全クラスにて「Aドライバーを60歳以上、もしくはスーパー耐久が認めたジェントルマンドライバー」を採用、Aドライバーが一定時間以上を走行という形になり、プラチナドライバー区分及び乗車時間制限が廃止された。
なおスポーツランドSUGO など一部のサーキットでは、全クラスを混走とするとコース上の混雑が激しくなる等の理由で、上位クラスと下位クラスを別グループとし、午前と午後もしくは2日間に分けてグループ毎に決勝レースを行う場合がある。
現在のクラス
ST-X
前述の通り、グループGT3規定に準拠したクラス。準拠というのは公認期間中の車だけでなく、公認期間が終了した車両であってもエントリーが可能となっている。2012年及び2013年は「ST-GT3」の名称だったが2014年に再び「ST-X」に名称変更された。
2011年シーズン(クラス名称は「ST-X」)は賞典の設定がない形で行われたが、一ツ山レーシング のアウディ・R8 LMS が第3戦まで出場したのみで、第4戦以降は参戦車両がゼロになった。2012年(クラス名称は「ST-GT3」)にはKONDO Racing が日産・GT-R NISMO GT3 を投入して徐々に活況を呈している。GT3カーはSUPER GTにも出場可能な事から、世界的に成功しているGT3レースと比べると参加台数こそ多くはないが、2022年現在の参加車両はレクサス・RC F GT3 やポルシェ911 GT3 R 、メルセデスAMG GT3 など、バリエーションも徐々に増えてきている。
ST-TCR
2017年より新設されたTCR 規格車両により争われるクラス。開幕戦のみ「ST-R」という名称だったが、開幕直前にスーパー耐久機構とTCRインターナショナルシリーズのプロモーターとの提携が成立したため、第2戦より現名称に変更された[ 17] 。初年度はアウディ・RS3 、ホンダ・シビックタイプR 、フォルクスワーゲン・ゴルフ が参戦しているが、TCRジャパンとの競合もあって[ 18] エントリーが減少、2023年はエントリーが0台となった。
ST-Z
2017年より新設されたグループGT4 公認車両により争われるクラス。
日本でGT4車両が使用できるレースがスーパー耐久のみ、かつ車両価格も安価で車両はパッケージで購入可能。5穴ハブ仕様等、ST1~5クラス同等の設備投資で済むと参戦障壁が非常に低く、ST-5に継ぐ参戦台数となっている。
ST-Q
2021年より新設された『STOが参加を認めたメーカー開発車両、または各クラスに該当しない車両』により争われるクラス。初年度は2020年シーズンにST1クラスで走行していたトヨタ・GRスープラが参戦した。GRスープラ自体は上記のST-Zクラスに参戦するGT4車両とベースは同一だが、ST-Zの場合シーズン中の(ホモロゲーションに縛られない)マシン開発が困難であるため、STOの協力の下先行開発車として参戦を継続するため本クラスが設けられた[ 19] 。同年の第3戦(富士24時間)からは、トヨタ・カローラスポーツ に世界で初めて水素燃料エンジン を搭載した開発研究車両がレースに参戦したとして、一般人の耳目をも集めた[ 20] 。同年11月には、ユーグレナ 製のバイオディーゼル燃料を使用したマツダ・MAZDA2 も参戦を開始しており、さらに2022年シーズンはスバルが新型BRZ カーボンニュートラル燃料を使用する「BRZ CNFコンセプト」で参戦。同じくトヨタも兄弟車であるGR86 のカーボンニュートラル燃料車「GR86 CNFコンセプト」で参戦する。[ 21] またエンドレスのAMG GT4がST-ZではなくST-Qに入っていた事があるが、これはブレーキや足回りが同メーカーのテスト品が使われていて、純粋なGT4規格を満たさないため、「メーカー開発車両」の扱いで編入された物。当初はST-1という案もあったものの、ST-Zの改造車はST-1の理念とは一致しないという事で、ST-Qへと編入された。
2022年途中からはビッグマイナーチェンジが施されたばかりの日産・フェアレディZ も参戦。これによりトヨタ・日産・スバル・マツダのメーカー系チームが集結するという、国内でも非常に稀なクラスとなっており、スーパー耐久への注目度を一躍向上させている。
ST-1
ST-2~ST-5の車両に当てはまらない車両のクラス。市販車改造車だけでなく、ST-XおよびST-Zには該当しないが、レーシングマシンとして販売される他カテゴリーの車両も燃料タンク容量や車重設定等の独自ハンデを与えた上でここに編入されている。
