GP3・シリーズ(ジーピースリー・シリーズ、英語: GP3 Series)又はGP3は、2010年から2018年まで開催されていた、フォーミュラカーによるワンメイクレースのモータースポーツシリーズである。
概要
GP2の運営者であるブルーノ・ミッシェルがGP2直下のカテゴリとして発足させたカテゴリ[1]であり、フォーミュラ1(F1)のサポートレースとGP2との同時開催という形で開催される[2]。
また、GP3の構想が提唱された時にインターナショナル・フォーミュラ・マスターが名称を変更しGP3として発足すると言われていたが、それとは別のシリーズとして発足した。
2018年3月、同年末を持ってFIA F3選手権に統合されることが発表された[3]。
マシン
マシンはワンメイクで、すべてのチームが同じマシンを使用する。
ダラーラ・GP3/10
2010年のシリーズ開始から2012年まで使用されたマシン。
- モノコック
- ダラーラ製カーボン/アルミハニカムモノコック。
- サスペンション
- スチール製プッシュロッド式ダブルウイッシュボーン。
- エンジン
- ルノー・スポール製2.0リッター直列4気筒ターボエンジン。ターボチャージャーはボルグワーナー製。最高出力は280ps/6500rpm。
- トランスミッション
- ヒューランド製6速+Rセミオートマチックトランスミッション(セミAT)。
- タイヤ
- ピレリ製。
ダラーラ・GP3/13
2013年シーズンから2015年まで使用されたマシン。エンジン出力は400psに引き上げられ、先代マシンと比べて2~3秒程度のタイムアップを果たした。
- モノコック
- ダラーラ製カーボン/アルミハニカムモノコック。
- サスペンション
- スチール製プッシュロッド式ダブルウイッシュボーン。
- エンジン
- AER製P57・3.4リッターV型6気筒自然吸気エンジン。
- トランスミッション
- ヒューランド製6速+RセミAT。
- タイヤ
- ピレリ製。
ダラーラ・GP3/16
2016年シーズンから使用されているマシン。2019年まで使用される予定。2017年シーズンからはDRSの導入が予定されている。
- モノコック
- ダラーラ製カーボン/アルミハニカムモノコック。
- サスペンション
- スチール製プッシュロッド式ダブルウイッシュボーン。
- エンジン
- メカクローム製3.4リッターV型6気筒自然吸気エンジン。全チームのエンジンがテオス・エンジニアリングによってメンテナンスされる。
- トランスミッション
- ヒューランド製6速+RセミAT。
- タイヤ
- ピレリ製。
シリーズチャンピオン
主なシリーズ参戦ドライバー
関連項目
脚注
外部リンク