当初は日産・スカイラインGT-R の独擅場だったが、2003年 よりポルシェ・996 が特認の形で参戦。同年限りでスカイラインGT-Rが撤退したため、2004年 は事実上ポルシェのワンメイク 状態だった。この車両は、独ポルシェ社がポルシェ911GT3CSを元にし、レギュレーションに合わせて製造販売した「ポルシェ911 GT3 JGN」というレース専用車両である。
これに対し、2005年より特別パーツを装着した日産・フェアレディZ(Z33) が特認[ 22] の形で参戦を開始し、2007年 にはエンジンの排気量を3,800ccに拡大した「フェアレディZ Version NISMO Type 380RS-Competition」というレース専用車両で参戦しシリーズチャンピオンを獲得した。
同じく2007年には、BMW M がプロダクションカーレース用に製造したレース専用モデルのBMW・Z4 Mレース・キットカー も参戦している。
2008年、2009年シーズンは、上記のBMW・Z4を元にした「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」がST-1クラスを席巻、両年ともクラス年間総合優勝を成し遂げ、2010年シーズンも同クラスで圧倒的な強さを見せつけた。
2010年に富士スピードウェイ で開催された第4戦では、NISMOによるテスト参戦ながら日産・GT-R が初参戦を果たし注目を集めた。NISMOによれば「2011年シーズン以降での、プライベーターチームへの供給に向けたテスト参戦」との事である。その後、岡山国際サーキット で開催された第5戦では、早くもダイシンモータースポーツがGT-Rで10年ぶりの復帰を果たした。決勝ではマシントラブルによるタイヤのパンク に見舞われたものの、クラス6位完走を達成した。
2014年からは、ポルシェ・カレラカップのカップカー、並びに前年にシリーズがスタートしたインタープロトシリーズ 用の車両(KURUMA)の参戦が認められることになった[ 23] 。ただ多くのチームがST-XやST-Zクラスに鞍替えしてしまったため、2023年の年間エントリーは2台にまで減少している。
ST-2
排気量が2,401 - 3,500ccの四輪駆動 、及び2018年から認められた前輪駆動車で争われる。このクラスはベース車両の少なさもあり、長年にわたり、三菱・ランサーエボリューション とスバル・インプレッサ 及びスバル・WRX の2車種による戦いが続いている。
2008年 以降インプレッサはスポット参戦となり、事実上ランサーエボリューションのワンメイク 状態になり2006年から2012年までランサーがチャンピオンを獲得する状況であったが、2011年にスバルからWRX STI(GVB型)が発売されると、唯一スポットながらスバル車で参戦していた東和インテックレーシング が2012年からフル参戦を開始、たった一台のWRXでの参戦ながら翌2013年には2005年以来のクラスチャンピオンに輝き、以降2019年まで連覇した。2015年にはランサーエボリューションの生産終了によりワンメイク化が危惧されたが、2018年から前輪駆動車がST-2クラスに変更されたことからノプロが2017年にST-3クラスで走らせていたディーゼル+FFグレードのマツダ・アクセラ スポーツを投入。2019年からはFK8型ホンダ・シビックタイプR がスポット参戦という形で参戦。2020年にはトヨタ・GRヤリス も登場し、デビュー年に王者を獲得した事で、徐々に勢力図に変化が起き始めている。2022年より、GR86/BRZの販売に伴い排気量下限が2,400ccまで変更になった。
ST-3
排気量が2,401 - 3,500ccの後輪駆動車で争われる。2003年以降は登場したフェアレディZが圧倒的な強さを誇っており、ホンダ・NSX 、BMW・M3 、マツダ・RX-7 らが戦いを挑んでいた。2010年からは日産・フェアレディZ(Z34) がウエイト ハンデ を搭載するなどの条件で特認[ 24] を受け、本クラスへの参戦を認められた[ 25] 。本来は欧州を含め該当車両は決して少ないわけではなく、国産車でも2011年にはレクサス・IS 、2012年にはレクサス・GS が、2015年にはトヨタ・マークX とレクサス・RC 、2020年にはトヨタ・クラウン と数年おきに新たなトヨタ/レクサス車が投入されているが、ベース車両自体が貴重になっているという状況もあり、参加台数が慢性的に少ないという根本的な問題は解決していない。2020年現在ではフェアレディZとクラウンRS、RC350のみになっている。
2022年度よりGR86/BRZの販売に伴い、下限排気量が変更された。
ST-4
排気量が1,501 - 2,400cc(駆動方式は問わない)の車で争われる。2006年までは事実上ホンダ・インテグラタイプR のワンメイク状態となっていたが、2007年には新たにホンダ・シビックタイプR (FD2型4Door)が参戦を始めた。また2009年からホンダ・S2000 が特認車両という形で、2010年にはホンダ・シビックタイプR の欧州仕様が参戦した。近年このクラスに該当する車種が年々減少傾向にあったが、2012年より発売されたトヨタ・86 とスバル・BRZ がそれぞれ2012年(前者)、2014年(後者)に参戦を開始し、さらにフィアット・500 をベースにしたアバルト695アセットコルセと同車のチューニングを行うG-Techが、コンプリートカーG-Tech Sportster GT/Rでそれぞれ2013年(前者)と2014年(後者)に、2014年にはヴィッツベースのTOYOTA Vitz GRMN ターボ[ 26] の参戦もあって、2014年のエントリーのうち同クラスの参加台数が19~23台とレースの大半を占めるまで増加した。しかし86が猛威を振るうようになると、徐々にバラエティが少なくなっていき、2023年はGR86とNDロードスターRFのみとなった。
2022年より、GR86/BRZの販売に伴い排気量上限が2,400ccまで変更になった。
ST4車両の例 Y's distraction 86
ST4車両の例 ABARTH 695 Asseto Corse
ST4車両の例 村上モータースMAZDAロードスター
ST4クラス車両の例 EXPRIDE G-Tech Sportster GT/R
ST-5
排気量が1,500cc以下(駆動方式は問わない)の車で争われる。このクラスのみ「過去10年以内に生産されている車」という規定がある、2022年シーズンでは2011年12月末までに新車として生産されていた車のみが使用可能。
2010年シーズンはトヨタ・ヴィッツ だけが参戦する状況だったが、2011年の第3戦・富士戦から、三重県に本拠を置く「バースレーシングプロジェクト(BRP)」からホンダ・フィット が参戦[ 27] 。2012年はこの2台に加えマツダ・デミオ が2台参加。2021年は全体的には特認車であるマツダ・ロードスター が多いものの、前輪駆動と後輪駆動がバランス良く混ざっており、車種のバラエティも多く最下級といえど見ごたえのあるクラスである。
ST-1クラス以下の5クラスは、規定により7台未満(2014年より)の出走の場合は上のクラスに統合される。ST5はST4に、ST4はST3に、ST3はST2に、ST2はST1に、ST1の場合はクラス不成立となるが、大会において総合順位での賞が設定されていれば参加できる。
かつて存在したクラス
ST5(グループNプラスクラス)
2005年まで存在したカテゴリ。排気量が2,000cc以下(駆動方式は問わない)という制限はST4と同じだが、ヨーロッパ で盛んになっていたグループNの追加改造版、つまりNにプラス改造、という意味で「Nプラス(改造)」と名づけられている。当時はトヨタ・アルテッツァ 、ホンダ・インテグラタイプRやホンダ・アコード などが参戦し、ヨーロッパなどとの国際交流を目指していたが、日本国内の市場動向とヨーロッパの改造規定とが大きく方向を異にしてきた事から、当初の目的は達したとのことで2005年をもってST5は終了した。基本的に改造内容はFIAスーパー2000 規定が元である。
STS(ST-スポーツクラス)
実質的に2006年のみ存在したカテゴリー。排気量2,000cc以下の2座席車両によって争われていた。想定されたマシンは、2005年までST3クラスで勝負権の薄かったホンダ・S2000 、同年にスポット参戦したロータス・エキシージ 、またパーティーレースなどで活躍しているマツダ・ロードスター など。ただエントリーは各レース2 - 3台程度にとどまった。2007年度からは排気量の上限が2,200ccに変更されたが、結局年間を通じてエントリーは1台もなく、同年をもって消滅した。
ST-A
2011年より、スーパー耐久のイベント内で新たにワンメイク車両のクラスを設定できるようにしたもの。新たにワンメイクレースを立ち上げようとする主催者を支援する目的で設置され、クラス名称の「A」は「Assist」の意味。対象は原則として現行販売車両で、台数は5台~10台程度を原則とする。実際のクラス名称は対象となる車両ごとに別々のものとなる[ 16] 。ただし実際にこのクラスに該当する車両の参戦はなく事実上企画倒れに終わり、2013年限りでレギュレーションからも消滅した。
開催スケジュール
2025年シーズン
開催日
開催サーキット
参加クラス
決勝レース時間
備考
第1戦
3月22日~23日
モビリティリゾートもてぎ
第2戦
4月26日~27日
鈴鹿サーキット
第3戦
5月30日~6月1日
富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
全クラス
24時間
夜間走行あり
第4戦
7月5日~6日
スポーツランドSUGO
クラス別2レース制
第5戦
7月26日~27日
オートポリス
第6戦
10月25日~26日
岡山国際サーキット
クラス別2レース制
第7戦
11月15日~16日
富士スピードウェイ
2024年シーズン
開催日
開催サーキット
参加クラス
決勝レース時間
備考
第1戦
4月20日(グループ2)
スポーツランドSUGO
ST-Z,ST-1,ST-5,ST-Qの一部
各日4時間
クラス別2レース制、共に予選・決勝は同日 ST-Qは3台ずつに分けて実施
4月21日(グループ1)
ST-X,ST-2,ST-3,ST-4,ST-Qの一部
第2戦
5月24日(予選) 25日 - 26日(決勝)
富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
全クラス
24時間
夜間走行あり
第3戦
7月27日 - 28日
オートポリス
ST-X,ST-Z,ST-Q,ST-TCR ST-1,ST-2,ST-4
5時間
第4戦
9月7日 - 8日
モビリティリゾートもてぎ
ST-2を除く全クラス
5時間
第5戦
9月28日 - 29日
鈴鹿サーキット
ST-4を除く全クラス
5時間
第6戦
10月26日 - 27日
岡山国際サーキット
午前(グループ2):ST-3,ST-4,ST-5,ST-Qの一部 午後(グループ1):ST-X,ST-Z,ST-TCR,ST-1,ST-2,ST-Qの一部
各3時間
クラス別2レース制 ST-Qは2台ずつに分かれて実施
第7戦
11月16日 - 17日
富士スピードウェイ
全クラス
4時間
2023年シーズン
開催日
開催サーキット
参加クラス
決勝レース時間
備考
第1戦
3月18日 - 19日
鈴鹿サーキット
全クラス
5時間
第2戦
5月26日 - 28日
富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
全クラス
24時間
夜間走行あり ドライタイヤはブリヂストン 、ウエットタイヤはハンコック
第3戦
7月8日 - 9日
スポーツランドSUGO
午前(グループ2):ST-4,ST-5,ST-Qの一部 午後(グループ1):ST-X,ST-Z,ST-1,ST-2,ST-Qの一部
各3時間
クラス別2レース制 ST-Qは2台ずつに分けて実施
第4戦
7月29日 - 30日
オートポリス
ST-1及びST-4を除く全クラス
5時間
第5戦
9月2日 - 3日
モビリティリゾートもてぎ
ST-5を除く全クラス
5時間
第6戦
10月21日 - 22日
岡山国際サーキット
午前(グループ2):ST-3,ST-4,ST-5,ST-Qの一部 午後(グループ1):ST-X,ST-Z,ST-TCR,ST-1,ST-Qの一部
各3時間
クラス別2レース制 ST-Qは午前3台・午後1台に分かれて実施
第7戦
11月11日 - 12日
富士スピードウェイ
全クラス
4時間
2022年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
3月19日 - 20日
鈴鹿サーキット
第2戦
6月3日 - 5日
富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第3戦
7月9日 - 10日
スポーツランドSUGO
第4戦
7月30日 - 31日
オートポリス
第5戦
9月3日 - 4日
モビリティリゾートもてぎ
第6戦
10月15日 - 16日
岡山国際サーキット
第7戦
11月26日 - 27日
鈴鹿サーキット
2021年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
3月20日 - 21日
ツインリンクもてぎ
第2戦
4月17日 - 18日
スポーツランドSUGO
第3戦
5月21日 - 23日
富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第4戦
7月31日 - 8月1日
オートポリス
第5戦
9月18日 - 19日
鈴鹿サーキット
第6戦
11月13日 - 14日
岡山国際サーキット
2020年シーズン
2020年シーズンは、2019年新型コロナウイルス の影響から、当初発表された日程から大幅に変更されることになった。また2021年1月23日に開催予定となっていた最終戦は感染拡大により中止に[ 28] 、第5戦までのランキングでシリーズチャンピオンが決定することになった[ 29] 。
2019年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
3月23日 - 24日
鈴鹿サーキット
第2戦
4月27日 - 28日
スポーツランドSUGO
第3戦
5月31日 - 6月2日
富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第4戦
7月20日 - 21日
オートポリス
第5戦
9月14日 - 15日
ツインリンクもてぎ
第6戦
11月9日 - 10日
岡山国際サーキット
2018年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
3月31日 - 4月1日
鈴鹿サーキット
第2戦
4月28日 - 29日
スポーツランドSUGO
第3戦
5月31日 - 6月3日
富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第4戦
7月14日 - 15日
オートポリス
第5戦
9月22日 - 23日
ツインリンクもてぎ
第6戦
11月3日 - 4日
岡山国際サーキット
2017年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
4月1日 - 2日
ツインリンクもてぎ
第2戦
4月29日 - 30日
スポーツランドSUGO
第3戦
6月10日 - 11日
鈴鹿サーキット
第4戦
7月15日 - 16日
オートポリス
第5戦
9月2日 - 3日
富士スピードウェイ
第6戦
10月14日 - 15日
岡山国際サーキット
2016年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
4月2日 - 3日
ツインリンクもてぎ
第2戦
5月14日 - 15日
スポーツランドSUGO
第3戦
6月11日 - 12日
鈴鹿サーキット
第4戦
9月3日 - 4日
富士スピードウェイ
第5戦
10月22日 - 23日
岡山国際サーキット
第6戦
11月19日 - 20日
オートポリス
2015年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
3月28日 - 29日
ツインリンクもてぎ
第2戦
5月23日 - 24日
スポーツランドSUGO
第3戦
7月4日 - 5日
富士スピードウェイ
第4戦
8月1日 - 2日
オートポリス
第5戦
9月5日 - 6日
岡山国際サーキット
第6戦
10月24日 - 25日
鈴鹿サーキット
2014年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
3月29日 - 30日
ツインリンクもてぎ
第2戦
5月24日 - 25日
スポーツランドSUGO
第3戦
7月26日 - 27日
富士スピードウェイ
第4戦
9月6日 - 7日
岡山国際サーキット
第5戦
10月25日 - 26日
鈴鹿サーキット
第6戦
11月8日 - 9日
オートポリス
2013年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
4月19日 - 21日
スポーツランドSUGO
第2戦
5月25日 - 26日
インジェ・スピーディウム
第3戦
7月19日 - 21日
ツインリンクもてぎ
第4戦
8月10日 - 11日
富士スピードウェイ
第5戦
8月31日 - 9月1日
岡山国際サーキット
第6戦
9月21日 - 22日
鈴鹿サーキット
第7戦
11月9日 - 10日
オートポリス
2012年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
3月24日・25日
富士スピードウェイ
第2戦
4月28日・29日
ツインリンクもてぎ
第3戦
5月19日・20日
スポーツランドSUGO
第4戦
8月25日・26日
岡山国際サーキット
8月30日・9月1日
セパン・インターナショナル・サーキット ※ST-GT3クラスのみ
第5戦
10月20日・21日
鈴鹿サーキット
第6戦
11月10日・11日
オートポリス
2011年シーズン
2011年シーズンは、同年3月に発生した東北地方太平洋沖地震 の影響などから、当初発表された日程が大幅に変更されたため、変更前[ 30] と変更後[ 31] の日程を併記する。またその後も福島第一原子力発電所事故 の影響から中国ラウンドが事実上中止されるなど[ 32] 、断続的に日程変更が発表されている。
2010年シーズン
開催日
開催サーキット
第1戦
3月27日・28日
ツインリンクもてぎ
第2戦
5月8日・9日
スポーツランドSUGO
第3戦
5月29日・30日
鈴鹿サーキット
第4戦
6月26日・27日
富士スピードウェイ
Special Stage
8月5日 - 7日
セパン・インターナショナル・サーキット
第5戦
9月4日・5日
岡山国際サーキット
第6戦
10月16日・17日
仙台ハイランドレースウェイ
第7戦
11月26日・27日(28日は予備日)
ツインリンクもてぎ・スーパースピードウェイ
2009年シーズン
開催日
開催サーキット
公開テスト
3月15日
ツインリンクもてぎ
第1戦
3月28日・29日
ツインリンクもてぎ
第2戦
5月9日・10日
スポーツランドSUGO
第3戦
6月6日・7日
鈴鹿サーキット
第4戦
7月18日・19日
十勝インターナショナルスピードウェイ (十勝24時間レース )[ 33]
第5戦
8月1日・2日
富士スピードウェイ
第6戦
9月5日・6日
岡山国際サーキット
第7戦
10月10日・11日
仙台ハイランドレースウェイ
第8戦
11月28日・29日(29日は予備日)
ツインリンクもてぎ・スーパースピードウェイ
2008年シーズン
開催日
開催サーキット
公開テスト
3月23日
ツインリンクもてぎ
第1戦
4月26日・27日
鈴鹿サーキット
第2戦
5月17日・18日
仙台ハイランドレースウェイ
第3戦
6月14日・15日
富士スピードウェイ
第4戦
7月19日 - 21日
十勝インターナショナルスピードウェイ(十勝24時間レース)
第5戦
9月6・7日
岡山国際サーキット
第6戦
11月1・2日
スポーツランドSUGO
第7戦
11月15・16日
ツインリンクもてぎ[ 34]
2007年シーズン
開催日
開催サーキット
公開テスト
3月20日
鈴鹿サーキット
第1戦
4月21日・22日
仙台ハイランドレースウェイ
第2戦
5月12日・13日
鈴鹿サーキット
第3戦
7月14日・16日
十勝インターナショナルスピードウェイ(十勝24時間レース)
第4戦
8月4日・5日
富士スピードウェイ
第5戦
9月1日・2日
岡山国際サーキット
第6戦
10月27日・28日
スポーツランドSUGO
第7戦
11月10日・11日
ツインリンクもてぎ
2006年シーズン
開催日
開催サーキット
公開テスト
3月23日
鈴鹿サーキット
第1戦
4月22日・23日
仙台ハイランドレースウェイ
第2戦
5月20日・21日
鈴鹿サーキット
第3戦
7月15日 - 17日
十勝インターナショナルスピードウェイ(十勝24時間レース)
第4戦
8月5日・6日
富士スピードウェイ
第5戦
9月2日・3日
岡山国際サーキット
第6戦
9月30日・10月1日
スポーツランドSUGO
第7戦
11月11日・12日
ツインリンクもてぎ
イメージガール
スーパー耐久のイメージガールは、毎年ユニットを結成し、レースのPR活動やオリジナルソングの発表などを行っている。かつては「Super Girls 」(スーパーガールズ)と称していた。2016年から2021年までは、本シリーズにも参戦している「D'station Racing」のレースクイーン である「D'station フレッシュエンジェルズ」が、シリーズ全体のイメージガールを兼任する形となっていた。
脚注
関連項目
外部リンク
代表取締役:原田盟章(敦洋) スタイルコーポレーション (STYLE CO.) 業務提携(いずれもJ-OFFICE所属) 所属者ユニット(いずれも過去) 関連項目
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